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【速報動画】マクラーレンは100周超え!2016第1回F1バルセロナテスト2日目!改善されたデプロイメントとは?

2016年F1第1回バルセロナ合同テスト2日目、マクラーレン・ホンダはアロンソがテストを担当。初日を担当したバトンはPUのデプロイメントは飛躍的に改善されたことを強調。アロンソはどう感じるのか?

また、ホンダは、噂のあったホンダF1新井プロジェクトリーダーが退任し、長谷川祐介氏が総責任者に就任することを発表。改めて、マクラーレンとホンダの密接な関係を構築し直し、早く闘えるマシンとPUに仕上げるべく、新体制で2016シーズンに臨みます!

今回は、改善されたホンダPUのERS・回生エネルギーシステム・デプロイメントについても解説します!

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初日テスト バトンのコメント

初日、テストドライブを担当したジェイソン・バトンは「今日一番驚いたのは、デプロイが大きく改善されていたことだ。1日を通して安定して働いていたし、ロングランでも機能していた。デプロイが改善されたおかげで、マシンの他の弱点も明確になり、今後はマシンをより早く進化させていくことができるだろう」と、ホンダパワーユニットが相当の進化を遂げていることをコメント。

ホンダが抱えていたデプロイメント問題とは?

昨季、ホンダPUは、ERS(エネルギー回生システム)の熱エネルギー回生・MGU-Hのデプロイメント(配分システム)に問題を抱え、MGU-Hからのパワーアシストを運動エネルギー回生・MGU-Kに上手く配分出来ずにいました。

運動エネルギー回生システム・MGU-Kには1周あたりの最大回生量が制限で決まっており、フル出力で、約33秒、120kW(約160PS)のパワーアシストが可能です。

そこで制限の無い、熱エネルギー回生システム・MGU-Hの蓄積したエネルギーをMGU-Kに配分(デプロイメント)すれば、33秒を超えて160馬力をアシストすることが出来ます。

しかし、昨季はこの配分が上手く行かず、特にパワーを要する高速サーキットでは、早くデプロイメントを使い果たしてしまい、ライバルより160PS低い状態での走行を余儀なくされ、簡単に抜かれてしまうシーンが多く見られました。

元々のエンジン性能で、トップのメルセデスと40~50PSは劣っており、計200PS以上低い出力で、最高速度で約45キロの差が付き、アシストが少ないことによる燃費性能が低いという問題も抱えていました。


その一番の懸念材料であったデプロイメントが今回のテストで、大幅に改善されており、闘えるPUになりつつあることを、バトンが示唆しています。

まだまだテスト初期段階で、ラップタイムも差がありますが、この問題が解決されつつあることは、今後、本当の意味でのPUの熟成に入ることが出来ることになります。

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2016バルセロナテスト 2日目

午前

2日目のテストは、マクラーレンはアロンソ、メルセデスはロズベルグ、フェラーリは昨日に続きベッテルが担当しました。

マクラーレン・ホンダは、快調に周回を重ねるも、ラップタイムは伸びず。

昨日に続き、フェラーリ・ベッテルは午前中最速タイムを計測し、唯一1分22秒台でトップ。

メルセデスは、タイムよりも周回数を重ね、データの収集に余念が無い様子でした。

アロンソは、午前中のタイムでは10番手も1レース分の71周を走り、周回数のみでは、メルセデスに次ぐ2番手。

ホンダPUの耐久性・信頼性を証明する形となりました。

マクラーレン・ホンダMP4-31走行映像
www.skysports.com

メルセデス W07走行映像
www.skysports.com

2日目テスト 午前タイム

P Driver Team Time Rap
1 Vettel Ferrari 1:22.810 46
2 Ricciardo Red Bull 1:23.525 58
3 Rosberg Mercedes 1:24.867 81
4 Perez Force India 1:25.692 48
5 Ericsson Sauber 1:25.734 49
6 Bottas Williams 1:25.872 56
7 Wehrlein Manor 1:25.925 36
8 Palmer Renault 1:26.189 41
9 Gutierrez Haas 1:26.931 32
10 Alonso McLaren 1:27.198 71
11 Verstappen Toro Rosso 1:27.346 59

午後

マクラーレンとルノーのバトル?映像


トロロッソ・フェルスタッペン走行映像


マクラーレン・アロンソ ピットアウト映像





午後に入り、アロンソは1:26.082のタイムを出し、午前より約1秒縮めるも、データ収集を重視?し、トップ・ベッテルとは約3秒差。

そのベッテルもタイムの更新はなく、メルセデス・ロズベルグもタイム更新はなく、ひたすらロングランに徹し、172周をこなしました。

早々に1:22.810のタイムを出していたベッテルは、126周のロングラン。

マクラーレン・ホンダも100周を超え、119周で周回数では5位となっています。(タイムでは9位)

また、この日は11チーム中8チームが100周超えのロングランを敢行しました。

2日目テスト終了目前にターン3で、ベッテルがコース上でストップし、赤旗中断。そのまま2日目のテストは終了。

テスト終了後のアロンソは「ニューマシンは、期待以上に進歩しており、今季に明るい見通しが立ちそうだ」とコメントしています。

まだこの段階ではタイムよりも周回数を重ね、フィードバックして行くことが重要で、その意味では、ラップを重ねるマクラーレン・ホンダMP4-31は、順調に来ていると評価出来ます。

明日は、再びバトンがテスト担当。フェラーリは初登場ライコネン、メルセデスはハミルトンが担当予定です。

2日目 総合周回数ランク

Rosberg, 172
Bottas, 134
Vettel, 126
Verstappen, 121
Alonso, 119
Ricciardo, 112
Ericsson, 108
Perez, 101
Gutierrez, 79
Wehrlein, 71
Palmer, 42

2日目テスト 総合結果

P Driver Team Time Rap
1 Vettel Ferrari 1:22.810 126
2 Ricciardo Red Bull 1:23.525 112
3 Perez Force India 1:23.650 101
4 Rosberg Mercedes 1:24.867 172
5 Ericsson Sauber 1:25.237 108
6 Gutierrez Haas 1:25.524 79
7 Bottas Williams 1:25.648 134
8 Wehrlein Manor 1:25.925 71
9 Alonso McLaren 1:26.082 119
10 Palmer Renault 1:26.189 42
11 Verstappen Toro Rosso 1:26.539 121


(F1バルセロナテスト2016 参加チーム全画像 走行映像 テスト担当日程)
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(F1バルセロナテスト2016 1回目初日の模様)
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