PGAツアー「アーノルド・パーマー・インビテーショナル2015」3日目を迎えた松山英樹と石川遼。
カットラインぎりぎりで決勝ラウンド進出を決めた松山と、会場のベイヒル近くに家を構え地の利を活かしスコアを伸ばす石川。
ムービングデーの3日目は、松山の巻き返しと石川がどこまでスコアを伸ばし上位に食い込むか?に注目が集まる。
2日目はベタピンに寄ったショットでしかバーディーを獲れなかった松山英樹。
ホールアウト後のコメントでも自嘲気味に、それを自覚した発言をしていた。
手首の痛みを抱えながら、どこまでパッティングのフィーリングを合せてこれるか?
スタート1番461YPAR4。2打目をグリーンサイドバンカーへ入れてしまい、そのリカバリーもグリーンを超えて別のバンカーへ。いきなりボギー発進としてしまう。
トータル-1。
2番PAR3はパーセーブ。
3番PAR4では、ウォーターハザードがありパーセーブ。
迎えた4番561YのPAR4。ピンまで20mを3打目でグリーンオンさせ、約6mのバーディーパットを決めた。
昨日まで全く入らなかった距離のパットを決め、トータル-2に戻す。
5番PAR4は、約3.7mのバーディーパットを外してしまいパー。
6番555YPAR5。湾をなぞる様な大きな池のホール。
ティーショットはフェアウェイ右目をキープするも、2打目はグリーンサイドバンカーへ。
しかし、ここは巧いバンカーショットで、ピン約3.4mの寄せバーディー奪取。
トータル-3とする。
7番、8番はパーセーブ。
前半上がりの9番474YPAR4では、残り169Yのセカンドをピン約5.2mに着ける。このパットを沈めバーディー。
トータル-4までスコアを伸ばしバックナインへ。
まだ安定してはいないが、パットのフィーリングは改善されている様子が窺える。
しかし後半10番~15番までは連続パーセーブ。
アイアンショットで寄せきれないホール、微妙な距離のパットを外すホールと上手く噛み合わない展開が続く。
続く16番511YPAR5。315Yのティーショットはフェアウェイ左目をキープ。
残り193Yのセカンドショットは、ピン側約2.7mに着けるスーパーショット。
このパットを決め、見事イーグル奪取。
後半のここまでの鬱憤を晴らす様なスーパーショットで、トータル-6までスコアを伸ばす。
(松山16番セカンドショット~イーグルパット映像)
(映像:PGA公式HPより)
このままスコアを伸ばしてホールアウトしたい松山だが、
17番PAR3では、約1.7mのパッティングを外しボギー。
最終18番では2オンに成功したものの、3パットを叩いてしまい痛恨の連続ボギーでのホールアウトとなってしまった。
3日目の松山は1イーグル、3バーディ、3ボギーの「70」で回り、通算4アンダーでホールアウト。
上がりの2ホールが余りにも痛い結果となったが、少しずつパットの調子を取り戻しつつあり、最終日の爆発に期待したい。
一方の石川遼は、フロントナインで4番、6番、8~9番とバーディーを奪い、4バーディーノーボギーのトータル-9で一気に優勝争いに加わるゴルフを魅せ、現在もプレー中。
追記:後半1バーディー2ボギーで、通算-8の17位タイでホールアウト。
(石川遼6番バーディーパット映像)
(石川遼8番スーパーショットでバーディー)
(石川遼9番バーディーパット映像)
(上記3映像:PGA公式HPより)
これまで予選落ちが続き、予選通過を果たしてもスコアが冴えなかった石川だが、地元ベイヒルのムービングデーに一気に上位に顔を出し、久しぶりに石川らしいゴルフを展開している。
松山、石川の2人揃っての上位争いが今季なかなか観られないが、石川はここまで苦杯をなめてきただけに、松山より先に今季初優勝と自身PGA初優勝を狙って貰いたい。
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