【速報動画】石川遼「グリーンブライアークラシック2015」最終日 スコア伸びず76位で大会終える

PGAツアー「ザ･グリーンブライアークラシック2015」最終日を迎えた石川遼。

初日4位Tからずるずるスコアを落とし75位Tで迎える最終日は、少しでもFedExポイントを稼げる様順位を上げ、次に繋がるゴルフが期待される。

最終日の石川は3バーディー、3ボギーの「70」(PAR70)トータルイーブンパー、76位でホールアウトした。

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石川にとって、来季シード権固めと共に、全英オープンの出場権を得るためのラストチャンスでもあった「グリーンブライアークラシック2015」だが１２位以内の４名に与えられる「全英オープン出場権」獲得は現実的に厳しくなった。

初日絶好調のアイアンショットで４位タイも、２日目のドライバーの不調から３日目は好調だったパッティングのフィーリングが悪化し大きくスコアと順位を落としてしまった。

何とか最終日少しでも順位を上げて終わりたい石川は、現地８時１９分２組目としてスタートした。

１番４４９YPAR4

ティーショットを右のラフへ打ち込み、１４０Yを残す。
セカンドはグリーンに届かず、約20mを残す。
３打目アプローチは３オンし、ピン約2.5m。
しかし石川はこの短いパーパットを外してしまい、ボギー。

いきなりのボギースタートで、トータル１オーバーとしてしまう。

２番～４番はパーセーブ。

５番３８８YPAR4

ティーショットは、フェアウェイ真ん中へ。残り１３９Y。
セカンドは２オン。ピン約4.5mへ。
この微妙な距離のパットは沈め、バーディー奪取！

このバーディーで再びイーブンパーに戻す。

６番、７番はパーセーブ。

８番２３４YPAR3

ティーショットはグリーンに届かず、約25mを残す。
セカンドアプローチはピン約4mまで寄せる。
しかしこのパーパットを僅かに外し、ボギー。

これで再び１オーバー。予選通過者の中では単独最下位。

９番４０４YPAR4

ティーショットは、フェアウェイ右サイドをキープ。残り１４０Y。
セカンドは２オンさせ、ピン約1.5mに着ける絶妙なショット。
このバーディーパットはしっかり沈め、バーディー奪取！

前半は２バーディー、２ボギーでターン。

前半はティーショット、アイアンショットの精度ともに可も無く不可も無くといったところ。

１番で短いパットを外してしまってからは、パッティングも昨日よりは安定しており、後半はバーディーを先行させたいところ！

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しかし後半に入った石川は再びパットのフィーリングが悪化し、バーディーチャンスで短い距離のパットを外すなどし、１０番～１６番までをパーで廻る膠着状態に入る。

そして１７番６１６YPAR5では、３オン３パットのボギー。

最終１８番PAR3で、ピン約5.2mに着け、微妙な距離のパットを沈めバーディーフィニッシュ。

最終日の石川は、３バーディー、３ボギーの「70」(PAR70)トータルイーブンパー、76位でホールアウトした。

【石川遼 最終日ハイライト映像】

この日の石川は、ティーショットもパッティングもこれまでよりは良くなったものの、何かペースを掴めないまま、バーディーが３つあり、ボギーも３つという決め手を欠いたゴルフとなった。

３日目の最悪の状態は脱して最終日を終えられたが、予選通過者77人中76位という順位ではFedExポイントも稼げず、今回４戦ぶりの予選通過となったが、再び不安を抱えて次戦に臨むことになりそうだ。

「全英オープン出場」は断たれてしまったが、そこは割り切って、来季シード権獲得のためにまず４日間安定したゴルフが出来る様、崩れかけた時に歯止めを掛ける対応力が求められる。

３日目のホールアウト後のインタビューで「途中で気持ちが切れてしまった」というコメントがあったが、そこをぐっとこらえていかないとPGAでの４日間のゴルフは戦えない。
（そしてこのコメントは口にするべきではない）

今後なんとか早めにFedExカップランキング125位以内を固めに行ってもらいたい。

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【動画】石川遼「グリーンブライアークラシック2015」最終日コメント ダニー･リー初優勝！全体ハイライト映像！

PGAツアー「ザ･グリーンブライアークラシック2015」最終日ホールアウト後の石川遼のコメント、全体ハイライト映像、最終順位をお伝えします。

大会最終日は4人のプレーオフを制したダニー･リーがPGA初優勝！かつて18歳で「全米アマ」最年少優勝を遂げ、世界アマチュアランキング1位、鳴り物入りでプロ入りしたダニー･リーですが苦労の末、24歳にしてやっと手に入れた「優勝」となりました。

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（初優勝を遂げたダニー･リー）

「グリーンブライアークラシック」最終日は、通算13アンダーで並んだダニー・リー、デービッド・ハーン、ケビン・キスナー、ロバート・ストレブの４人のプレーオフとなり、１ホール目にバーディを奪ったリーとハーンが２ホール目へと進出し、同ホールをパーとしたリーが「初優勝」を達成しました。

【グリーンブライアークラシック ハイライト映像】

（映像:PGA公式HPより）

【グリーンブライアークラシック2015 最終順位】

順位	プレーヤー	スコア	通算
1	ダニー・リー	-3	-13
2T	デビッド・ハーン	-3	-13
2T	ロバート・ストレブ	-5	-13
2T	ケビン・キスナー	-6	-13
5	ラッセル・ヘンリー	-7	-12
6T	ジェームズ・ハーン	-4	-11
6T	グレッグ・オーウェン	-3	-11
6T	アンドレス・ロメロ	-3	-11
6T	デビッド・リングマース	-2	-11
6T	ブレンドン・トッド	-2	-11
76	石川遼	0	0

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【石川遼 最終日ハイライト映像】

（映像:ゴルフネットワークより）

■石川遼　最終日の速報記事

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■石川遼　最終日ホールアウト後のコメント

・今大会４日間を振り返って？

「2日目はティショット、3日目はショートゲームで苦しんだ。最終日は、またいい内容のショットでしっかり終われたので、先は明るいかなと感じた。順位的には下のほうだし、スコアにはなかなか現れなかったけど、今ままで打てなかったショットができるようになってきたから、次につながるプレーができました」

・決勝Rに入りパットに苦しんだが、ショットは改善されたようだが？

「ドライバーでかなり手応え感じた。アイアンでもドローとフェードを打てるようになってきた。曲がり幅もコントロールできてきて、距離感も合うようになってきた。パッティングは2日間入らなかったなぁって感じ。グリーンは毎週変わるので心配はしてないし、次に生かしていければいいと思います」

・コロニアルでは初日首位タイから最終日は43位タイ、今大会も4位タイから76位タイと順位を落としたことについて？

「自分にとっては4日間通じて30位ぐらいをキープというのは、簡単なことではないです。そんなに安定した成績っていうのは自分には求めても意味がないかなと。やろうと思ってやれるものでもないし、いい時と悪い時がある。初日が終わった時も言ったけど、こういう日もあるなっていう感じです」

・4週連続出場で次戦のジョンディアクラシックを迎えるにあたって？

「体力的には問題ない。モチベーションも高く、ある程度見えてきたものがあるので、来週は頑張ろう、楽しみだなっていうのがあります。残りの試合は少ないけど、（シードに関しては）ウィンダム選手権が終わった時に考えればいい。それまでは常にベストを尽くして、次の試合に対して楽しみだなって思えるように毎試合やっていきたいです」

（引用:パーゴルフ　質問部分：著者要約）

このブログでも、初日好発進後、スコアを落としていく石川のパターンについて危惧していることは触れました。

今大会も、まさにそのパターンにはまってしまい、本人は相当悔しい思いをしていると思ったのですが上記の石川のコメントには失望の念を隠せません。

「自分にとっては4日間通じて30位ぐらいをキープというのは、簡単なことではないです。そんなに安定した成績っていうのは自分には求めても意味がないかなと。やろうと思ってやれるものでもない」

これが石川の本心を秘めたうえでのコメントだと信じたいのですが、本音を吐露したコメントだとすると、PGAツアーは４日間通じて上位をキープすることが簡単ではないために「世界一」のツアーなのであり、自分に安定した成績を求めても意味がなく、やろうと思っても出来るものではないのなら、なぜ石川はPGAツアーに参戦しているのか？という根源的な疑問が生じてきてしまいます。

この辺りの「石川の課題」については長くなってしまうので、稿を改めますが、よく比較される記事を見掛けるので、私は敢えて控えてきた「松山英樹と石川遼の比較論」「松山英樹と石川遼の意識の違い」に通じ、松山と石川のゴルフに対する意識のレベルの差が余りにもあり過ぎることに触れざるを得なくなります。

今大会は、かつて世界のトップアマの称号を欲しいままに、プロでもエリート街道を歩むと思われていたダニー･リーが、長い挫折を経験し、そこから這い上がって遂げた「初優勝」の大会だっただけに、余計に石川のコメントに違和感を感じてしまうのかもしれません。

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松山･石川 最新世界ランキング･FedExランキング･獲得賞金額 7/6/2015更新！

PGAツアーでは「グリーンブライアークラシック2015」終了後の松山英樹、石川遼の世界ゴルフランキング、FedExカップランキング、賞金ランキングをご紹介します！

休養中の松山英樹の世界ランクは前週と変わらず14位、FedExランクは前週10位→12位、賞金ランクは前週10位→12位。

「グリーンブライアー」に出場し76位に終わった石川遼の世界ランクは前週179位→191位、FedExランクは前週133位→135位、賞金ランクは前週126位→124位となっています。

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【ゴルフ世界ランキング TOP20 現地7月5日発表】

順位	前週	国籍	プレーヤー	平均Pt	総合Pt
1	1	NIR	ローリー·マキロイ	12.6973	609.47
2	2	USA	ジョーダン·スピース	10.8492	564.16
3	3	USA	バッバ·ワトソン	7.3389	330.25
4	4	USA	ダスティン·ジョンソン	6.7643	277.34
5	5	USA	ジム･フューリック	6.5361	274.51
6	6	SWE	ヘンリック·ステンソン	6.4938	337.68
7	7	ENG	ジャスティン·ローズ	6.4775	323.87
8	8	AUS	ジェイソン·デイ	5.6802	227.21
9	9	USA	リッキー·ファウラー	5.6615	288.74
10	10	ESP	セルヒオ·ガルシア	5.5524	272.07
11	11	AUS	アダム·スコット	5.2513	220.56
12	12	USA	ジミー·ウォーカー	5.0931	259.75
13	13	USA	J.B.ホームズ	4.6138	193.78
14	14	JPN	松山英樹	4.3880	228.17
15	15	USA	パトリック·リード	4.1197	214.23
16	18	RSA	ルイ･ウーストハイゼン	3.9208	176.44
17	16	USA	マット･クーチャー	3.9180	203.74
18	21	GER	マーティン·カイマー	3.9143	203.54
19	17	USA	クリス·カーク	3.9083	203.23
20	19	USA	ビリー･ホーシェル	3.8860	202.07
191	179	JPN	石川遼	0.9553	49.68

「全英オープンゴルフ2015」を前にトップ選手達はほとんど休養に入っているため、上位の順位も変動はあまりありません。

フィル･ミケルソンが前週20位→21位とトップ20から順位を落としました。

また石川遼は前週179位からついに191位まで順位を落とし、このままではトップ200からも外れてしまいそうです。

【PGA FedExカップランキング TOP20 現地7月5日発表】

順位	前週	プレーヤー	試合数	Pt	勝利数	TOP10
1	1	ジョーダン·スピース	17	3,128	3	10
2	2	ジミー·ウォーカー	16	1,915	2	6
3	3	バッバ·ワトソン	11	1743	2	5
4	4	ダスティン·ジョンソン	14	1,589	1	7
5	5	ローリー·マキロイ	8	1,510	2	6
6	7	パトリック·リード	20	1,450	1	3
7	12	ロバート･ストレブ	22	1,416	1	7
8	6	ブラント･スネデカー	19	1,410	1	8
9	9	J.B.ホームズ	17	1,404	1	5
10	8	チャーリー·ホフマン	20	1,390	1	5
11	14	ケビン･キスナー	22	1,351	0	6
12	10	松山英樹	17	1,257	0	8
13	11	ジャスティン·ローズ	12	1,224	1	3
14	17	スティーブンバウディッチ	23	1,183	1	2
15	57	ダニー·リー	27	1,180	1	4
16	13	ジェイソン·デイ	12	1,158	1	5
17	16	ポール·ケーシー	16	1,155	0	6
18	15	ベン·マーティン	20	1,136	1	4
19	18	ブルックス･ケプカ	14	1,117	1	4
20	19	クリス·カーク	18	1,087	1	3
135	133	石川遼	21	320	0	1

「グリーンブライアー」で４人によるプレーオフの激闘を制し、うれしい「PGA初優勝」を遂げたダニー･リーが500pt加算で、前週57位→15位へ躍進！

そのプレーオフで敗れた他の３人の内のケビン・キスナー、ロバート・ストレブは208ptずつ加算され、それぞれ順位を上げています。

一方76位でフィニッシュした石川遼は、1ptの加算で順位を落とし、125位以内のシード権獲得圏内に入れませんでした。

（グリーンブライアーの模様はこちら）
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【PGAツアー賞金ランキング TOP20 現地7月6日発表】

順位	前週	プレーヤー	試合数	獲得賞金額（ドル）	勝利数
1	1	ジョーダン·スピース	17	7,863,838	3
2	2	ダスティン·ジョンソン	14	4,326,104	1
3	3	ローリー·マキロイ	8	4,147,849	2
4	4	ジミー·ウォーカー	16	4,127,615	2
5	5	バッバ·ワトソン	11	4,098,118	2
6	7	J.B.ホームズ	17	3,240,722	1
7	6	ブラントスネデカー	19	3,238,792	1
8	15	ケビン･キスナー	22	3,080,899	0
9	8	ジャスティン·ローズ	12	3,071,550	1
10	9	チャーリー·ホフマン	20	3,049,871	1
11	19	ロバート･ストレブ	22	2,860,385	1
12	10	松山英樹	17	2,848,510	0
13	11	パトリック·リード	20	2,806,686	1
14	12	リッキー·ファウラー	13	2,758,848	1
15	13	ジェイソン·デイ	12	2,635,828	1
16	14	ポール·ケーシー	16	2,631,478	0
17	18	スティーブン･バウディッチ	23	2,485,467	1
18	60	ダニー·リー	27	2,468,922	1
19	16	ベン·マーティン	20	2,420,033	1
20	17	ゲーリー･ウッドランド	18	2,377,841	0
124	126	石川遼	21	573,203	0

こちらも初優勝のダニー･リーが優勝賞金670万ドルを獲得し、前週60位→18位へジャンプアップ。

同じく２位タイとなったキスナーは前週15位→8位へ、ストレブは前週19位→11位へ順位を上げました。

そして石川遼は126位→124位へ順位を上げ、賞金ランキングでは125位以内のシード権獲得圏内に入りました！

※現在のPGAツアーは「FedExポイント」＞「賞金ランキング」となっているため「FedExカップランキング」の方があらゆる場面で「賞金ランキング」より優先されます。
（この辺りは一度稿を改め、ご説明します）

そのため石川はFedExカップランキングで125位以内に入ることが、今一番達成すべきことになります。

松山はもう一週お休みをし、満を持して7月16日からの「全英オープンゴルフ」に出場してきます。

石川は今大会で「全米オープンゴルフ」の出場権獲得は出来ず、４週連続で7月11日からの「ジョンディアクラシック2015」へ出場予定です。

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