政府は4月の消費税増税に伴い経済対策の一環として今年度から支給してきた子育て世帯に対する1万円の臨時給付金について、来年度は支給しない方針を決めた。
低所得者世帯は1万円から6千円の減額の措置を取る。
原因は先の「消費税増税先送り」による「財源不足」だが、そこには「予算権限」を握る財務省の「増税なければ給付も無し」という国民の生活実態からかけ離れ、頑なに「原則論」という名の「権力」を振りかざす横暴ぶりがうかがえ、強い憤りを覚えるばかりだ。
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以前の当ブログでも書いたが、懸念していたことが起こった。
財源不足で来年度から「子育て給付金」休止、減額の措置が
取られることになった。
「財政健全化」には絶対に「消費税増税」先送りはならんという
いわばイデオロギー化しつつある論理を頑なに主張する「財務省」
現在の「経済状況」を勘案し「消費税増税先送り」を決めた「安倍内閣」
「安部総理」対「財務省」の対決の構図は
「先送りはするが1年半後の再増税の際は景気条項は付与しない」
という決着をみた。
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今回の「子育て給付金」休止が内閣と財務省で、
選挙前に予め決められていたことであれば、
安部内閣は国民を欺いたことになり、大問題に発展するが、
テレビの討論番組でも解散理由のひとつとして
増税を強引に推し進め様とした「財務省との対決」を吐露した
総理が選挙前に財務省と「密約」を結ぶことはないはずであるし、
そう信じたい。
予算権限を握る財務省と関係省庁・官邸との「子育て給付金」の
財源を巡る攻防で、あっさり折れた形となってしまったことは、
批判を浴びても致し方ない。
予算配分のやり直し、税制改正等、他に方法は無かったのか?
巷間、国民の多くが「アベノミクス」によって浮揚した景気を
実感出来ないという実態がありながら「子育て支援策」の
重要な柱の「給付金」をいとも簡単に「税収・財源不足」を理由に切り捨てる
「財務省」の感覚は理解し難いし、憤りを感じる。
先だって、公務員の給与・ボーナスが上がるという報道があったが、
子育て世帯には「給付金」を打ち切り、自分達は増額された
ボーナスを至極当然に享受する。
こういう姿勢がいつまでも繰り返される「官僚批判・不信」に
繋がっていることに、お役人達はどう思っているのか?
彼らは彼らで「将来財政が破綻して困る国民のためにやってやっているのに、
何で文句を言われなければいけないのか?こちらは原理・原則に則って、
真面目に職務をこなしているのに」
と、本気で思っているので、余計にタチが悪い話になってしまうのだ。
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