文学・国語
第156回芥川賞・直木賞が発表され、芥川賞には山下澄人氏『しんせかい』(新潮社)直木賞には恩田陸氏『蜜蜂と遠雷』(幻冬舎)が受賞しています!芥川賞受賞の山下澄人氏は、4度目の候補での受賞。直木賞受賞の恩田陸氏はこれまで5回候補に挙がるも受賞はならず、今…
著者:須賀しのぶ 出版:祥伝社 第156回直木三十五賞候補作品! 感想・レビュー・あらすじ 第二次大戦直前から終戦に向かうまでの欧州、ポーランドを舞台に、当時の欧州情勢、それに日本がどう対応してきたのか?戦争の悲惨さ、平和の尊さを訴えるだけではなく若き外…
新潮社主催、2016年第29回三島由紀夫賞が発表され、5作の候補作品の中から、蓮實重彦氏著『公爵夫人』の受賞が決まりました。受賞会見動画と候補作品、選考理由、著者略歴を紹介します。受賞発表後の会見で、元東大総長で文学者でもある蓮實氏は「受賞は、はた迷惑な話…
更新:2016年5月20日 「2016年本屋大賞」結果発表が行われ、受賞作は宮下奈都著『羊と鋼の森』に決定しました!毎年、全国書店員が「いちばん!売りたい本」を選ぶ「本屋大賞」も今年で13回目。惜しくも大賞には選ばれなかったものの、2位には『君の膵臓をたべたい』3位…
更新:2017年1月19日 「書店員が選んだいちばん! 売りたい本」のフレーズで始まり、今年で13回目を迎える「2016年本屋大賞」のノミネート・候補作品が発表されていますので、ご紹介します!今回は本屋大賞史上初めて、又吉直樹氏の芥川賞受賞作『火花』東山彰良氏の直…
更新:2017年5月25日 著者:滝口悠生(たきぐち ゆうしょう) 『死んでいない者』文藝春秋社 第154回芥川賞受賞作 初出:文學界12月号 レビュー・感想・あらすじひ孫までいる、大往生を遂げた男の通夜に集まった30人余りの親戚一同。故人の兄弟、息子・娘それぞれの家族…
最終更新:2016年2月10日 文藝春秋3月号掲載について第154回芥川龍之介賞(平成27年下半期)は滝口悠生氏『死んでいない者』本谷有希子氏『異類婚姻譚』の2作品が受賞。直木三十五賞は青山文平氏の『つまをめとらば』の受賞が発表されました!受賞記者会見映像も…
最終更新:2017年1月19日 2016年1月19日、17時から行われる「第154回芥川賞・直木賞(平成27年下半期)」選考発表、受賞者記者会見の模様を「ニコニコ生放送」と「THE PAGE YouTube」が無料生中継、配信を行います!選考委員は芥川賞が、小川洋子氏、奥泉光氏、川上弘美氏、島…
最終更新:2016年4月12日 本屋大賞受賞著者:宮下奈都(なつ) 『羊と鋼(はがね)の森』 出版:文藝春秋社 2016本屋大賞受賞作! 感想・レビュー・あらすじ本作読後「丁寧に生きること」の大切さを改めて、考えさせられた。これまでにも何気ない日常生活を日々大切に送っ…
著者:梶よう子『ヨイ豊』出版:講談社 レビュー・あらすじ・感想幕末の動乱の中、三代歌川豊国の娘婿清太郎が、その大名跡と歌川一門の浮世絵師としての矜持を守るために、時代の趨勢、世間の流行のうつろいに立ち向かう様を描いた、歴史群像作品。類い稀なる描写力と…
更新:2018/05/31 著者:柚月裕子(ゆづき ゆうこ) 『孤狼の血』 出版:KADOKAWA 仁義なきマル暴刑事の孤高の闘い 正義とは何か?信じることとは何か?を問い掛けるのハードボイルドの傑作!※役所広司・松坂桃李他豪華キャストにより東映で映画化が決定しました!…
最終更新:2016年1月19日 受賞予想を追加! 第154回直木三十五賞候補(2015年下半期)5作品が発表されました!直木賞受賞選考会・発表は2016年1月19日。書評は随時掲載していきます。今回は第152回直木賞で『鬼はもとより』で候補となった青山文平氏以外の梶よう…
最終更新:2016年1月19日 受賞発表、記者会見生配信記事を追加 第154回芥川賞候補(2015年下半期)6作品が発表されました。受賞作は平成28年1月19日に選考会を経て発表されます。書評は随時更新していきます。 『異類婚姻譚』で4度目のノミネートとなった本谷有希子…
『サラバ!』で直木賞を受賞し、テレビに雑誌に大活躍の西加奈子氏が、あの「さんまのまんま」に出演!その中で、明石家さんま氏が『漁港の肉子ちゃん』を購入して読み、吉本興業に映画化の権利を購入する様、勧めたという話も出た様です。「さんまのまんま」番組製作…
著者:米澤穂信 『王とサーカス』出版:東京創元社 感想・あらすじ・レビュー『満願』で第27回山本周五郎賞を受賞し、ますます「米沢ミステリー」に磨きが掛かかる。2001年にネパールで実際に起きた「ネパール王族殺害事件」を題材にし『さよなら妖精』の10年後の太刀…
最終更新:7月21日 再放送期間限定ネット無料配信晴れて処女作『火花』で第153回「芥川賞」(平成27年上半期)作家となった又吉直樹氏(ピース)が7月19日 23時25分~『情熱大陸』(MBS・TBS系列)に出演します!『火花』の初出掲載であった純文学誌「文學界」は…
最終更新:2017年1月19日 著者:羽田圭介 『スクラップ・アンド・ビルド』 初出:文學界2015年3月号 第153回芥川賞受賞作品 レビュー・あらすじ・感想芥川賞4度目のノミネートで受賞した羽田圭介氏が描く、現代社会の人間関係の距離感に迫った意欲作!主人公健斗の…
最終更新:2016年10月8日 『流』(りゅう) 著者:東山 彰良(ひがしやま あきら) 出版:講談社 第153回直木賞(平成27年上半期)受賞作品!東山氏は台湾出身の作家でこれまでにも推理小説作品で「大藪春彦賞」等を受賞。直木賞候補となった今作『流』は、推理…
待望の新潮新人賞受賞後第一作!第153回芥川賞(平成27年上半期)候補ノミネート作 初出:新潮2015年6月号 あらすじ・感想・レビュー・論評。高橋氏はデビュー作『指の骨』で第28回新潮新人賞を受賞し、同作は152回芥川賞候補作品にも選ばれる等、現在純文学の世…
最終更新:2017年5月27日 第153回芥川賞(平成27年上半期)候補作品として6作品の発表が行われました。第28回三島賞でも最終選考まで残った、又吉直樹『火花』は芥川賞にもノミネート。また三島賞ではデビュー作『指の骨』で高橋弘希氏は二作目『朝顔の日』で…
『私の恋人』 著者:上田岳弘 出版:新潮社 初出「新潮 2015年4月号」レビュー・あらすじ・論評・感想2015年 第28回三島由紀夫賞受賞作品。著者の上田岳弘氏は『太陽』で第45回新潮新人賞受賞、同作は第27回三島賞候補にも。二作目の『惑星』では第152回芥川賞候…
いまや累計39万部を売上げ、大ベストセラーとなった又吉直樹氏(ピース)の『火花』 先の純文学を対象とした「三島由紀夫賞」でも異例の長時間に渡った選考の課程で、受賞作となった上田岳弘氏の『私の恋人』とW受賞に出来ないか?という議論も出たほど文壇…
新潮社が主催する文学賞第28回「三島由紀夫賞」と「山本周五郎賞」が5月14日発表されました。 (6/1『私の恋人』書評・感想を追加) 三島由紀夫賞には上田岳弘氏の『私の恋人』山本周五郎賞は柚木麻子氏の『ナイルパーチの女子会』がそれぞれ受賞。 話題の又…
既報の通り第28回三島由紀夫賞の候補作品が発表されましたが「山本周五郎賞」の候補作品も発表されています。 第28回山本周五郎賞候補作 真梨幸子「人生相談。」(講談社)▽早見和真「イノセント・デイズ」(新潮社)▽湊かなえ「絶唱」(新潮社)▽西川美和「…
第28回「三島由紀夫賞」の候補作品が発表され、35万部のベストセラー作品となっている又吉直樹氏(ピース)『火花』がノミネートされていることが分かりました。 他候補作:岡田利規「現在地」(河出書房新社) 滝口悠生「愛と人生」(講談社) 高橋弘希「指…
『鹿の王』上・下巻 著者:上橋菜穂子 出版:角川書店 レビュー・あらすじ・感想 2015年「本屋大賞」受賞作品。著者の上橋氏は、これまでに、野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞。小さなノーベル文学賞とも言われる「国際アンデル…
4月7日「本屋大賞2015」既にノミネートされていた10作品の中から大賞作品として上橋菜穂子著『鹿の王』が受賞しました。(書評を追加 2015/4/15) 翻訳小説部門はピエール・ルメートル著『その女アレックス』が受賞。 【スポンサーリンク】 .my_adslot { wid…
又吉直樹氏(ピース)『火花』出版記念イベント「火花」の秘話(ひばな)にかねてから親交の深い直木賞受賞されたばかりの西加奈子氏が出演します。 3月21日(土)赤坂・草月ホールにて17時30分から開演(開場16時30分)全席指定4500円(税込)ですが、料…
最終更新:2015年7月16日 又吉直樹氏『火花』の掲載により、昭和8年の創刊の歴史を誇る「文學界」2月号が初の増刷・再増刷を行ったと話題になったことは記憶に新しい。 そして今日1月30日に「文藝春秋社」が『火花』の単行本化を決定し、3月11日に発売すると…
今年2015年の「本屋大賞」ノミネート10作品が発表されました。今後のスケジュールとしては今日1月21日から「二次投票スタート」2月11日「翻訳小説部門投票締切」3月1日「二次投票締切」4月7日(火)に栄えある「大賞作品、発掘部門、翻訳小説部…