今年最後の出場大会となる｢ヒーローワールドチャレンジ2015｣初日･1日目を迎えた松山英樹｡
タイガー･ウッズ招待試合で､全世界のプロ18人のみが出場を許される超エリート大会だが､松山は2年連続の出場という栄誉を得た｡今年は舞台をバハマの海岸沿いのコース｢アルバニーGC｣に移し､終始強く吹く海風とも戦う必要がある｡
初日の松山は､最終18番のトラブルでダブルパーを叩いた影響で､2バーディー､1ボギー､1ダブルパーの｢75｣トータル3オーバー｡同組のジミー･ウォーカーら首位グループとは9打差の18位で初日を終えた｡
初日の｢アルバニー｣はやはり風が強い中でのプレー｡
松山は､ダンロップフェニックスでも組んだジミー･ウォーカーとのペアリングで初日のラウンドをスタート｡
1番423YPAR4
セカンドショットは､グリーン手前のエッジ付近へ｡カップまでは約5mを残す｡
このバーディーパットは僅かにオーバーし､パー発進
2番187YPAR3
ティーショットは､グリーン右のバンカーへ｡
バンカーショットは､ピン約1.5mまで寄せるナイスリカバリーで､見事パーセーブ｡
3番572YPAR5
セカンドはグリーン手前のラフへ｡
3打目はピッチエンドランで､寄せようとするも､速いグリーンでボールは止まらず､カップをオーバー｡
残り約2.5mのバーディーパットもオーバーし､パー。
4番489YPAR4
セカンドはグリーン右へ外し､3打目アプローチもカップをオーバー。
残り約4mのパーパットは見事に沈め､ナイスパーセーブ！
5番180YPAR3
ティーショットはグリーン左へ外れ､アプローチで残り1m以内に寄せ､パーセーブ｡
6番595YPAR5
サードショットでグリーンを狙うも､3オン出来ず､手前花道へ｡
4打目アプローチは､カップ約50cmまで寄せ､タップインパー。
7番338YPAR4
セカンドはピン奥約2.5mに着ける｡
このバーディーパットは､ラインの読み違えで僅かに外れ､パー｡
8番216YPAR3
ティーショットは､ピン右約2mに着ける絶妙なショット！
松山､ここはしっかり沈め､今日初バーディ奪取！
我慢のゴルフが続いたが､待望の今日初バーディで1アンダー､6位Tグループへ！
9番603YPAR5
3打目はピン右約1.5mに寄せるバーディーチャンス！
しかし､このバーディーパットを外してしまい､もったいないパー。
前半の松山は､1バーディ､ノーボギーの1アンダー､8位Tでハーフターンとなった｡
前半 スコアカード
10番415PAR4
セカンドショットは､ピン手前残り約3.5mに着ける｡
しかし､このパットは外れ､後半スタートもパー｡
11番589PAR5
ここは獲りたいロングホールだったが､パー。
12番202PAR3
ティーショットはグリーン左に外れ､あと僅かで池ポチャの危機だったが､ギリギリ斜面で止まる｡
ラフからのセカンドアプローチは､ピン手前約4mへ｡
パーパットは強く出てしまい､カップを約1mオーバーし､ボギーとしてしまった｡
このボギーでイーブンに戻し､16位Tグループへ｡
13番459PAR4
フェアウェイからのセカンドは､2オンもカップ手前､かなりの距離を残す｡
長いバーディーパットは､しっかり打ったもののカップを1m程オーバーし､パー｡
14番312PAR4
1オン可能なPAR4｡
果敢に1オン狙いのティーショットは､グリーン左のバンカーへ｡
バンカーショットは､カップを約6mオーバー。
長いバーディーパットは､カップを1mほどオーバーし､ここもパー。
他の選手はスコアを伸ばし､ここでとうとう17位となり､最下位となってしまった｡
15番548PAR5
セカンドはグリーン右に外れるが､3打目アプローチは､ピン手前約1mに着ける｡
松山､ここは確実に決め､後半初バーディ奪取！
このバーディーで､再び1アンダーとし､14位Tグループへ！
16番PAR4､17番PAR3はパー。
18番470PAR4
迎えた最終ホールで､松山は､ティーショットを2度､左サイドの池に入れるトラブルで､ダブルパーとしてしまい､このホールだけで+4｡
初日の松山は､2バーディー､1ボギー､1ダブルパーの｢75｣トータル3オーバー｡同組のジミー･ウォーカーら首位グループとは9打差の18位でホールアウトした｡
後半 スコアカード
18番でのティーショットを2回連続左サイドの池に打ち込み､ウォーターハザードのペナルティを重ねてしまったことは､余りにも痛かった｡
ここは､他の選手達は左サイドの池を怖れて､逆に右サイドの砂地や岩場に打ち込むシーンが多く見られた難易度1位のホールだった｡
そして一日を通して初日は､フェアウェイは捉えるも､グリーンを外すシーンが目立ち､ショットの精度を欠く1日となってしまった｡
パッティングは調子が良いのか､しっかり打っているも､ラインを読み切れず､なかなかカップインしてくれない嫌な展開。
これが決まってくれていると､2日目以降も強気で攻められるが､結果が出ていないことによって､迷いが生じることも多いだけに､明日以降のパッティングの調子に一抹の不安が残る｡
あとは､一番の武器のアイアンショットの精度を上げる修正が必要になってくる｡
初日の最終ホールでダブルパーフィニッシュというのは､私が松山を見ている中では記憶になく､トップと9打差という大差で､どうモチベーションを保つかも難しいところだ｡
こうなると非公式大会であることを逆手にとって､エリート大会ではあるが､いい意味で開き直っていくしかない｡
松山は後半に行くほど力を発揮出来､爆発力もあるため､ここからどういうゴルフを魅せるのか？も注目だ！
（2日目の松山英樹の速報動画記事）
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