「ウェルズファーゴ チャンピオンシップ2015」4日目、最終日を迎えた松山英樹。(追記:動画を追加しました)
3日目はショットの精度は戻ってきたものの、課題のパットで思う様にスコアを伸ばしきれなかった。
マキロイが驚異的なスコアで独走しているが、最終日に強い松山が、どこまでスコアを伸ばしてくるか?は見どころだ。
期待された3日目ムービングデーは、正確なショットを武器に順調にスコアを伸ばしていたが、微妙な距離のパットを外してしまうもったいないホールや、上がりの17、18番の連続ボギーで、通算-6としたものの23位に順位を落としてしまった。
松山得意の最終日の追い上げが見られるか?
最終日はケビン・ストリールマンとのペアリングでスタートした。
1番418YPAR4
ティーショットは左ラフへ。残りは135Y。
セカンドショットはグリーンを捉え、ピン約4.6mに着ける。
バーディーパットはカップをオーバーし、パー。
2番178YPAR3
ティーショットはピン側約90cmに着けるスーパーショット。
ここは難なくパットを沈め、バーディー奪取。
早い段階でのバーディーで、トータル-7。15位タイに順位を上げる。
【松山英樹 2番 ベタピンスーパーショットでバーディー】
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(映像:ゴルフネットワーク)
3番452YPAR4
304Yのドライビングはフェアウェイ右目へ。163Yを残す。
セカンドは、グリーン左のサイドバンカーへ。残りは13m。
バンカーショットは、ピン約1.8mに着け、このホールはパーセーブ。
4番483YPAR4
305Yのティーショットは、フェアウェイバンカーに捕まる。残りは167Y。
セカンドはグリーン右手前のバンカーへ。残り約14.6m。
3打目バンカーショットは、ピン約1.5mまで寄せるナイスリカバリー。
しかし、パーパットを外してしまい、痛恨のボギー。
課題のパットで決めきれず、トータル-6に戻す。
5番570YPAR5
ティーショットは左のラフへ。残りは240Y。
セカンドショットはフェアウェイ左のバンカーへ。残り54Y。
バンカーからの3打目は、ピン約6.4mに着ける。
バーディーパットは、強めに出てしまい、約1.2mを残す。
ここで返しのパーパットも強めに打ち、連続ボギー。
続けてパットのフィーリングがぶれ、トータル-5とする。34タイに順位を落とす。
6番250YPA3 長い距離のPAR3だが、何とか踏ん張りたい。
ティーショットはグリーン左手前のバンカーへ入れてしまい、残り約24mを残すピンチ。
しかし、セカンドバンカーショットは、ピン側約90cmに寄せパーセーブ。
7番532YPAR5 ここは拾っていきたいホール。
ティーショットは321Yの飛距離で、フェアウェイ右目をキープ。残り198Y。
セカンドは2オンし、残り約14.6mの位置。
イーグルパットは再び強めに出て、約2.7mを残す。
このパットは沈め、バーディー奪取。
このバーディーで、トータル-6に戻し、24位タイ。
8番350YPAR4 このまま波に乗っていきたいところ。
265Yのティーショットはフェアウェイをキープ。残り90Y。
セカンドアプローチは、グリーンオーバー。ピンまで残り約7m。
3打目はピン約1.5mまで寄せるが、ここもカップをオーバー、
パーパットを外し、もったいないパー。
パッティングのタッチが強めに出て合わないのが気になるところ。
このボギーで、再びトータル-5とし、34位タイに順位を落とす。
9番495YPAR4 前半上がりのホールは獲っておきたいところ。
ティーショットは左へ曲げ、林へ。残り211Y。
セカンドも再び林へ打ち込んでしまい、残り165Y。
3打目はグリーンに届かず、右手前へ残り約20mの位置へ。
4打目はピン約90cmまで寄せるも入らず、連続ボギー。
前半は2バーディー、4ボギーの出入りの激しいゴルフ。
ショットも松山の思い通りに打てておらず、何よりパッティングのフィーリングが悪く、短い距離も外してしまう苦しい展開。
フロントナインを終えたところでは、41位タイまで順位を落としており、後半は巻き返して、6大会連続トップ25フィニッシュは死守したいところだ。
10番598YPAR5
300Yのドライビングは右のラフへ。残りは287Y。
セカンドはグリーン手前、フェアウェイ残り約81Y。
3打目アプローチは、ピン側約1.2mまで寄せ、このホールはバーディー奪取。
これでトータル-5に戻す。
11番426YPAR4、12番456YPAR4、13番210YPAR3はパーセーブ。
14番345YPAR4 そろそろバーディーが欲しいところ。
298Yのドライビングは、1オンを狙うが、僅かにグリーン手前約7.3m。
2打目は見事、ピン約90cmまで寄せ、バーディー奪取。
このバーディーで、トータル-6。
15番577YPAR5 波に乗って、ここでもバーディーを獲っておきたい。
317Yのロングドライブは、フェアウェイキープ。残りは233Y。
セカンドショットは、グリーン手前、残り約4.8mの地点。
3打目は、あわやイーグルの素晴らしい寄せを魅せ、バーディー奪取。
このバーディーで、再びトータル-7までスコアを伸ばす。
16番508YPAR4 「グリーンマイル」が相手でもスコアを伸ばしたいところ。
ティーショットは、左のラフへ。残り224Y。
セカンドはグリーン右へ大きく外れ、38Yを残す。
3打目でピン約5.5mに着けるが、次のパーパットは僅かに外れ、ボギー。
手痛いボギーで、トータル-6へ戻す。
17番221YPAR3 池越えのショートホール
ティーショットはグリーン右に外し、残り約15.5mの地点。
2打目で、ピン約1.2mまで寄せ、パーセーブ。
18番493YPAR4 難易度1位のホール
313Yのティーショットは、右のラフへ。残り196Y。
セカンドショットは2オンし、ピン約12mに着ける。
3打目で、約1mまで寄せ、パーセーブ。
最終日の松山は、5バーディー、5ボギーの「72」トータル6アンダーでホールアウトした。
前半はとにかくパットが決まらず、短い距離のパットを外す場面も多く、ボギーが先行する苦しいゴルフを強いられた。
ショットでも少しずつ精度を欠き、松山が苛立つ場面が見られた。
しかし後半に入りパットは悪いながらも、3つのバーディーを獲ったが、スコアを伸ばすことは出来なかった。
ただ、これで7戦連続トップ25フィニッシュとなり、大崩れしない松山の持ち味は見られた。
松山の次戦は中2週を空け、いよいよディフェンディングチャンピオンの「ザ・メモリアルトーナメント」の出場となる予定。
この2週間でパットの調整をし「メモリアルトーナメント」では、昨季王者らしいゴルフを期待したい。
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