更新:2016年12月4日
タイガー復帰戦で大注目!松山英樹出場「ヒーローワールドチャレンジ2016」1日目・1ラウンドの模様、詳細結果速報、動画、筆者ゐ太夫の戦評、ホールアウト後のインタビューをご紹介します!
ワールドカップの疲れも取れないハードなスケジュールながら、世界で18名のみが出場出来るタイガー・ウッズの招待試合に3年連続出場の松山。世界中がタイガーに注目する中、改めて強い松山を披露する格好の場となりました!
初日は、前半は疲れ、時差ボケの影響かパットの精度を欠く内容も、後半に入ると「パットの鬼」の松山が復活し猛チャージ!7バーディ、1ダブルボギーの「65」通算7アンダー、首位に1打差の単独2位と絶好のスタートとなりました!なお、注目のタイガー・ウッズは5バーディ、2ボギー2ダブルボギーの「73」1オーバー、17位となっています。
ワールドカップが開催されたオーストラリアから、一度日本を経由し、バハマへ移動してきた松山。
飛行機搭乗時間だけでも30時間というハードなスケジュールで、疲れと時差ボケが抜けない様子。
今回は、年明けもすぐに試合があるため、いつもの進藤キャディらチーム松山は、お休み。
代わりに、岩田寛のサポートをしている乾芽衣キャディとのラウンドとなりました!
アルバニーは、リンクス形式のコースで、スタートから強風が吹くコンディション。
初日はルイ・ウーストヘイゼンとのペアリングで、現地12時20分にスタートしました!
※ショット・ボールトラッカーが無いため、簡易レポートとなります。ご了承ください。
前半OUT
1H 423Y Par4
FWセンターからのセカンドショットは、ピン左1.5mに着ける絶妙なショット!
松山、これをしっかり沈め、幸先良くバーディ発進!
2H 187Y Par3
ティーショットは、ピンハイ左5mに着ける。
長めのバーディパットは僅かに外れ、タップインパー。
3H 572Y Par5
FW左サイドからのセカンドは、グリーン左FWへ。
3打目アプローチは、ピン手前2mに着ける技ありショット!
下りのパットだが、しっかり沈め、今日2個目のバーディ奪取!
このバーディで早々に2アンダー首位タイグループに並ぶ!
4H 492Y Par4
右サイド、ウェストエリア?付近からのセカンドはグリーン奥の傾斜に当てて戻すも、ピン左奥6~7mの距離を残す。
長い下りのバーディパットは、ジャストタッチも僅かに外れ、パー。
5H 180Y Par3
ティーショットはピン左奥6mほどに着ける。
ここも距離感は合うが、僅かに外れ、パー。
6H 595Y Par5
FWからのセカンドはグリーン右のFWへ。
3打目アプローチはショートし、グリーンエッジまで。
ピンまで約5mのバーディパットも僅かに外れ、パー。
7H 340 YPar4
FW左サイドからのセカンドは、ピン左奥2mに着ける。
しかし、このチャンスを外してしまい、パー。
8H 216Y Par3
ティーショットは左へ曲がり、グリーン左のFWへ。
30Yほどのアプローチは、グリーンの傾斜を上りきれず、手前に転がり落ちる。
3打目も再び傾斜に当たるが、何とか上段で踏み止まる。
約2.5mのボギーパットを外してしまい、ここで痛恨のダボを叩いてしまう。
このダブルボギーで、イーブンパーとし、13位Tへ。
9H 603Y Par5
FWセンターからのセカンドは、僅かに短く2オンならずグリーン手前。
3打目アプローチは、ピンそば50cmまで寄せ、ダボ後の嫌な流れを切る見事なバウンスバックバーディ奪取!
前半のスコア
前半の松山は、3バーディ、1ダブルボギーの「35」通算1アンダーでハーフターン!
前半スコアカード
後半 IN
10H 435Y Par4
左サイドからのセカンドは、グリーン右奥へ。
3打目アプローチを巧く寄せ、パーセーブ。
11H 589YPar5
レイアップし、左ファーストカットからの3打目は、直接ピンフラッグに当たるスーパーショット!
カップ左約1.5mのパットはしっかり沈め、後半初バーディ奪取!
このバーディで、2アンダー、8位Tグループへ!
12H 202Y Par3
初日難易度1位ホール
ティーショットは、狙い所の狭いピン左奥6mに着ける。
長め、下りのパットだが、勢いよく狙い見事に連続バーディ奪取!
素晴らしい連続バーディで、通算3アンダー、6位Tグループへ!
13H 483Y Par4
FW左サイドからのセカンドは、ピン手前約4mに2オン。
微妙な距離のバーディパットは完全にラインに乗るが、カップに蹴られ、パー。
14H 298Y Par4
このホールもバーディで、通算4アンダーまでスコアを伸ばす!
15H 548Y Par5
ここはセカンドショットをピン約5mに着ける絶妙なショットを魅せる!
松山、微妙な距離とラインを読み切り、見事イーグル奪取!
素晴らしいイーグルで、通算6アンダー、同組のウーストヘイゼンと並び2位Tへ!
(動画)15番 松山イーグルパット!
Last 4 worldwide starts:
— PGA TOUR (@PGATOUR) 2016年12月1日
1st 🏆
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2nd
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It's safe to say Hideki Matsuyama is confident.#QuickHits https://t.co/3f5oCR9iZ0
16番、17番はパー。
18H 470Y Par4
FWセンターからのセカンドは、ピンハイ左2.5mに着ける絶妙なショット!
このチャンスをしっかり沈め、見事なバーディ締め!
(動画)18番 松山 見事なショットからバーディ締め!
(映像:PGA公式HP)
初日のスコア
初日の松山は、7バーディ、1ダブルボギーの「65」通算7アンダー、首位に1打差の単独2位でホールアウトした!
後半スコアカード
ゐ太夫の戦評
前週、石川遼とタッグを組んだ「ワールドカップオブゴルフ」で、ここまで無類の精度を誇ったパットが決まらず、スコアを落としたことは懸念材料でした。
不調気味のパッティングは、一過性のものだったのか?調整は長引きそうなのか?
そして、直近の松山の勝ちパターンは、初日、2日目からビッグスコアを出し、3日目以降を優位な展開に持ち込むスタイルに変わってきたため、初日のラウンドは、パットの見極めと今大会を占う上でも重要な意味を持つものでした。
前半は、ショットの精度は回復傾向でチャンスに着けるものの、何度かバーディパットを外しており、チャンスを外した直後の8番は不運も重なりダブルボギー。
やはり、松山のパッティングの不調は回復していないのか?と思わせる内容が続きました。
しかし、9番でバウンスバックの後、バックナインに入ると、11番、12番の連続バーディ、14番バーディ、15番でイーグルと猛チャージ!
この間は、ショットも素晴らしかったものの、決して優しくない長めのパットも決まりだし、最終18番もバーディで上がる辺りは、完全に「強い松山」の姿を魅せてくれました!
ワールドカップの時はフォーマットの影響か「日の丸」を背負った重圧からか、どこか弱気なパッティングに見えていました。
今日も前半は、まだどこか迷いがある様な雰囲気でしたが、後半12番で下りのパットを勢いよく沈めた時から、松山の中で気持ちの強さと、フィーリングが戻り、その後の爆発に繋がったのではないか?と見ています。
初日を終えて、首位と1打差の7アンダー、単独2位!しかも前半途中でダボを叩き、イーブンに戻してからの怒濤の攻めのゴルフは非常に価値あるものとなりました!
このまま行けば、明日以降の活躍にも大いに期待出来、最終日にタイガートロフィーを受け取る可能性も高くなってきています!
(動画)松山英樹 ホールアウト後インタビュー
jp.pgatour.com
(映像掲載ページリンク:PGA日本公式HP)
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