「WGC-キャデラックマッチプレー選手権2015」3日目を迎えた松山英樹。
予選最終日の今日は、昨季「メモリアルトーナメント」でプレーオフの激闘の末、松山のPGAツアー初勝利を飾ったケビン・ナが相手だ。
勝てば文句無しで「決勝トーナメント進出」が決まるが、世界ランク21位のケビン・ナは手強い相手だけに、初日の様ないいスタートで流れを引き寄せたいところだ。
大会2日目はジュースト・ルイテン相手に前半は全くいい所が無く心配されたが、後半に入り一気にチャージを掛け、見事な逆転勝利を遂げた松山。
予選最終日のケビン・ナはこれまでの2人より格上だけに、我慢のゴルフを強いられるかもしれない。
今日は決勝トーナメント進出を賭けた熱い闘いが予想される。
1番562YPAR5
松山のティーショットは左へ曲がりセミラフへ。259Yを残したセカンドショットはグリーンを直接狙えず、107Yの距離を残す。3打目アプローチは、ピン約4.3mに寄せるもバーディーパットは入らずパー。
ケビン・ナは、ティーショットはフェアウェイキープするも、セカンドでグリーンサイドバンカーへ。3打目のバンカーショットはピン約1.2mまで寄せるも、2パットを叩きパー。
1番はハーブでオースクエアでスタート。
2番200YPAR3
松山は1オン、ピン側約2.4mに寄せる絶妙なショット。バーディーチャンスのパットをしっかり決め、バーディー奪取。
ケビン・ナは、ティーショットをグリーン右手前のラフへ曲げてしまう。2打目でグリーンオンするも2パットでボギー。
これで松山の1UPとし、今日は早々にリードを獲った。
3番480YPAR4
両者、ティーショットはほぼ同じく右へ曲げセミラフへ。セカンドはまたもや両者、同じグリーン手前バンカーへ。
松山、3打目のバンカーショットはピン約5.2mへ。ケビン・ナは約3mに着け、パーパットを沈めパーセーブ。
松山は僅かに外してしまい、ボギー。
これで、オールスクエアに戻った。
4番428YPAR4
松山のティーショットは右へ曲がりカート道へ。ドロップし残り185Yのセカンドは2オンならず、グリーン手前35Yを残す。3打目アプローチは、ピン約2.1mまで寄せ、パーセーブ。
ケビン・ナもセカンドが僅かに届かずグリーン手前へ。3打目アプローチは松山と同じくピン約2.1mに寄せパー。
このホール、ハーブとしオールスクエアが続く。
5番606YPAR5
306Yの松山のドライビングはフェアウェイをキープ。残り292Yのセカンドは274Y飛ばし、グリーン手前のラフ、ピンまで約29mの地点へ。
3打目アプローチは、ピン約2.1mまで寄せる。しかしこのバーディーパットを外してしまいパー。
ケビン・ナはセカンドショットで松山に飛距離で圧倒されるも、3打目アプローチでピン約3.6mに寄せる。バーディーパットは入らずパー。
ここもハーブで、オールスクエア。
6番429YPAR4
松山は269Yのティーショットで左ラフへ。残り133Yのセカンドは2オン、ピン約3.6mへ。しかしバーディーパットは外しパー。
ケビン・ナはティーショットでショートし、184Yの飛距離。3オンし、ピン約1.8mまで寄せるもパーパットを外し、ボギー。
6番は松山が獲り、再び松山の1UPとする。
7番473YPAR4 このまま続けて獲って行きたい松山。
松山は304Yのティーショットで、フェアウェイキープ。残り177Yのセカンドは2オンするもピンまで約10mを残す。
一方のケビン・ナはラフからのセカンドをショートし、グリーンまで44Yの地点へ。3打目はグリーンをオーバーし、このホールボギー。
松山は長い距離のバーディーパットは外すも、しっかりパーパットは決める。
2ホール続けて松山が獲り、松山の2UPとなった。
8番449YPAR4
松山はティーショットをしっかりフェアウェイキープし、残り166Yのセカンドは2オン、ピン約6.4mに着ける。バーディーパットは外れ、パーセーブ。
ケビン・ナは2オンならずも、パーセーブで、ここはハーブとする。
9番183YPAR3
松山は1オン出来ず、グリーン手前ピンまで17mを残す。
ケビン・ナはピン側約1.8mに着ける絶妙なショットで1オン。
松山はセカンドアプローチで、ピン約2.7mに寄せるもパーセーブ。ケビン・ナはバーディーチャンスを沈めバーディー奪取。
前半上がりホールは、ケビン・ナが取り返し松山の1UPに戻す。
予選2日間、松山はバックナインで強さを魅せてきただけに、一気に引き離しに掛かりたいところだ。
10番467YPAR4
松山の293Yのドライビングは、フェアウェイ右目へ。残り184Yのセカンドは2オン、ピン側約2.7mまで寄せてくる。このパットを沈めバーディー奪取。
ケビン・ナは、セカンド2オンもピン約11mの距離を残す。
バックナインのスタートを松山が獲り、再び2UPとする。
11番405YPAR4 そろそろ松山らしさが出始める頃。差を広げたい。
松山のティーショットは右に曲げ、セミラフへ。162Yを残すセカンドは2オンするが、ピンまで約9.1mを残す。
ケビン・ナは、ラフからのセカンドを2オン。松山の前に出しピン約6mに着ける。
松山はバーディーパットを外すがパーセーブ。ケビン・ナも2パットでパー。このホールはハーブ。
12番336YPAR4
松山の残り105Yのセカンドはピン約1.5mまで寄せる。このバーディーパットをしっかりと沈めバーディー奪取。
ケビン・ナも残り90Yのセカンドを2オン、ピン約2.7mまで寄せるもバーディーパットは決められず、パー。
松山らしいチャージが掛かり始め、松山の3UP。
13番175YPAR3
松山は1オン、ピン側約2.7mまで寄せる絶妙なショット。パットを沈め連続バーディー。
ケビン・ナはティーショットでグリーンを捉えられず、パーセーブ。
完全に松山のペースになり、4UPとする。
14番440YPAR4 ここも獲れば勝利が決まるホール。いい流れのままに一気に決めてしまいたいところ。
松山のティーショットは295Yのドライブで、フェアウェイ左目をキープ。残り159Yの地点まで持ってきた。
ケビン・ナもフェアウェイキープするも、残り距離は208Y。セカンドは2オンしピン約4mに着ける。
しかし松山のセカンドはピン約1.2mまで寄せてくる。松山はこれを沈め3連続バーディー。
ここで勝負あり。残り4ホールを残し、5&4でケビン・ナに勝利。決勝トーナメント進出を決めた。
【14番松山 セカンドショット~バーディーパット映像】
(映像:WGC公式HPより)
結局、今日のケビン・ナとの勝負も一度もダウンを獲られることなく、相手のミスにも助けられた部分はあったが、
我慢のゴルフを続け、バックナインで一気にチャージを掛け、ケビン・ナを圧倒。
松山は相手を意識していないだろうが、相手は過剰に松山を意識してしまうという、駆け引きを仕掛けないマッチプレー巧者と言えるかもしれない。
明日の決勝トーナメントは、ホーシェルに逆転勝利した世界ランク1位のマキロイとの対決となる。
おそらく松山はマキロイとの対決に気負うことはないだろう。
いい意味で自分のゴルフに徹すれば、マキロイを倒すことも夢ではない。
明日も堂々と風格さえ漂わせながら、世界1位とのマッチプレーを坦々とこなして欲しい。
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