「ザ・プレーヤーズチャンピオンシップ2015」4日目、最終日を迎えた松山英樹。初日トップに立ちながら、2日目、3日目と松山らしくないゴルフが続いている。
少しずつ調子は戻りつつあるだけに、最終日にチャージを掛け、優勝争いに絡んでいきたいところだ。
最終日、4日目の松山英樹は、4バーディー、1ボギーの「69」トータル6アンダー、首位と6打差の17位タイでホールアウトした。
2日目に崩れた松山のゴルフは、3日目にスコアには表れなかったが、復活の兆しは見せ始めている。
再度、優勝争いに絡むためには、最終日前半からバーディーラッシュを重ねる必要がある。
最終日はジム・ヒューリックとのペアリングでスタートした。
1番423YPAR4
松山のティーショットは、右ラフへ。137Yを残す。
セカンドはグリーン右を捉えるも、ピンまで約10.3mの位置。
バーディーパットは惜しくも入らず、パー。
2番532YPAR5
288Yのドライビングは、フェアウェイをキープ。
256Yを残したセカンドは、見事2オン。ピンまで約5.2mに着ける。
イーグルパットはカップをオーバーし、ここはバーディー奪取。
イーグルも獲れた?だけに少しもったいないバーディーとなったが、これでトータル-4とする。
3番177YPAR3
ティーショットは1オン、ピン側約1.2mに着けるスーパーショット。
パットをきっちり沈め連続バーディー奪取。
ショットが安定してきた松山。これでトータル-5。
4番384YPAR4 このまま波に乗っていきたい。
ティーショットはフェアウェイをキープ。残りは129Y。
セカンドは、ピン約2.7mへ着け2オン。
再びバーディーチャンスだが、このパットは外し、パー。
ここは拾えたホールだけに、パットの精度を増したい。
5番471YPAR4
274Yを飛ばしたティーショットはフェアウェイバンカーに捕まってしまう。
残り189Yのセカンドは、2オンに成功。ピンまで約13mを残す。
バーディーパットはタッチ良くカップに寄っていくが、惜しくも入らずパー。
6番393YPAR4
ティーショットは259Yを飛ばし、フェアウェイをキープ。残り129Y。
セカンドはピン側約1.2mに着ける絶妙なショット。
このバーディーパットをしっかり決め、バーディー奪取。
これでトータル-6。貪欲に上を狙っていきたい。
7番442YPAR4
296Yのドライビングはフェアウェイをキープ。残り147Y。
セカンドは2オン。ピンまで約10mを残す。
バーディーパットはカップをオーバーし、返しのパットを沈めパー。
8番237YPAR3
ティーショットは1オン。ピン約6.4mに着ける。
しかし、このパットは決まらずパー。
9番583YPAR5 前半上がりホール バーディー奪取で後半に弾みを付けたい。
294Yのドライビングはフェアウェイをキープ。残り294Y。
セカンドはグリーン手前のバンカーへ。残り39Y。
3打目バンカーショットはグリーンをオーバーし、ピンまで約9.4m。
ライが悪いのかミスか、4打目は4m程のショートでグリーンを捉えられず。約5.5mを残す。
5打目は惜しくもカップインならず、痛恨のボギー。
今日初のボギーで、トータル-5に戻し、この時点で31位タイグループ。
前半を終え、ここまで3バーディー1ボギー。
昨日までとは打って変わって、ティーショット、アイアンショットの精度が戻ってきた。
バックナインでは、どこまでスコアを伸ばせるか?
10番424YPAR4
ティーショットは右のラフへ。残り145Yの地点。
セカンドは2オンも、ピン約10mの距離を残した。
バーディーパットは僅かに届かず、後半スタートホールはパー。
11番558YPAR5
307Yのドライビングはフェアウェイをキープ。残り256Y地点まで持ってきた。
セカンドは、グリーン右手前のバンカーへ。残り37Y。
このバンカーショットは見事なリカバリーで、ピン側約90cmに着けるバーディーチャンス。
しかし、バーディーパットはカップをオーバーし、パー。
12番358YPAR4
左ラフから残り93Yのセカンドは、グリーンに届かず手前のラフへ。
残り10mの3打目はカップをオーバー。約2.1mを残す。
このパットは沈めパー。
13番181YPAR3
松山のティーショットはグリーン奥へ。ピンまで約10mに着ける。
このパットは入らず、パー。
14番481YPAR4 パーセーブが続くがそろそろチャージを掛けたい松山。
299Yの飛距離のティーショットはフェアウェイをキープ。残り172Y。
セカンドはピン手前約6.4mに着ける。バーディーチャンス。
しかし、このパットを僅かに外し、パー。
決めきれない、もどかしい展開が続く。
15番449YPAR4 そろそろバーディーが欲しいところ。
302Yのドライブは、フェアウェイをキープ。
残り136Yのセカンドは2オン、ピン約3.4mに着ける絶妙なショット。
このバーディーパットを沈め、久しぶりのバーディー奪取。
このバーディーで、トータル-6とし、20位タイに順位を上げる。
16番523YPAR5
ティーショットはフェアウェイをキープ。残り228Y地点。
セカンドは大きくグリーンをオーバー。あと少しで池ポチャの危ないショット。
ピンまで約25mの3打目はグリーンオンも、ピンまで約12mを残す。
4打目パットは、約1.3mを残し、このホールパー。
17番137YPAR3 グリーンが池の真ん中に位置する名物ホール
ティーショットは1オン。ピン約9.4mの位置。
バーディーパットはカップをオーバー。約1.2mを残す。
これは沈めパー。
18番462YPAR4 最終上がりのホール、バーディーを獲ってホールアウトしたい。
302Yのドライブはフェアウェイをキープ。残り146Y。
セカンドはグリーンに届かず、ピン約9.7mを残す。
バーディーパットは僅かに入らず、最終ホールもパー。
最終日、4日目の松山英樹は、4バーディー、1ボギーの「69」トータル6アンダーでホールアウトした。
最終日はフロントナインで3バーディーを獲り、ショットの安定が見られたが、まだパットでも惜しい取りこぼしを拾えていれば違う展開が見られただろう。
バックナインに入ってからは、少しずつショットが精度を欠きだし、微妙な距離のパッティングも決まらない状態となった。
初日、自身初の首位スタートを切ったが、改めて4日間を通して調子を維持することの難しさを感じた大会ともなった。
ただ、大会途中で普通であれば大きスコアを崩してもおかしくない様な状態に陥ったが、それでもスコアをまとめてくる辺りはさすがの安定感だ。
次回出場は、続けて5月14日からの「ウェルズファーゴチャンピオンシップ」の予定だが、今後再び大きな大会が目白押しなだけに、
得意のショットの精度を取り戻す時間も必要だろう。
初日、首位スタートで期待も大きかったが、一番悔しい思いをし、フラストレーションが溜まっているのは松山本人だ。
「マスターズ」「マッチプレー選手権」「プレーヤーズ選手権」と闘ってきて得るものは大きいはず。
悔しさを糧に出来る男、松山英樹。今後、一段と成長し堂々とした松山らしいゴルフに期待したい。
動画はアップされ次第掲載します。