香川にとって、アギーレジャパンでの代表初試合となった、今日の「ジャマイカ戦」
前半終盤にピッチサイドに出て、しきりに目を気にする仕草をしていたが、
私はてっきり相手選手の腕や手が目に当たったものと思っていた。
香川は、そのまま後半もプレーを続け、随所に香川らしいいい動きも見られ、
ゲーム後のインタビューの受け答えもしっかりしていたので、
目は何ら問題はないという認識でいた。
ところが、試合後のゲキサカ記事で
「香川 脳震とうのため代表離脱…次戦出場せず」
のニュースが…。以下同ニュース記事から抜粋
香川が脳震盪のため代表離脱…シンガポール遠征帯同せず | ゲキサカ[講談社]
日本代表MF香川真司(ドルトムント)が試合後に脳震盪の症状を訴え、チームから離脱することが決まった。シンガポール遠征には帯同しない。
アギーレジャパン初出場となった香川は前半38分、あごを打ってタッチラインの外で治療を受けた。そのまま後半45分に途中交代するまでプレーを続け、試合直後にはテレビインタビューも受けたが、ロッカールームに戻ってから「頭が少しクラクラする」と訴えたという。
(中略)
香川はマンチェスター・ユナイテッド時代の8月26日に行われたキャピタル・ワン杯2回戦でも脳震盪で途中交代しており、「立て続けにあるのは良くない」(協会関係者)との判断からドクター、監督と話し合った結果、チームから離脱することが決まった。(赤字注釈 筆者)
なぜ「立て続けにあるのは良くない」のか?
短期間に2回目の脳震とうを起こすことを
致死率が50%を超えるケースがあるそうだ。
(今回の香川に、これは該当しないと思われる)
脳震盪は一度起きると繰り返し起きやすくなり、
一度も罹っていない人の6倍にものぼる。
まさに今回の香川にあてはまるのが
「次第に弱い衝撃で脳震盪を反復しやすくなり、回復にも時間が掛かりやすくなる」
という点だ。
今回の香川の症例は、8月末の脳震とうから、まだ1ヶ月強しか経過しておらず、
軽い衝撃でも繰り返してしまったパターンと思われる。
チームドクターが試合後すぐに「精密検査」を受けさせる判断をしたのは、
一定の評価は出来るが、ハーフタイムの時点ですぐに病院へ向かう判断も
出来たのではないか?
後半の45分間に再度何らかの頭部への強い衝撃があった場合、
非常に危険な状態に陥ったかもしれないリスクをはらんでいたからだ。
今は検査結果に問題がないことを願うばかりだ。