144回を迎える伝統と格式ある「全英オープンゴルフ2015」「The Open」でも最高の地「セントアンドリュース」で開催される今年の大会。
松山英樹はジョーダン･スピース、ダスティン･ジョンソンというこれまた最高のペアリング･組合せで、優勝予想も5番手という高評価の中、メジャー初制覇を懸けて熾烈な闘いに挑みます。
そんな松山英樹の大会直前インタビューの模様をご紹介します。
松山英樹は前回出場18位で終えた「全米オープンゴルフ2015」から中３週を空け、休養と練習に充て、満を持して「全英オープン」に臨んできました。
前述の通り予選ラウンドは、年間グランドスラムが懸かる世界ランキング2位のジョーダン･スピース、今年の「全米オープンゴルフ」でそのスピースに１打差で敗れた世界ランク4位のダスティン･ジョンソンとのペアリング･組合せで「全英オープン」主催者側からも高い評価を受けての出場です。
【松山英樹 全英オープン直前コメント】
・メジャー３戦目「全英オープン」今回はセントアンドリュースでの開催となるが？（松山は一度プライベートでセントアンドリュースをラウンドしている）
「あこがれは…１回まわればなくなりますよ」
「（ギャラリーが集結する）１番、２番、17番、18番は雰囲気がある。こういうホールでいいプレーができたらいい」
・メジャー初制覇に向けてセントアンドリュースは特にショットが重要になりそうだが？
「バンカーに入れず、グリーン周りのプレーをしっかりできれば、いいスコアで上がれる。風が吹かなかったらスコアは出やすいが、ミスをすればどんどん叩いてしまう。１回で脱出できないバンカーもある」
・連日の雨で芝が伸び、例年よりボールが転がらない？
「きょうくらいの風だったら、転がして攻める必要もない。みんな高い球で攻めてくると思う」
・６月の「全米オープン」を終えて３週間という松山にとって今年最長のオフとなったが？
「最後の方にやっといい感じでショットが打てるようになってきた」
「まだ納得のいく感じではないが、オーガスタ（４月のマスターズ）が終わってから、迷っていた部分が徐々に良くなっている中で、今が一番フィーリングがいいかなと思う」
引用：GDO 質問部分：著者要約
普段のインタビューでも「調子は良くない」「余りフィーリングが合わない」等々、控えめな発言？ながら大会が始まると優勝争い、上位争いにバンバン食い込んでいく松山英樹。
私はこの松山のコメントを勝手に「松山節」と呼んで、毎回の様に「調子は良くない」という言い方の微妙な違いや前後のニュアンスで、松山の調子を読む様にはしていました。
しかし、今回、松山がショットに関して発した「今が一番フィーリングがいいかなと思う」というコメントは、私の記憶にある限り今シーズンの中で一番強気の発言で、それがメジャー大会直前に出たことは大いに期待が持てます。
今回の一番人気、大注目のペアリング･組合せで奇しくも達成すれば歴史的快挙となる「年間グランドスラム」の権利を持ったスピースと２日間の予選ラウンドを共にします。
スピースの「年間グランドスラム達成」に期待が懸かるとともに「スピースを止めるのは誰か？」にも注目は集まっており、松山英樹には名乗りを挙げられるだけの実績を残してきています。
タイガー･ウッズが全盛期からは程遠いゴルフを見せる中、アメリカのゴルフファンは待望のスターとなりつつあるスピースに大きな期待を送っています。
スピースもそろそろ重圧を感じ始めているのではないか？というのが私の見立てで、メジャー大会でもレギュラーツアーでもどこ吹く風と言うスタンスの松山が予選ラウンドから飛ばして行けば、最終日に一番強さを発揮する松山に「全英制覇」の目が出てくるのではないか？と思っています。
2013年にはミュアフィールドでの開催でしたが「全英」で６位に入っている松山。
特に今回の「全英オープン」に懸ける思いの強さは、練習ラウンドで合計72ホールもラウンドしたことからもひしひしと伝わってきます。
まだ今季優勝の無い松山の初優勝が「The Open」「メジャー初制覇」となることを大いに期待しています！
（松山英樹 ２日目 速報記事）
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（松山英樹 初日 速報記事）
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