PGAプレーオフシリーズ第1戦「ザ･バークレイズ」初日を迎えた松山英樹。突然陥った不調の復調具合は気になる所だ。
大会初日の松山は前半連続バーディーの後、ダブルボギーを叩くなど、まだ不安定さも垣間見えるが、最終上がり３ホールで３連続バーディーのチャージも掛ける等復調の気配もあり、６バーディー、３ボギー１ダブルボギーの「69」(PAR70)１アンダー、首位と4打差の32位Tでホールアウトした！
「WGC-ブリヂストン招待」から突如陥った「ショットの不調」はなかなか立て直せず、前週「ウィンダム選手権」では、まさかの予選カットを喰らってしまった。
ショットが乱れ出し、これまでなかったダブルボギーや連続ボギーの大叩きで、歯止めが利かない状態が出ないことを祈るばかりだ。
本人もコメントしているが、大会コースの「プレインフィールドCC」はラフが深いため、フェアウェイを外すとトラブルショットになりやすく、グリーンもアンジュレーションが激しいため難しい。
前年同様にプレーオフシリーズ最終戦「ツアー選手権」の30人に入るためにも、まずは初戦「バークレイズ」の初日にいい感触を得て今後に繋げて行きたいところだ！
■１番432YPAR4
３２８Yのドライビングは、フェアウェイ左サイドをキープ。残り１１１Y。
セカンドは２オン。ピン左手前約7.6mに着ける。
バーディーパットは惜しくも外れ、パーでスタート。
■２番443YPAR4
３１６Yのティーショットは左のラフへ。残り１２２Y。
セカンドは僅かにグリーン手前のフェアウェイ。ピンまで残り約12m。
３打目は約1.2mまで寄せ、パーセーブ。
■３番196YPAR3
ティーショットはピンそば約2.1mに着けるスーパーショット！
松山、このバーディーパットはしっかり沈め、今日初バーディー奪取！
このバーディーで１アンダー、６位タイ。
■４番326YPAR4
２７９Yのティーショットは、フェアウェイ右サイドをキープし、残りは５３Y地点まで運ぶ。
セカンドはピンそば約1.3mに着ける絶妙なアプローチ！
このバーディーパットは楽々沈め、連続バーディー奪取！
このバーディーで２アンダー、２位タイグループへ！
■５番495YPAR4 このホールは今日ここまで、パーよりボギーの方が多く、気を付けたい。
ティーショットは、フェアウェイ右サイドのバンカーへ。残り２３８Y。
バンカーショットは出すだけとなるが、20mほど前進しただけで、依然ラフで２１７Yを残す。ピンチ。
３打目は１１１Yを飛ばすが、まだ１０７Yを残す。
４打目でグリーンオンしピン約2.9mに着ける。
しかしボギーパットも外してしまい、ここで痛恨のダブルボギーを叩いてしまう。
このダブルボギーでイーブンに戻し25位タイへ順位を落としてしまった。
連続バーディーの矢先に、心配されたショットの乱れとパットも精度を欠いたプレーが出てしまった。
ここは引きずらずに気を取り直して行きたい！
■６番164YPAR3
ティーショットは１オンも、ピンまで約17mと距離があり、２パットでパー。
■７番471YPAR4
３０２Yのティーショットは、フェアウェイ左サイドをキープ。残り１５１Y。
セカンドはピン右約2.5mに着ける絶妙なショット！
しかしこのバーディーパットを外してしまい、パー。
■８番480YPAR4 今日の難易度は1位。ここまでパーは５人、ボギー15人。要注意ホール。
２５７Yのティーショットは、左のラフへ。残り２２０Y。
セカンドはグリーンに届かず、３５Yを残す。
３打目は、ピン左手前約4.4mまで寄せるもパーパットを外し、ボギー。
このボギーで１オーバーとし、32位タイへ。
■９番368YPAR4
ティーショットは、フェアウェイ左サイドをキープ。残り１０１Y。
セカンドはピン奥約2.5mに着ける絶妙なショット！
松山、このバーディーパットは沈め、バーディー奪取！
前半の松山は、３バーディー、１ボギー１ダブルボギー、23位タイでハーフターンとなった。
【前半 スコアカード】
３番、４番で連続バーディーも５番でダブルボギーを叩いてしまう辺りが、本来の松山らしくなく、まだ復調していないと思われる。
ラフに入れると相当厄介になり、トラブルショットとなるため、後半はティーショットがカギを握ってきそうだ。
７番でバーディーチャンスを逃した後の８番でボギーとしてしまったが、前半上がりの９番でバウンスバック出来ており、勝負はこれからだ。
トラブルホール以外は、結構精度の高いショットは出ており、後半にどこまで巻き返せるか？
■１０番411YPAR4
２７６Yのティーショットは、フェアウェイ右サイドをキープ。残り１１６Y。
セカンドはピン右手前約5.5mに着ける。
微妙な距離のバーディーパットは僅かに外れ、パー。
■１１番148YPAR3
ティーショットは、ピン左奥約4.1mに着ける。
バーディーパットはタッチが合わず、カップをオーバーし、パー。
■１２番588YPAR5
３０１Yのティーショットは右のラフへ。残り２６４Y。
セカンドはレイアップし、残り１０４Yのフェアウェイまで運ぶ。
３打目で３オンも寄せきれず、２パットでパー。
■１３番482YPAR4
３０９Yのティーショットは、右のラフへ。残り１６７Y。
セカンドショットはグリーン右のエッジへ。残り約11m。
ここから２パットで、パー。
■１４番228YPAR3
ティーショットは１オンするが、ピン左手前約17mと寄せきれない。
長い長いバーディーパットはカップをオーバー。返しのパット約1.4mを残す。
しかしこのパーパットも外してしまい、ボギーとしてしまう。
この手痛いボギーで１オーバーとし33位タイまで順位を落とす。
■１５番372YPAR4
２８５Yのティーショットは、フェアウェイ左サイドへ。残り８４Y。
セカンドアプローチは２オンするもショート気味で、ピン手前約18mを残す。
長いバーディーパットはタッチが合わず、約2.4mを残してしまう。
松山はこのパーパットも外してしまい、痛恨の連続ボギーを叩く。
このボギーで２オーバー、順位は50位タイまで落としてしまう。
■１６番601YPAR5 長いPAR5だが難易度は13位。ここは狙いたい！
２６９Yのティーショットはフェアウェイ右サイドをキープ。残り３１４Y。
セカンドはグリーン手前７２Y地点まで運ぶ。
３打目は、あと僅かでチップインイーグルとなる絶妙なアプローチを魅せ、ここでバーディー奪取！
このバーディーで１オーバーに戻し、47位タイグループへ。
■１７番427YPAR4
２６２Yのティーショットはフェアウェイ右サイドをキープ。残り１３９Y。
セカンドショットは２オンさせ、ピン約3.8mに着ける。
微妙な距離のバーディーパットだが、ここは沈め、連続バーディー奪取！
これで再びイーブンに戻し、35位タイに順位を上げてきた。
■１８番380YPAR4 最終ホールも獲って、アンダーパーでホールアウトしたい！
１９９Yのティーショットはフェアウェイ左サイドをキープ。残り１４２Y。
セカンドは２オン。ピン右手前約9.5mに着ける。
松山、この長い距離のバーディーパットを沈め、見事３連続バーディー奪取でフィニッシュ！
初日の松山は６バーディー、３ボギー１ダブルボギーの「69」(PAR70)１アンダーでホールアウトした。
【松山英樹 初日 ハイライト映像】
（映像:ゴルフネットワークより）
【後半 スコアカード】
初日はいわゆる出入りの激しいゴルフとなったが、後半の15、16番を連続ボギーとしてからの上がりの残り３ホールを３連続バーディーで締めた辺りはさすがだ。
前半５番のダブルボギーが響いてスコアを伸ばせなかったが、まだ不安定さはあるものの、崩れかけても立て直す松山らしさが出てきている。
スタッツ面でもフェアウェイキープ率は64%。「スコアに対するショットの貢献度」は暫定で約1.4。パーオン率は78%。
「スコアに対するパッティングの貢献度」も暫定で約0.2と、普段よりも弱冠良いくらいだ。
初日からダブルボギーに連続ボギーが出ながらも、最終的にアンダーパーでスコアをまとめて来られたことは、今後にプラス材料に働くはずだ。
調子を落としている中でのゴルフで、初日は１アンダーで十分ではないかとも思う。
深いラフに入れてスコアを崩してからは、ティーショットもかなり抑えて飛距離は全然出ていないが、フェアウェイキープが何より重要なコースという印象であり、その辺りの冷静さをしっかり取り戻しているのは心強い。
上位も余りスコアを伸ばしておらず、今日の上がり３ホールのチャージが掛けられる状態まで戻っているので、十分に優勝争いに加わる体勢は出来つつある。
明日以降、松山がどういうゴルフを展開するのか？注目したい！
（ザ･バークレイズ TV中継･放送予定･大会概要）
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（松山英樹 3日目の速報記事）
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（松山･石川 3日目組合せ･スタート時間 2日目全体ハイライト）
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（2日目組合せ･スタート時間 大会直前インタビュー映像記事）
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