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【阪神】ダメスカウトばかりではない!田中秀太・中尾両スカウトの『眼力』

最終更新:2015年10月23日
ドラフトについても何度か書いているが2014年のドラフトつまり今年のルーキー達を獲得したスカウト陣の眼力には、素晴らしいものがあった。

今回はダメスカウト揃いと言われるタイガーススカウト陣の中から、面白い選手を獲得する眼力と行動力をもった2人のスカウトを紹介したい。

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田中秀太スカウト

まず、九州担当の田中秀太スカウト。

現役時代は、どちらかというと「いじられキャラ」というか、星野元監督には事あるごとに「秀太この野郎!」と怒鳴られ放し。

下柳先発の試合では、2度もエラーをしてしまい、あの有名な「シモさんブチキレグラブ叩付け事件」の元となり、野球センスは感じるものの、どちらかというと守備固め、代走として便利屋さん的起用が多い選手であった。

現役引退後は、名門「熊本工業」出身のコネクションを活かし、中谷、松田を獲得、去年のドラフトでは横田慎太郎、梅野隆太郎の入団を担当している。

もちろん田中スカウト一人で、人選から入団まですべてを仕切っている訳ではないが、特に他球団が上背のない梅野の指名を回避する中、4位で獲得し、1年目からほぼレギュラーを張っていること、その前の松田も既に中継ぎとして欠かせない存在になっていることは、田中スカウトの「眼力」の高さを感じさせる。

梅野は2015年シーズン、開幕前に和田前監督から「今季は正捕手」宣言をされながらも、勝ちに行く(結局勝てなかったが)方針に転換する中、ベテランの鶴岡、藤井にマスクを譲る形になってしまったのは残念だ。

中谷は、2015年4月辺りから長打を捨て、ウエスタンで3割を大きく超える数字をアベレージを残し、古屋前二軍監督から「早く上に上げてくれ」という打診が何度もあったが、上に上がった時には既に打撃は下降線を辿っており、依然として、1軍、2軍の風通しの悪さも露呈した。

そして、中谷にはまだまだ長打を捨てさせずに、大砲候補として育成するべきでもあった。

松田も、故障から帰ってきた今季、上げては落とされを繰り返し、非常に中途半端な起用で、呉昇桓(オ・スンファン)後のストッパー候補としては、依然目処が立たない状況。

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東日本担当の中尾スカウト


打てる捕手として、中日、巨人、西武といった強豪チームを渡り歩き、阪神のコーチを経てスカウトへ転身した中尾スカウト。

国士舘大学へ当初は他の投手目当てにスカウトに行くも、当時3年生の「岩崎」を見て一目惚れ。

球の出所が見にくい腕の振り、球持ちの良さ、ポーカーフェイスの性格の強さ等、岩崎が持っているものをすべて把握していた様だ。

他球団が総じて低評価の中、ドラフト中は「なんとか残っていれくれ」と祈っていたという。

本来、去年のドラフトは5位の山本の指名で終了の予定だったそうだが、中尾スカウトが「なんとか岩崎を指名させてくれ」とお願いして、6位で獲得出来たそうだ。

現在の山本と岩崎の立ち位置の違い。打線の援護に余りにも恵まれないながらも「5番手投手」になりつつある岩崎。

中尾さんの「捕手」としての「眼力」とドラフト時の粘りがなかったら「阪神・岩崎」は無かった訳で、岩崎の今年の活躍を見るに、中尾さんのスカウティングを高く評価したい。


総じてタイガースのドラフトは、下位で獲れる選手を上位指名したり、スカウトの見る目がなさ過ぎると十把一絡げで批判されているが、しっかりした眼力で担当地域を足繁く通い、将来性のある選手、欠点はあるが一芸に秀でた選手を見出しているスカウトもいるということ。

そのスカウトの声が編成トップまで届かなかったり、獲得を見送ってしまうことが多すぎること。

そして、ほとんど育成をする力がないこと。育ってきても1、2軍の風通しが悪く、その選手の千載一遇のチャンスを潰してしまっていることも、阪神のスカウトはダメスカウトばかりという批判を受ける要因であろう。

金本新監督体制になり、二軍は掛布監督。金本監督直々に就任依頼の電話を掛けた際に掛布氏からは「必ず風通しだけは、良くしておこう」というコメントがあったという。

解説を務めていたファーム中継でも、何度か「この選手は今、上に上げて欲しい」というコメントを何度か発していた。

打撃コーディネーターとして、掛布氏は相当歯がゆい思いをしてきたに違いない。

今後は、スカウト、フロント、ベンチの一体性が増してくるであろうし、増してこない様ではダメだ。

まずは、これまでに獲得した有望株の育成に期待し、1人でも多く戦力となっていくことを期待したい。

そして今後のドラフトでも「おっ!」と思わせる様な「面白い選手」「隠し球」の獲得に期待したい。

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