これまで何度も味わってきた「短期決戦の怖さ」
それを、広島・読売相手に見事に見せつけた!
東京ドームの狭さの恐怖も逆手にとったホームラン攻勢。
打線の勢い、投手の気迫、本当に投打が噛み合ったCSだった。
CSファーストステージから、何と無敗での「日本シリーズ進出」
勢いを完全に持続し続け「完勝」といってCSでのタイガース。
「監督の胴上げ無し」「ビールかけ無し」それは「日本一」にとっておく。
頼もしい気構えだ。
MVPの呉昇桓、CS全試合連投でストッパーの仕事を果たしてくれたことには、
本当に頭が下がる思いだ。
MVPインタビューで「今日打たれた本塁打は、日本シリーズで注意しろということ。
しっかり練習して打たれないようにする」
呉昇桓の謙虚で前向きな気持ちの良いコメントだった。
今日、打たれた本塁打は「東京ドーム以外では入らない当たり」なので、
心配なし。
和田監督のインタビューでも、ファンを思いやる気持ちが出ていて、
改めて和田豊という人の、人柄の良さを見た。
自分たちの隙を見せずに、相手の隙に付け込む。
相手に持って行かれそうになった流れを、もう一度呼び込む。
この数年間で「一番強いタイガース」が、このCSで出たのでないか?
選手個々のCSに掛ける気持ちも強かったと思うが、福留、西岡の実績ある
メジャー組の「大舞台での気迫と落ち着き」にチームが助けられた部分も
大きい。
そして、キャプテン鳥谷の「能見さんはエース。エースが投げる試合では、
絶対に打ちたい」普段はクールに見えるキャプテンの気持ちも全面に出た。
まだまだ細かいことも、課題点もたくさんあるが、
それは追々書いていくことにして、
ひとまず今日は美酒に酔いしれよう!
あくまでも目標は、悲願の「日本一」
ベンチ、選手が高い目標を共有していることは、何より力強い!!
(文中 敬称略)