PGAツアー「アーノルド・パーマー・インビテーショナル2015」も最終日を迎えた松山英樹と石川遼。
ムービングデーの3日目に今季最高のゴルフが出来たという石川と、連日のイーグルを奪いながら上がり2ホールを連続ボギーとしスコアを伸ばしきれなかった松山。
最終日の松山と石川のゴルフに注目が集まる。

3日目は一時優勝争いに名乗りを挙げる位置にまで順位を上げた石川を尻目に、松山は少しずつ調子を取り戻しつつあるものの、上がりの2ホールで連続ボギーを叩くなど未だ安定感に欠ける内容だ。
最終日はどこまで修正してくるか?
スタート1番PAR4はパー。
2番PAR3では、残り約4.4mのパーパットを外しボギー。
通算-3に後退する。
3番、4番はパーセーブ。
5番390YPAR4では、残り159Yのセカンドをピンまで約3.3mに寄せるスーパーショットを魅せ、今日初バーディー奪取。
(松山 5番セカンド~バーディーパット映像)
(映像:PGA公式HPより)
続く6番555YPAR5。268Yを残したセカンドショットはグリーンを狙うが僅かにグリーン右へ。
バンカー超えとなった残り約22mのアプローチショットはあわやチップインイーグルの絶妙なショットとなり、連続バーディーを奪う。
(松山 6番アプローチ~バーディーパット映像)
2連続バーディーでトータル-5までスコアを伸ばす。
7~9番はパーセーブ。
依然、微妙な距離や短い距離のパットが決まらない場面もあるものの、今日はアイアンショットが冴えている。
後半スタート10番400YPAR4。残り106Yのセカンドをピン約2.4mまで寄せバーディー。
(松山 10番アプローチ~バーディーパット映像)
(映像:PGA公式HPより)
これでトータル-6。
11番~15番までは、もったいないホールもあったもののパーセーブに終始。
16番511YPAR5では、残り219Yの池越えのセカンドを見事2オンさせ、バーディー奪取。
続く17番PAR3では、1オンするもののピンまで約10mの距離を残す。
しかし、このロングパットを沈め連続バーディー。
トータル-8までスコアを伸ばしてきた。
最終上がりの18番PAR4はパーで、4日間のラウンドを終えた。
最終日の松山は、5バーディ、1ボギーの「68」で回り、通算8アンダーでホールアウト。
ここまで3日間調子が悪い中、大崩れせず、最終日に68のスコアを叩き出してくる辺りは、さすがPGAのトッププレーヤーの真骨頂といったところ。
カットラインぎりぎりで予選を通過した選手とは思えない堂々たるゴルフだった。
一方の石川遼は最終日、2バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの「75」とスコアを落とし、通算5アンダーと、ずっと順位で上回っていた松山に最終的に後塵を拝す形となった。
松山は出場の可能性もあった次戦「バレロテキサスオープン」は左手首の大事を取り、欠場することになり、2試合空けて今季初メジャー「マスターズ」に出場することになる。
今大会、最終日に魅せた様な松山らしいゴルフを「マスターズ」でも期待するとともに、この休暇期間は、古傷の左手首の治療にも専念して貰いたい。
石川には、今大会で魅せた彼らしいゴルフを今後継続して、再び強い石川を我々に魅せてくれることに期待したい。
(松山英樹 最新出場予定・スケジュール)
h-idayu.hateblo.jp
(関連記事)h-idayu.hateblo.jp
h-idayu.hateblo.jp
h-idayu.hateblo.jp