最終更新:2016年7月2日
ゴルフ世界選手権「WGCーブリヂストン招待2016」松山英樹の初日・第1ラウンドの模様をお伝えします!
2戦連続予選カットの大きな要因であるショットの不調を脱したい松山。飛距離と正確なショットを求められるファイヤーストーンCCで、どういうプレーを魅せてくれるか?期待と注目が集まりました。
初日の松山は途中2オーバーまでスコアを落とすも、トラブルを最小限に留め、我慢のゴルフ。そして後半に入り果敢な攻めを魅せ、3バーディ、3ボギーの「70」通算イーブンパーの18位Tでホールアウトしています!
今年は61名で予選カットのない4日間のストロークプレーを闘うWGCーブリヂストン招待。
復活を懸ける松山の初日の闘いは、ディフェンディングチャンピオン、シェーン・ローリーと昨季2位バッバ・ワトソンとの栄誉あるペアリングで、最終組、現地14時にスタートした!
1H399YPar4
265Yのティーショットは、FW左サイドをキープ。残り132Y。
セカンドショットは、ピン左奥7.9mに着ける。
下りのバーディパットは僅かに外れ、パー発進!
2H526YPar5
ティーショットは、大きく左へ曲げ、カート道を越え林へ。残り218Y。
セカンドはFWへ出し、残り89Y地点まで運ぶ。
3打目アプローチは、ピン奥2.2mに着ける絶妙なショットでバーディチャンス!
しかし、下りのバーディパットは80cmカップをオーバーし、パー。
3H442YPar4
左ラフから、残り185Y、池越えのセカンドは、無情にもグリーン手前の池へ。
ウォーターハザードとなり、残り75YFWからの4打目はピン奥1.3mに着ける。
松山、ここは沈め、ボギーセーブ。
ダボも覚悟というところで、何とかボギーで収め、トータル1オーバー、29位T。
4H471YPar4
FW中央から残り176Yのセカンドは、グリーン右ラフへ。残り11Y。
3打目アプローチは、あと僅かでチップインの惜しいショットとなり、パーセーブ。
5H200YPar3
ティーショットは、ピン左奥のグリーンエッジへ。残り13m。
長いバーディパットは、僅かにカップを外れ、惜しいパー。
6H469YPar4
303YのドライビングはFW左サイドへ。残り166Y。
セカンドはピン手前7.2mに着ける。
長めの上りのバーディパットは、80cmほどカップをオーバーし、パー。
7H219YPar3
ティーショットはグリーン真ん中、ピン左へ1オン。残り10m。
長いバーディパットは、1mほどカップをオーバーし、ここもパー。
8H482YPar4
気合いの326Yのドライビングは、FW左サイドへ。残り178Y。
セカンドはピンそば80cmに着けるスーパーショット!
このパットはしっかり沈め、待望の初バーディ奪取!
見事なセカンドショットからのバーディで、イーブンパーに戻し、18位Tへ!
(動画)絶妙なセカンドショットで待望の初バーディ奪取!
(映像:PGA公式HP)
9H494YPar4
難易度1位ホール
309Yのティーショットは、FW右のバンカーへ。残り195Y。
セカンドバンカーショットは、FWへ出すだけとなり48Yの飛距離で、依然155Yを残す。
3打目はピン手前4.7mに着けるも、パーパットを僅かに外し、ボギーとしてしまう。
前半の松山は、1バーディ、2ボギーの通算1オーバー、26位Tでのハーフターンとなった。
前半スコアカード
距離のあるホールに、狭く、かなりランが出るファイヤーストーンCCのフェアウェイ。
前半の松山のフェアウェイキープ率は、57.14%(4/7)と良い数字ではないが、それでも全体の7位Tという数字が、難易度の高さを物語っている。
早い時間にスタートした、マクガートが6アンダーで首位に立っているが、あとは3アンダーから伸びない状況。
松山は前半のパーオン率が55.56%(5/9)で22位Tと、まだショットも本調子ではない様子。
後半は、何とか我慢のゴルフで堪えて、まずはイーブンパーまで戻したいところ。
10H410YPar4
304Yのティーショットは、左へ曲げ林の中へ。残り118Y。
木の間を低く出しランでFWを狙ったセカンドは、木に当たり逆に40Y戻ってしまい、依然141Yを残す。
3打目はピン左3.9mに着けるが、パーパットは外れ、連続ボギーとしてしまう。
痛い連続ボギーで、トータル2オーバー、30位Tに順位を落とす。
11H418YPar4
右ラフから残り128Yのセカンドは、ピン右奥7mに2オン。
長め、下りのバーディパットは、ほんの僅かに外れ、パー。
12H180YPar3
ティーショットは、ピン奥2.4mに着ける絶妙なショット!
しかし、このバーディチャンスも下りのパットで、僅かにカップをオーバーし、パー。
13H471YPar4
319Yロングドライブは、FW左サイドへ。残り152Y。
セカンドは、ピン奥1mに着けるスーパーショット!
このチャンスはしっかり沈め、今日2個目のバーディ奪取!
ティーショットからセカンドまで完璧なショットで、見事なバーディ奪取!通算1オーバー、25位Tに戻す!
14H467YPar4
306Yのティーショットは、左ラフへ。残り179Y。
セカンドはグリーン手前ラフへ。残り30Y。
3打目はピン手前1.2mまで寄せ、パー。
15H221YPar3
ティーショットは、ピン右6.9mに着ける。
微妙な距離のバーディパットは、僅かにカップをオーバーし、パー。
16H667YPar5
(動画)PGAツアー最長667YPar5 ファイヤーストーンCC16番 別名「モンスター」
(映像:PGA公式HP)
渾身の364Yビッグドライブは、FW左サイドをキープ。残り297Y。
セカンドは3Wで果敢に2オンを狙い、高速グリーンで転がり奥のラフへ。残り6.8m。
3打目はカップを舐めながら入らずという惜しいアプローチ。イーグルはならずも、素晴らしいタップインバーディ奪取!
モンスターを果敢に攻めまくった松山。素晴らしいバーディで、イーブンパー、18位Tまで順位を上げてきた!
(動画)残り300Yを3Wで果敢に狙いモンスターをねじ伏せバーディ奪取!
(映像:PGA公式HP)
17H400YPar4
FW右サイドから残り242Yのセカンドは、ピン奥3.5mに着ける。
下りのバーディパットは、ラインを読み切れず、カップをオーバーし、パー。
18H464YPar4
ティーショットは左へ曲げ、林に打ち込んでしまう。目の前に高い木、ライはかなり深いラフ。残り159Y。
タフなセカンドショットは、巧くツリーラインを越え、グリーン左手前のバンカーへ。残り18Y。
3打目バンカーショットは、ピン手前1.5mまで寄せるナイスリカバリー!
このパットは慎重に沈め、見事なパーセーブフィニッシュ!
初日の松山は、3バーディ、3ボギーの「70」(Par70)のイーブンパー。首位に6打差の18位Tでホールアウトした!
後半スコアカード
ゐ太夫の寸評
前半の松山のプレーは、2番でバーディチャンスを外し、次の3番で池ポチャと、予選カットとなっていたここ2戦と同じ様な光景。
今回の松山はここをボギーで凌ぐも、その後も左に曲がるティーショット、精度の上がらないアイアンショットに、ラインを読み切れないパットが交互に続き9番、10番で連続ボギーとしてしまう苦しい展開。
しかし、我慢に我慢を重ねた松山が一挙に反転攻勢に出た後半中盤からの流れは、この2戦とは明らかに違うものとなりました。
ティーショットからアイアンショットまで完璧であった13番のバーディ。
そして、PGAツアーで最長を誇る16番667YPar5で魅せた、ビッグドライブと、残り300Yを3Wで2オンさせる攻めの姿勢は、まさに明日以降に繋がるいい流れ。
左に引っ掛かるティーショット、ラインを読み切れないパッティングと不安材料はあるものの、徐々に自分の形を作っていく松山の高い修正能力が活きる大会となりそうです!
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