最終更新:2015年11月22日 ハンブルガーSV戦動画を追加
先日のW杯アジア2次予選、カンボジア戦は酷い内容のゲームだった。そして本来招集される必要のないであろうFIFAランク150位以下の2チームとの対戦の前日練習で再び清武は大怪我を負ってしまった。
カンボジア戦を前にハリルホジッチは、大幅なメンバーの入れ替えを明言。それと共に、前日練習では香川が一番活きるドルトムント方式の新しい布陣を敷くかに見えた。
しかし蓋を開けてみれば、毎度おなじみの「オールドサッカーやってます」状態で、世界ランク183位のチームと「いい勝負」をしてしまった。
日本代表 カンボジア戦前夜
筆者・ゐ太夫がカンボジア戦を前に予想したフォーメーションは以下。
これまでのハリルホジッチのシステム「4-2-3-1」ではなく、いわゆる「4-1-4-1」「4-1-2-3」で、もう一人のインサイドハーフ山口蛍と、巧くコンビネーションを取り、香川が上がる、下がる、ワイドに広がる自由度を上げるものだ。
しかし、実際のスタメンは、いつもと変わらぬ布陣だった。
日本代表 カンボジア戦
結局、香川はトップ下で、メンバーが入れ替わっただけ。
清武の怪我というアクシデントがあったにせよ、何かを変える契機となる様な試合を期待していただけに、フォーメーションを見てまずがっかりした。
そして、5バックで引いてくるカンボジア相手に攻撃のパターンを多く持たない日本は、縦のロングパス、サイドからクロスという、言わば一か八かの攻撃ばかり。
たまにクロスを上げて、相手のバイタルエリアでフリーになっても、相変わらずごちゃついて味方同士が重なったり、シュートを打ってもDFに弾かれるばかり。
香川はほとんどボールに触れず、いわゆる消えている時間が長すぎた。
サイドに振ってクロス、縦にロングフィードがメイン攻撃とは、一体いつの時代のサッカーを見ているのか?
守備で言うと、連続無失点が話題になったが、前半30分だけで、槙野は決定的なミスを3度犯し、相手がカンボジアでなければ、ほぼ失点を許していただろう。
これは槙野だけのせいでもなく、コンビを組んだ吉田とのコンビネーションが上手く行ってなかったことも起因している。
結局、相手のオウンゴールと、ミランでの出場時間が減り、余り疲労のない途中出場の本田が終了間際、相手も疲れている隙を突き得点を決め2-0で勝利。
今後にかなりの不安を残す内容と結果となってしまった。
代表の今後
しかし、この2次予選の内容を見ていると、まだパスサッカーで繋いで繋いでアジアでは通用し「自分達のサッカー」と自信満々で乗り込んだW杯では全く通用しなかったザッケローニ時代の方が良かったのでは?とさえ思えてくる。
むしろ、当ブログで八百長疑惑についてかなり書いたが、アギーレの「堅守速攻」のスタイルを続けていたら、どうだったのか?も、興味はある。
日本の攻撃の課題は「個の力」と言われるがかなりの「スピード不足」でもあるからだ。
結局、香川が代表で活きないのも、ドルトムントが攻撃に転じた時のスピード感は全くと言っていいほどなく、香川もファンタスティック・フォーやその他の選手のスピードに引っ張られている感は大きい。
批判と不安の声が大きい、今回のアジア2次予選遠征で、柏木の評価が上がっているが、筆者はむしろカンボジア戦で数分しか出番がなかった南野の一瞬の動きに大きな可能性を感じた。
おそらく今後柏木の出番は増えるのだろうが、南野をもっと積極的に起用して貰いたい。
ドルトムントのファンタスティック・フォー
日本代表の話をかなり書いてしまったが、これで代表戦ウィークも終わり、パリの事件で先行き不透明な部分もあるが、欧州各国のリーグが再開される。
ドルトムント・トゥヘル監督の会見
ブンデスリーガは、ドルトムントvsハンブルガーSVだけが金曜日の開催で、トゥヘルは中2日での合流になるが、香川のスタメン起用を示唆。
おそらくハンブルガーSVの酒井高徳も出場してくるであろうから、いきなり日本人対決になる可能性も高い。
また縦横無尽に動き回り、周囲の選手を巧みに操るドルトムントの香川が観られるのは楽しみであるし、今季の香川とドルトムントがどこまで登りつめるのか?にも注目したい。
それにしてもハノーファーは清武が復帰して、やっとこれからと思ったら、またもや怪我というとんだ災難に見舞われた。
徐々に再始動しつつあるシャルケ・内田と共に、重要な選手だけに、早い回復を祈るばかりだ。
ドルトムントvsハンブルガーSV ハイライト映像
ハイライト: Hamburger SV 3-1 Borussia Dortmund
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