「ザ・プレーヤーズ チャンピオンシップ2015」3日目を迎えた石川遼。ここまで松山英樹の後塵を拝し、苦しいシーズンを送っているが、ここに来て調子を上げつつある。
2日目は40位からスタートしたが、6つのバーディーでスコアを伸ばし、トータル-4の13位タイまで順位を上げてきた。初日も6バーディーで、2日間のバーディー数12は全選手中トップの多さだ。
3日目の石川は、実力者イアン・ポールターとのペアリング。このままの調子でスコアを伸ばし続けられるか?注目が集まる石川のムービングデーが始まる。
ここまで連続予選落ち等、苦しいシーズンを送ってきた石川遼。
このままでは、今季メジャー出場はおろか来季のシード権も危うい状況だ。
PGAでも屈指のプレーヤーとなりつつある同級生松山の活躍を尻目に、世界ランクでも161位と低迷。
今回の「ザ・プレーヤーズ選手権」は獲得賞金額もさることながら、各ポイントの付与率も高いだけに、貪欲に優勝争いに絡んでいきたいところだ。
3日目、ムービングデーはイアン・ポールターとのペアリングでスタートした。
1番423YPAR4
294Yのドライビングはフェアウェイ右目をキープ。
残り129Yのセカンドはピン約2.1mに着ける絶妙なショットで2オン。
いきなりのバーディーチャンスとなるパットは惜しくも外れ、パー。
2番532YPAR5 バーディーチャンスを逃した直後の大事なホール。
296Yのティーショットはフェアウェイ右目のファーストカットへ。
残り228Yのセカンドは2オン。ピン奥約7mに着ける。
このイーグルパットは惜しくも外れるが、バーディー奪取。
早くもバーディーを決め、トータル-5とする。
3番177YPAR3
ティーショットは1オンも、ピンまで約11mを残す。
長いバーディーパットは僅かに外れ、パー。
4番384YPAR4
ティーショットはフェアウェイをキープ。
残り125Yのセカンドは2オン、ピンまで約5.8mへ着ける。
石川は、この微妙な距離のパットを決め、バーディー奪取。
好調の流れのまま、このバーディーでトータル-6。
5番471YPAR4 波に乗ってバーディーラッシュを重ねたい石川。
ティーショットは左のセミラフへ。残り212Yの地点。
セカンドは2オン、ピン側約2.7mに着けるスーパーショット。
このバーディーパットも沈め連続バーディー奪取。
連続バーディーで、トータル-7まで伸ばし、この時点で3位タイまで順位を上げる。
6番~9番まではパーセーブ。
前半ここまで3バーディー、ノーボギーとこれまでの今季のゴルフが嘘の様なプレーを展開。
このまま流れに乗って、バックナインも攻めていきたいところ。
10番424YPAR4
ティーショットは269Yの飛距離でフェアウェイ左目をキープ。残り132Y。
セカンドは2オンで、ピン約6.7mに着ける。
石川はこのバーディーパットを決め、後半スタートホールバーディー発進。
このバーディーでトータル-8とし、首位タイまで順位を上げる。
【石川 10番バーディーパット映像】
(映像:PGA公式HPより)
11番、12番はパーセーブ。
13番181YPAR3
石川のティーショットはグリーン左奥へ約11.6mに着ける。
バーディーパットはピン約1.2mまで寄せる。
パーパットはカップをオーバーしてしまい、今日初めてのボギー。
痛いボギーでトータル-7に戻す。
14番481YPAR4、15番449YPAR4はパーセーブ。
16番523YPAR5
290Yのドライビングのティーショットはフェアウェイ左目をキープ。残り212Y。
セカンドは、フェアウェイバンカーへ。残り43Y。
3打目はグリーン左奥へ。ピンまで約6m。
4打目はピン約60cmまで寄せるも、ボギー。
このボギーで、トータル-6。14位タイまで順位を落とす。
17番137YPAR3 グリーンが池の真ん中に位置する名物ホール
ティーショットは1オン、ピン約5.2mに着ける。
しかし、バーディーパットは弱冠ショートし、パー。
18番462YPAR4 上がり最終ホールスコアを伸ばしていい流れで明日に繋げたい。
302Yのドライビングはフェアウェイ左目をキープ。残り161Y地点。
セカンドは2オンさせ、ピン約3.7mまで寄せる。
石川はこのパットを沈め、見事バーディーフィニッシュ。
3日目の石川は、5バーディー、2ボギーの「69」トータル7アンダーにスコアを伸ばし、首位と3打差の11位タイでホールアウトした。
初日、2日と素晴らしい流れで来ていた石川のゴルフは3日目も流れはいいまま変わらず。
今日もショット、パットがピタっとはまり、5つのバーディーを獲っており、攻める石川のゴルフが戻ってきた形だ。
今季ここまで苦しんできただけに、第5のメジャー、フィールドの厚さは「マスターズ」以上の、今大会でのこの優勝争いは、素晴らしいの一言だ。
明日の最終日も、このままの調子で優勝争いを繰り広げ、ツアー初優勝が「ザ・プレーヤーズ選手権」という偉業達成に期待したい。(この優勝争いに松山も加わってくれれば、言うこと無しなのだが)