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【オピニオン】小笠原沖の中国船団サンゴ乱獲問題  APECの会談など不要! 世界の笑いものになる前に、政府はより強硬な姿勢を!!

小笠原諸島、伊豆諸島近海に200隻を超える船団を組み、珊瑚(さんご)を盗み獲っているとみられる中国船。

台風20号の接近を受け、一時はその海域から離脱したが、台風が過ぎ去り再び元の海域に戻ってきているという。

一艘ずつが大型でこれだけの船団を組み、領海に居座る挑発的な姿勢を見せるウラには「別の目的」があるのか?

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突然、小笠原諸島沖に現われた200隻を超えるという船団を組む中国船が、
海域のサンゴを乱獲している。

中国では「赤サンゴ」が超高値で取引され、かの国では珊瑚の捕獲は禁止されているらしい。

他人様の領海に我が物顔で堂々と居座り、貴重な海の自然破壊を行う姿は、
非常に腹立たしいの一語に尽きる。

赤サンゴは「宝石サンゴ」とも呼ばれ、金よりも高値で取引されており、
漁業法違反(無許可操業)で逮捕されても罰金は最高で1000万円と安く、
罰金を払っても、それ以上の見返りがあることで、既に複数回の逮捕歴を
持つ者が出てきているという。

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海上保安庁の船舶保有数と地理的な問題から、この海域での厳格な取締りは難しく、
尚且つ、海外の船舶が移動のため我が国領海内を航行することは違法ではなく、
漁業法違反(無許可操業)は飽くまでも「網を海中に入れている」状態を確認しての
現行犯逮捕しか出来ないため、有効な手立てがないのが現状だ。

しかも、政府は10日から中国で行われるAPECで、初の首脳会談を目論んでおり、

今は事を荒立てたくないというのが本音かもしれない。

ただ、領海内で自国の海を荒らして盗みを働いている不逞の輩に対し、
やれ効率の良い取締りの手立てがないとかAPECを控えた政治的判断だと
いう様な理由で、このまま放置したままでいい訳がない。

海上保安庁は「当該海域からの離脱」をせねば「警告射撃」を行う旨を通告し、
従わない場合は、相応の対処・行使を下すしかない。

いわゆる世界的常識国として我が国は「当然に持ち得る権利」を行使しなければ、

ならない事態にあるということだ。

中国政府への強い抗議と、形ばかりの数人の違法操業者の逮捕のみの姿勢で
あり続けることは我が国も「法治国家」としての体を為していないことに
なってしまう。

小笠原諸島や伊豆諸島の住民、漁民の生命・安全が脅かされている
という事実もある。

万が一、不法上陸をしてきた場合、どう対処するのか?

取り締まれる海保の船舶、人員が足りないことが露呈した今、
かの国は他の海域でも同じことをしてくることは大いに予想される。

本来ならば、海上自衛隊艦船の派遣を早急に実施すべき時であるが、
海上保安庁との棲み分けも明確ではなく、その辺りの法整備も早急に
行わなければならない。

安倍総理が掲げていた「美しい国」の貴重な海が荒らされ、
再三の抗議にも関わらず船団が海域からの離脱をしない状況で、
こちらから頭を下げる形で、APECでの「首脳会談」を行うなど、
言語道断であるし、世界中の笑いものになることは必至だ。

政府にはより一層「毅然とした態度・姿勢」を求めたい。

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