今季のタイガース、開幕三塁のスタメンは今成亮太から始まった。
2試合目は新井良太。3試合目は今成スタメンも途中から右翼にも入った。
しばらく相手投手の右左によって、スタメンが入れ替わる日々が続いたが、
新井良太が左右関係なくスタメンを張るようになり、打率も安定し、
持ち前の長打力も活かし、スタメン固定か?と思わせたが、少し調子を
落としてくると、再び今成とのツープラトンの日々となった。
逆に今成の守備と打撃が安定しだし、左投手でも今成という様な試合が
徐々に増え出した辺りで、新井良太が故障で登録抹消。
ここから今成がいっきに正三塁手の座を掴むか?と思われたが、
今成も故障で二軍に落ちた。
さて、来季の話である。
メジャーに上がれなかった「中島」を獲得し三塁を守らせるという話もある。
ナカジ獲得は、鳥谷のメジャー移籍の絡みもあるので、可能性として取って
おきたいが、鳥谷残留の場合は獲得不要だ。
今年、熾烈な争いを魅せた二人の「りょうた」に、もう一度春のキャンプから
シーズン開幕直前まで競わせ、どちらかに三塁手のレギュラーを獲って
もらいたいと思っている。
もちろん、ここに「競争大前提」で中島が入ってもいいのだが、
メジャー帰り、FA選手に弱いタイガースは最初から「三塁・中島」で
打てなくても代えないという暴挙に出てしまうので、それなら最初から
獲らない方がいい。
今季の二人の「りょうた」を見ていて、三塁手として特筆すべき守備力を
身につけた今成か?守備には難があるものの、長打力を活かしたい新井良太か?
正直、悩みどころだ。
もちろん、競わせてとなるが(西岡も加わってくる可能性も)私としては、
三塁手としては「長打力」のある新井良太を少々のことには目を瞑ってでも
本塁打30発を打てる選手にするラストチャンスだと考えている。
昨季の開幕は4番にまで抜擢した、その魅力ある「長打力」をツープラトンで
使って、中途半端に終わらせたくない。
新井良太も来季はもう32歳だ。
そして、タイガースにはゴメス以外長打力のある選手がいない。
以前のブログで、今成の三塁守備を褒めまくって、
【阪神】今成のハイレベルな三塁の守備力を比較分析する - [ゐ]ゐ太夫のぶろぐ
今成も捨てがたいのだが、
やはり三塁手は「長打力のある選手に」というのが私の考えだ。
三塁手=長打力にある選手というのは、少し古い考えになりつつもあるが、
いかんせんタイガースの長打力の無さを考えると、昨季から今季始めに
何かを掴みつつある感を持たせた新井良太にとなる。