PGAツアー「クラウンプラザ インビテーショナル2015」初日、難コースのコロニアルCCで石川遼が自身初の首位発進!
悪天候でスタートが大幅に遅れた今大会で、石川遼が怒濤のバーディーラッシュ。6バーディーノーボギーの「64」PGAツアーでは、自身初の初日首位でのホールアウト。
「プレーヤーズ選手権」で飛躍を魅せた石川「クラウンプラザ」でも「強気の石川」が戻ってきた。
先の「プレーヤーズ選手権」で、初日自身初の首位発進を決めたのは、松山英樹。しかし、2日目にスコアを落とす中、優勝争いに名乗りを挙げたのは、石川。松山が伸び悩む中、石川は大躍進を魅せ、今季初のトップ10フィニッシュ。
ここで何かを掴み、今後の飛躍が期待されたが、次戦「ウェルズファーゴ選手権」では無念の予選落ち。
今大会から松山が2大会欠場を決めており、日本人唯一の出場となった石川には「プレーヤーズ選手権」の活躍がフロックでなかったことを証明することと、来季のシード権を固めに行くという強い決意を持って臨む大会。
PGAの公式リリースでは、当初悪天候のため、1時間スタートを遅らせるという発表でしたが、天候はなかなか回復せず、結局、石川遼は2時間40分遅れでのスタート。
INスタートの石川は、10番~12番はパーセーブ。
迎えた13番190Y池越えのPAR3。
ティーショットはピンまで約2.7mまで寄せ、これを沈めバーディー奪取。
14番、15番も連続パーセーブ。
16番192YPAR3。
ティーショットをピン約3.4mに着け、ここもバーディー奪取。
そして、2アンダーで迎えた17番387YPAR4。
ティーショットはフェアウェイバンカーへ。残り142Y。
セカンドはグリーン左へ逸れ、残り約6.4m。
ここで石川は見事なチップインバーディーを魅せ、2連続バーディーで3アンダー。
【石川遼 17番 チップインバーディー 映像】
(映像:PGA公式HPより)
18番はパーセーブで、3バーディーノーボギーでの折り返し。
ここまでノーボギーで、スコアを崩していないことと、ショットの精度の高さが目立つ。
後半スタート1番565YPAR5。
ティーショットを再びフェアウェイバンカーへ入れてしまうも、
3打目を見事ピン側約60cmに着けるショットで、バーディー。
これで、4アンダーまでスコアを伸ばす。
2番~7番は連続パーセーブで、1つもスコアを落とさず迎えた最終上がりの2ホール。
8番194YPAR3。
ティーショットをピン約3.4mに着け、パットをしっかり沈めバーディー奪取。
このバーディーで、5アンダー。
最終9番407YPAR4。
セカンドショットは、ピン約8.8mと距離を残すも2オン。
しかし、好調に石川はこの長いパットを沈め、連続バーディーフィニッシュ。
初日の石川は、6バーディー、ノーボギー「64」(パー70)の6アンダー、ジョーダン・スピース、ケビン・ナらと並び、首位タイでホールアウト。(暫定)
【石川遼 17番 チップインバーディー他 映像】
youtu.be
(映像:ゴルフネットワーク)
コロニアルCCは、ショットメーカー有利のコースで、ここまで石川は非常に相性が悪く、過去3大会で予選落ち2回、70位タイが1回。
しかも、悪天候で2時間40分も遅れてスタートする、最悪のコンディションの中、後半スコア上がりの2ホールで、連続バーディーを獲ったことは、非常に大きい。
初日のスタッツ(データ)は、フェアウェイキープ率は42.86%と決して良い数字ではない。パーオン率は61.11%で、アイアンショットでカバー。そして、ストロークゲインド パッティング(パッティングのスコアに対する貢献度)は3.146と素晴らしい数字を挙げている。
特にショートホール3ホールでは、すべてピンに絡むショットで、バーディーを決めており、アイアンショットの好調さと何よりパッティングの好調さが見られるのは、この難コースをねじ伏せられる可能性を魅せた。
2日目以降、石川が好調を維持出来るか?相性の悪さを打破出来るか?注目が集まる。
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