更新:2017年1月15日 松山コメント･全体ハイライト映像･順位表･プレー動画追加
松山英樹出場｢ソニーオープンinハワイ2017｣3日目･3ラウンドの模様､詳細結果速報､動画､筆者ゐ太夫の戦評をご紹介します！
苦手のワイアラエCCで､無事予選通過を決めた松山｡ただ､今大会は前週､優勝を譲ったJ.トーマスの記録ラッシュで話題をさらわれ､このまま終わればFedExカップランク首位の座も奪われる状況だけに､何とか一矢報いたい3日目･ムービングデー！
その3日目は､パットに苦しみ､3パットのダボをシーンがありながらも要所を締め､6バーディ､1ボギー､1ダブルボギーの｢67｣(Par70)通算10アンダーまでスコアを伸ばし､16位Tに浮上！最終日の上位争いに望みを繋ぎホールアウトしています！
3日目､ムービングデーを迎えたワイアラエCCは､この日も穏やかな天候｡
松山英樹は､マイケル･トンプソン､ブライアン･ゲイとのペアリングで､現地時間11時40分にOUTからスタートした！
前半OUT
1H 480Y Par4
327Yのロングドライブは､FWセンターへ｡
残り151Yのセカンドショットは､そのままチップインしそうな絶妙なショットでカップ50cmに着ける！
ここは落ち着いて沈め､幸先良くバーディ奪取！
素晴らしいバーディ発進で､通算8アンダー､14位Tでスタート！
2H 423Y Par4
FWセンターから､残り155Yのセカンドは､ピンそば90cmまで着けるスーパーショット！
松山､これも沈め､連続バーディ奪取！
見事な連続バーディで､通算9アンダー､6位Tへジャンプアップ！
3H 422Y Par4
FW右サイドから､残り164Yのセカンドは､グリーン右に外れ､FWへ｡
残り10Yの3打目アプローチは､ピン奥80cmに寄せる絶妙なショット！
しかし､この距離のパーパットはカップに蹴られ､ボギーとしてしまう｡
連続バーディの後､短いパーパットを外してのボギーで､通算8アンダー､16位Tへ｡
4H 204Y Par3
ティーショットは､ピン右手前7.2mに着ける｡
長めのバーディパットは､僅かに外れ､ここはパー｡
5H 467Y Par4
気合いの314Yドライビングは､僅かにFWを外れ左ラフへ｡
残り164Yのセカンドは､グリーン右のバンカーへ｡
残り11Yの3打目バンカーショットは､ピン奥2.6mに着け､ナイスパーセーブ！
6H 460Y Par4
難易度3位ホール
323Yのティーショットは､大きく左へ曲がりラフへ｡残り135Y｡
セカンドは､グリーン奥へこぼれ､FW残り30Y地点へ｡
3打目アプローチは､ピン手前1mに着け､パー｡
7H 176Y Par3
ティーショットは､ピン奥7.4mに着ける｡
長めのバーディパットは､カップを90cmオーバーするが､返しを入れ､ここもパー｡
8H 454Y Par4
311Yのティーショットは､FW右サイドへ｡残り151Y｡
セカンドは､ピン奥4.5mに着ける｡
微妙な距離のバーディパットは､僅かに外れ､パーが続く｡
9H 506Y Par5
ティーショットは気合いの334Yの飛距離で､FW左サイドへ｡
残り166Yのセカンドは､ピン左手前5.5mに2オン！
長めのイーグルパットは､あと僅かでカップインの惜しいパットで､前半上がりでバーディ奪取！
前半スコア
前半は､3バーディ､ノーボギー､通算9アンダー､13位Tでハーフターン！
前半スコアカード
後半 IN
10H 351Y Par4
326Yのティーショットは､グリーン右手前のラフまで運ぶ｡残り42Y｡
バンカー越えのアプローチショットは､ショートサイドのピンをデッドに狙い､ミスショットでバンカーへ｡
残り11Yの3打目バンカーショットは､ピン奥3.3mに着ける｡
微妙な距離を残したパーパットは､カップを1.2mオーバー｡
返しのボギーパットも外し､ここで痛恨のダブルボギーを叩いてしまう｡
難易度の低いホールでの､手痛いダボで､通算7アンダー､34位Tまで順位を落とす｡
11H 194Y Par3
難易度2位ホール
ティーショットは､グリーン左奥のピンを果敢に狙い､ピン左エッジ4.4mに着ける絶妙なショット！
松山､このパットを沈め､見事なバウンスバックバーディ奪取！
バウンスバックの松山！このバーディで､通算8アンダーに戻し､26位Tへ！
(動画)松山 11番､14番 共にグリーンエッジからバーディ奪取！
www.golfnetwork.co.jp
(映像掲載ページリンク先:ゴルフネットワーク公式HP)
12H 440Y Par4
341Yのビッグドライブは､FW右サイドをキープ｡残り98Y｡
セカンドショットは､ピン手前13mに2オン｡
長いバーディパットは､カップ手前1mまで寄せ､ここはパー｡
13H 477Y Par4
難易度1位ホール
335Yのティーショットは､左ラフへ｡残り182Y｡
セカンドは､ピン手前3.5mに着ける絶妙なショット！
このバーディチャンスは､僅かに外れ､パー｡
14H 430Y Par4
ティーショットは､FW左のバンカーへ｡残り125Y｡
セカンドバンカーショットは､ピン右手前5.7mエッジへ｡
松山､3打目を見事に沈め､バーディ奪取！
このバーディで､通算9アンダー､19位Tに順位を上げる！
15H 398Y Par4
FWセンターから､残り132Yのセカンドは､ピン手前6.5mに2オン｡
長めのバーディパットは､僅かに外れ､パー｡
16H 417Y Par4
左サイドFWから､残り156Yのセカンドは､ピン手前6.5mに2オン｡
このバーディパットも､僅かに外れ､パー｡
17H 194Y Par3
ティーショットは､ピン右手前8mに着ける｡
ここも長いバーディパットとなり､しっかり打つもカップをオーバー｡
1.7mの返しを残すが､これは沈め､パーセーブ｡
18H 551Y Par5
300Yのティーショットは､FW右サイドをキープ｡
残り262Yのセカンドは､ピン左手前9mに2オン｡
長いイーグルパットは､僅か30cmカップを外れるも､上がりホールをバーディで締める！
3日目のスコア
3日目の松山は､6バーディ､1ボギー､1ダブルボギーの｢67｣(Par70)通算10アンダーまでスコアを伸ばし､16位Tでホールアウトした！
後半スコアカード
ゐ太夫の戦評
ムービングデーを迎えた松山は､スタート1番､2番と精度の高いショットで､連続バーディを奪う絶好のスタート！
風の影響も無く､このまま得意のアイアンショットで､猛チャージを掛けるかに思われました｡
(ちなみに､この日のフェアウェイキープ率は､64.29% (9/14)と2日目より良化したものの､パーオン率は､66.67% (12/18)と数値上は3日間で一番低い結果となっています)
しかし､3番Par4で1m以内のパーパットを外しボギーとすると､その後はショットも寄せきれず停滞｡
前半上がりの9番Par5でバーディを奪い､難易度の低い10番Par4でも連続バーディで､流れに乗りたいところでしたが､3.3mのパーパットを外し､まさかの3パットでダボ｡
ここまでパッティングの実力が格段に上がっていただけに､3日目のスコアに対するパットの貢献度:-2.406は､この日を象徴するスタッツとなりました｡
ただ､ダブルボギーを叩いた直後の11番では､ピンポジションがバンカーのすぐ横にも関わらず､果敢に狙い､バウンスバックした辺りは､世界トップクラスの意地を魅せてくれました｡
その後も､チャンスを外す場面もありましたが､難しいホールの多いバックナインで3バーディとし､二桁アンダーまで伸ばし､ホールアウト｡
これで､最終日に上位争いを展開出来る順位まで伸ばし､大の苦手のワイアラエCCで出場5試合目にして､初めて4日間プレーすることも確定｡
繰り返しになりますが､悪いながらもしっかりとスコアをまとめてホールアウトする姿は､松山の実力が何段も上がったことを実感させられます｡
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