PGAプレーオフシリーズ最終戦「ツアーチャンピオンシップ2016」4日目・4ラウンドの松山英樹の模様をご紹介!
3日目を終え、首位と3打差まで迫ってきた松山。最終日は大逆転年間王者獲得へ、期待が高まった!
しかし、この日は元々悪かったショットが4日間で最悪な状態。それでもパーセーブし続け、後半早々の連続バーディで首位に肉薄するが、失速。最終日は、4バーディ1ボギー1ダブルボギーの「69」(Par70)通算6アンダー。単独の5位でホールアウトした!
優勝争いは、18Hを終えR.マキロイ、R.ムーア、K.チャペルの3人が通算12アンダーで並び、プレーオフへ。4ホールの激闘の末、マキロイが優勝し、大逆転で初の年間王者に輝き、ビッグボーナス1,000万ドルを獲得した!
最終日は、ジェイソン・ダフナーとのペアリングで、現地13:35分にスタート!
1H 469Y Par4
ティーショットは280Yの飛距離で、フェアウェイセンターへ。残り178Y。
セカンドショットは、ピン奥13mに着ける。
長いバーディパットは、90cmほどショートし、パー発進。
2H 197Y Par3
ティーショットは1オンも、ピン奥7.3mと距離があり、2パットのパー。
前半は、ティーショットでフェアウェイキープが出来ず、アイアンショットも不安定な状態が続く。
4番以降、フェアウェイキープ出来たのは、6番Par5、7番Par4のみ。
そして、パーオンは9番まで出来ず、ほとんどをバンカーからのナイスリカバリーと、パットでカバーし、
我慢のゴルフでパーセーブを重ねた。
そして前半最終ホールへ。
9H 235Y Par3
ティーショットは、ピン右手前4.2mに着ける。
松山、このパットを沈め、待望の初バーディ奪取!
(動画)9番 松山4.2mのパットを沈め初バーディ奪取!
(映像:PGA公式HP)
前半は、1バーディ、ノーボギー。通算6アンダー、5位Tでハーフターン。
前半スコアカード
10H 424 Par4
ティーショットをラフへ打ち込み、2打目も2オンならずラフへ。
3オン1パットのパー。
11H 214Y Par3
ティーショットはピン奥3.8mに着ける絶妙なショット!
松山、これを沈め、後半初バーディ奪取!
このバーディで、通算7アンダー、4位Tへ!
12H 389Y Par4
左に大きく外れたラフから、残り86Yのセカンドは、グリーン手前左ラフへ。依然28Yを残す。
パーセーブ狙いの3打目アプローチは、ピンに当たり、そのままチップインバーディ奪取!
(動画)12番 松山 トラブル一転、チップインバーディ!
(映像:PGA公式HP)
見事な連続バーディで、通算8アンダー、スコアを伸ばす首位と3打差の単独の4位まで順位を上げてきた!
13H 440Y Par4
右ラフから、残り152Yのセカンドは、ピン手前8mに着ける。
長いバーディパットは、僅かに外れ、パー。
14H 520Y Par4
右ラフから、残り259Yのセカンドは、レイアップし、残り77YFWへ。
3打目アプローチは、ピン手前2mに着ける。
しかし、このパーパットを外してしまい、ここに来て痛恨のボギーを叩く。
これで、通算7アンダー、単独5位へ後退。
15H 211Y Par3
名物アイランドグリーン池越えホール
ティーショットは、ピン奥7.5mに着ける。
長めのバーディパットは、外れ、パー。
16H 454Y Par4
ティーショットはFW右のバンカーへ。残り176Y。
バンカーからの2打目は、グリーンに落とすもランが出すぎ、グリーンを僅かにこぼれ、奥のラフへ。残り8.8m。
好調のウェッジで狙った3打目は、あと少しでチップインも外れ、パー。
17H 443Y Par4
右サイド、ファーストカットから、残り137Yのセカンドは、ピン手前1.3mに着けるスーパーショット!
松山、これを沈め、バーディ奪取!
(動画)松山 17番 絶妙なショットで1.3mに寄せ、バーディ奪取!
(映像:PGA公式HP)
このバーディで、通算8アンダー、4位Tに戻す!
18H 600Y Par5
ティーショットを右ラフに打ち込んだため、安全策を採り、池の手前FW、残り231Yまで運ぶ。
3打目は、グリーン左奥のFWへ。残り16Y。
4打目アプローチは、グリーン手前土手に当たり、無情にもボールは手前方向に戻ってしまう。
5打目でピン奥5mに着けるが、2パットを要し、最終ホールで痛恨のダブルボギーとしてしまった。
最終日の松山は、4バーディ1ボギー1ダブルボギーの「69」(Par70)通算6アンダー。単独の5位でフィニッシュした。
後半スコアカード
ゐ太夫の寸評
前半のフェアウェイキープ率は、28.57%(2/7)パーオン率は33.33%(3/9)というショットの状態で、よくスコアを落とさずに8番まで耐えた。
抜群のサンドセーブと、ショートゲーム、パッティングの良さでしのぎ、9番でのバーディに繋げた。
このバーディをきっかけに、11番、12番で連続バーディとし、引き離しに掛かった上位に肉薄する態勢に入ったが、14番でショートパットを外す手痛いボギーを叩き、優勝争いから脱落。
18ホール通してのフェアウェイキープ率は21.43%(3/14)と後半もティーショットに苦しみ、パーオン率も44.44% (8/18)というショットの状態ながら、18番でダボを叩いても「69」で上がる辺りは、新しいスタイルの松山を印象付けるものだ。
最終日のティーショットの貢献度は-2.105。アプローチの貢献度は、-1.382。ショートゲームの貢献度は、1.591。ショットの貢献度(SG:TEE TO GREEN)は-1.896と4日間で一番悪い数値となった。
この日のパットの貢献度(SG:PUTTING)は、0.965。初日3.813、2日目-0.675、3日目1.625と変遷し、4日間の合計は「5.728」で、堂々の1位となった。
ショットが最悪な状態で、世界のトップ30人のみが出場出来る「ツアーチャンピオンシップ」で、日本人最高位の単独5位に入ったことは、とんでもないことを成し遂げたと言っていい。
これまでずっと課題とされていたパッティングで稼いだ5位だけに、より価値があり、来季、一番の武器であるショットとパットが噛み合えば、PGAツアー複数優勝、そして日本人初メジャー制覇の可能性がかなり高まってきている。
来季は、相当にスケールアップした松山英樹の活躍が観られそうだ!
(松山英樹・石川遼豪華競演!「日本オープンゴルフ2016」TV放送・組合せ・ペアリング・ルール・戦績・概要!)
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(松山英樹 今後のスケジュール・出場予定)
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(石川遼関連記事)
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