チャンスに弱いタイガースの訳はここにあり!
大野臨時投手コーチも指摘する「練習量の少なさ」
タイガース和田監督が11月4日に大阪市内の電鉄本社で
坂井にシーズン終了を報告。
その席上で、日本シリーズの福岡ヤフオク!ドームへの
移動日に甲子園での全体練習をしなかったことを悔やんだ。
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猛省オーナー報告…阪神・和田監督「練習が足らなかった」 (1/4ページ) - 野球 - SANSPO.COM(サンスポ)
日本シリーズ、甲子園での2戦を1勝1敗で終え、
リフレッシュして、福岡へ乗り込むための全体練習中止。
その後、走塁ミス、エラー、野選等々、目に見えないミスや
エラーが頻発したことで、この移動日に練習しなかったことを
悔やんだようだ。
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ただ、タイガースの「練習不足」は今に始まった話ではなく、
他球団から移籍してきた選手が、口を揃えてタイガースの
練習量や練習時間の少なさに一様に驚いた様子でいることは、
これまでも何度も目にしてきた。
キャンプでも、もう終わるの?
若手がベテランと同じ時間に上がってしまうことに
驚いた等、移籍選手達はタイガースの練習しない姿勢に
半ば呆れた様子で、語ることが多い。
金本氏がFA移籍してきてから、意識は少しは変わったのだろうが、
二軍での若手の練習量の少なさや意識の低さは、未だに指摘されるところだ。
私は若い頃、某球場でアルバイトをしていたことがあったのだが、
広島カープの選手達の球場入りの早さ。
バリバリのレギュラー選手が、早出猛練習をしている姿に、
驚くとともに、こういうところに強さがあるんだなと感心もしたものだ。
秋のキャンプで、元広島・大野氏が臨時投手コーチとして招聘され、
現在、若手を教えている。
どういう経緯で、大野氏が臨時コーチを買って出てくれたのか?
掛布氏も驚いていたが、
大野臨時コーチは抱負として、次にように語っている。
「結果を出せないのは、何か原因がある。フォームよりも、考え方や意識が大事になる。心の面を大事にしたい。心技体そろって、はじめてプロで活躍できる。マウンドでは闘争心がないと。そのためには心が必要なんです」
「心」鍛える!大野臨時コーチ、虎投再生に意欲!! - 野球 - SANSPO.COM(サンスポ)
「心を鍛える」としたうえで「そのためには練習に次ぐ練習あるのみ
勝負強さの裏付けはどれだけ練習したかという気持ちの強さだ」
とも語っていた。
まさに猛練習で知られる「カープイズム」であり、現状若手左腕投手を
教える方針と聞いているが、是非、若手野手達にも叩き込んで貰いたいくらいだ。
このブログでは再三再四、タイガースの「チャンスでの弱さ」
「ここぞという時の勝負弱さ」を指摘し、その原因も考察してきたが、
やはり、猛練習に勝る「精神安定剤」はなく「あれだけやったのだから、
大丈夫だ」という自己暗示。
またチーム全体にそれが波及するというプラスの効果が
働くのではないかと考えている。
大野臨時コーチも、タイガースのそういった所は、
おそらく外から見ていて、よく見えていたのだと思う。
そのため、上記のような発言に至ったのだと。
本来であれば、臨時コーチではなく、来季シーズンも
ヘッドコーチくらいでやって頂きたいくらいなのだが、
この秋に、若手投手達がどれだけ意欲的に練習に挑めるか?