「フライズドットコムオープン」最終日、前半ラウンドは、
驚異的な追い上げを見せたが、惜しくも19位に終わった
石川遼のホールアウト後のコメント。
攻めた石川は19位 紙一重だった11番のダブルボギー【米国男子 PGA】|GDO ゴルフダイジェスト・オンライン
前日までにパー4で2度のイーグルを奪っている石川は、この日もアイアンで好ショットを連発した。2番で3パットのボギーとしたが、続く3番からは1.8m、2m、80cm、60cmとピンに絡めて4連続のバーディ奪取。通算10アンダーへとスコアを伸ばした。
折り返した11番(パー3)。グリーン左奥に切られたピンは「6Iと7Iの間の距離だった」と石川。「前の10番で良いショットでバーディを獲って、アイアンの距離感にも自信があったし、(11番で)変に手前5mとか下の段でも良いと思って打つことは出来なかった」と6Iでピンを狙ったが、気まぐれな風にも影響されて、大きくグリーン奥へとはねてダブルボギー。「流れが変わったかもしれない」と、その後は最後までパーを重ねた。
だが、果敢に厳しいピンを攻めたことに、石川の後悔はない。現在の右足からアドレスに入るルーティンも、右サイドを意識してのもの。「右サイドで振れているときは、右に流れるような球にはならない。(11番は)狙ったところより5mくらい左に行っているけど、練習場であの球が出たときはハッピー。これからその5mくらい(の誤差を)微調整していく段階」と、着実にステップを上がりつつあることを実感した。
課題に挙げたのはロングパットの距離感だったが、来週はまたグリーンも変わる。「自分に多く求めすぎてもパンクしちゃう。結果に関しては、良くても悪くても受け流す感じでいいのかな」と、開幕戦の自己評価はさらりと流した。
11番のダブルボギーが無ければ、松山英樹と上位争い、
そして、二人そろってのトップ10入りの可能性もあった石川。
最終日に魅せた「遼チャージ」は
必ずや次戦以降につながる「何か」をつかんだに違いない。
今季は、松山との「優勝争い」も見られそうな石川の勢いを
感じる開幕戦だった。
今日の石川を見ていて、改めてゴルフの「紙一重」の怖さも
感じたが「逆もまた真なり」である。
今年は早々にトップ10入りを決めてきそうな気がした、
石川の気迫あるゴルフを魅せてもらった。
【速報】石川遼「フライズドットコムOP」 最終日ホールアウト - [ゐ]ゐ太夫のぶろぐ