フリー走行2回目FP2では、バトンが7番手のタイムと調子を上げてきたマクラーレンホンダ。目指すは2台揃ってのQ2進出と、最終Q3進出へのチャレンジだ。
上位勢はハードタイヤで速いメルセデスとミディアムで速いフェラーリがどういう闘い方を見せるか?
若きトロロッソも最後まで速さを持続出来るか?に注目が集まるスペインGPの予選が始まる。
■Q1スタート
真っ先に出たのは、マノー。
残り11分頃、サインツは1m28.492sでトップタイム。
残り9分、ロズベルグが1m27.677sでトップタイムを塗り替える。
8分、ハミルトンが1m27.322sでロズベルグのタイムを上回る。
ベッテルは1m27.926sで3番手。ライコネンは
残り6分、マクラーレンホンダ、アロンソが1m27.941sで5番手、バトンが1m28.132sで6番手タイムを計測。
残り1分、ハードタイヤのハミルトンが1m26.382s、ミディアムタイヤのライコネンが0.255s遅れの2番手。
直後、ロズベルグが1m26.490sのタイムで2番手を塗り替えた。
ここでQ1終了。
【Q1通過者タイム】
1 Hamilton 1m26.382s
2 Rosberg 1m26.490s
3 Raikkonen 1m26.637s
4 Sainz 1m26.773s
5 Massa 1m27.165s
6 Bottas 1m27.262s
7 Maldonado
8 Grosjean
9 Verstappen
10 Vettel
11 Ricciardo
12 Nasr
13 Button
14 Kvyat
15 Alonso
Q1ノックアウトは以下
16 Ericsson
17 Hulkenberg
18 Perez
19 Stevens
20 Merhi
バトンは13番手、アロンソは15番手でマクラーレンホンダ初の2台揃ってのQ2進出となった。
■Q2開始
ハミルトンが1m25.740sで1番手タイム。
しかし、直後にロズベルグが1m25.166sでトップタイムを塗り替える。
アロンソは1m27.760sのタイムだが、このままではノックアウトのタイム。
残り6分、バトンから無線でマシンの挙動がおかしいという報告が入る。
バトンのタイムは1m28.937s。
アロンソもバトンも、このままではQ3に進めない。
残り2分台、微妙なタイムのマシンが一斉にコースイン。
アロンソ、バトンとも最後のアタックは11番手、14番手でQ3進出はならず。
【Q3進出者順位】
1 Rosberg
2 Hamilton
3 Raikkonen
4 Vettel
5 Bottas
6 Verstappen
7 Massa
8 Sainz
9 Ricciardo
10 Kvyat
【Q2ノックアウト】
11 Grosjean
12 Maldonado
13 Alonso
14 Button
15 Nasr
■Q3開始
まずボッタスが1m25.880sのタイムを叩き出す。
直後にハミルトンが1m24.948s。
ロズベルグが1m24.681sのタイムでハミルトンのトップタイムを塗り替える。
残り5分時の順位
1 Rosberg
2 Hamilton
3 Vettel
4 Bottas
5 Raikkonen
6 Verstappen
結局Q3でもロズベルグがトップを譲らず、今季初ポールポジションを獲得。
4位にボッタス、5位のサインツ、6位にライコネンが入る結果となった。
【予選総合結果】(速報)
1 Rosberg
2 Hamilton
3 Vettel
4 Bottas
5 Sainz
6 Verstappen
7 Raikkonen
8 Kvyat
9 Massa
10 Ricciardo
11 Grosjean
12 Maldonado
13 Alonso
14 Button
15 Nasr
16 Ericsson
17 Hulkenberg
18 Perez
19 Stevens
20 Merhi
スペインGPはポールポジションからの優勝が多く、ロズベルグにかなり有利な展開。
フェラーリの2台はセッティングを変えたライコネンとベッテルに明暗が分かれた。
また、マクラーレンホンダはステアリングの回頭性が悪く、2人のベテランドライバーも苦労する様子が窺え、そこを修正出来るか?がポイントだ。
まず、2台ともQ2進出出来たことは一歩ずつ進歩しており、評価は出来る。
明日、上位勢、ロズベルグとポールを譲ったハミルトンがどういうレースを見せるか?
続くフェラーリ、ウイリアムズ、特にトロロッソが安定した速さを決勝でも見せられるか?に注目が集まる。
(アイルトン・セナ 特番とスペシャル動画記事はこちら)
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