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岡田監督就任を阻む「球団に再び巣くう 悪しきぬるま湯体質」

再び2位争いにも戦線復帰し、和田監督の去就問題も少し落ち着いている

感のあるタイガースだが「産経新聞・電子版」「サンスポ.COM」に

気になる記事があったので、引用させて頂く。

 


【ベテラン記者のデイリーコラム・「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】「岡田の再登板…どや?」オーナーの本音と、和田監督進退めぐる舞台裏(1/4ページ) - MSN産経west

 

監督人選が「専権事項」である坂井オーナーの意向です。本来なら、それこそ即決で和田監督の契約終了、岡田新監督へ移行するのが当然ですよね。しかし、オール阪神では岡田新監督では一本化できていないのです。どうして? なぜ? 

ある球団関係者がその実情を明らかにしたのです。 

「実はな。球団首脳の岡田彰布氏に対するアレルギー反応が凄いんだよ。中村GMを始め、岡田氏に距離を置く関係者が複数いる。それは電鉄本社の首脳や幹部のなかにもいるんだ。オーナーは岡田だろうけど、反対意見もかなりあって、オーナーもごり押しできない空気があるんだ。実際はオーナーが最高決定権を持っているのだから、『岡田でいけ!』と言ってしまえば、それで決まりなんだけどね。だから、和田の続投を含めて答えが出せないんだ」

5年間の監督生活を含めて、選手時代からコーチ時代、二軍監督時代と岡田氏はまさにタイガースの歴史とともに歩んだ人です。それだけにチーム愛は凄く、タイガースのためには歯に衣着せぬ発言も多かったんですね。特に監督時代は球団幹部と“意見対決”するような場面も多々ありました。さまざまな球団内の人間との間に“シコリ”が残っているとも噂されていますね。

(中略)

岡田監督が2008年に辞任して以降、真弓監督-和田監督がそれぞれ3年、チームを率いました。2人とも、どちらかと言えば、調整型のリーダーで、激しさや厳しさを表に出さないタイプでした。逆に岡田氏は言いたいことはズケズケと言うタイプです。球団内部のアレルギーもそうした性格を知るからこそ、なのですが、他にない突進力や奇抜な発想力、卓越した野球観は岡田氏が一番ありますね。坂井オーナーが“恋心”を抱くのも、現状を打破できる突破力が、岡田氏ならあると思うからでしょう。

 

長い引用になり恐縮だが、どうやら和田留任なのか、岡田監督復帰なのか?

 

煮え切らないのは、チーム状況や報道自粛だけでなく、上記の様なことも

関係しているらしい。

 

ただ球団として、ズケズケもの申し、激しさを表に出す、

扱いにくい岡田氏より、真弓-和田と来た、扱い易い監督がいいという

球団の大勢を占める意見が本当であれば、事なかれ主義のぬるま湯体質が

また球団に染みついてしまったなと、思わざるを得ない。

 

星野-岡田と続いた2人は、例え争いになっても、言うべきことは言う

球団にも、もの申す型の監督であり、現にこの2人の監督時は、

優勝もしている。

 

岡田氏が著書「そらそうよ」でも書かれている様に、監督がいざ試合と

なって采配で出来ることなど限られており、自分のやろうとしている

野球に対し、準備段階としてコーチ・スタッフの人選、補強・ドラフト等々、

どれだけ球団とやり合えるか?ということが非常に重要となってくる。

 

それを球団としては、言うことを聞いてくれる、余り波風を立てない

監督の方がいいと言うのであれば、球団フロントも含めた闘う集団と

しての「阪神タイガース」は何処へ行ってしまったのか?

 

扱い易い人材=優秀な人材でないことは自明の理だ。

 

和田監督も岡田元監督も個人的に好きなだけに、監督交代となると複雑な

心境ではあるが「闘う集団」としての気構えを忘れた球団に対し、

モノ言える人ということになれば「岡田監督」の就任を望みたい。

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