小渕前大臣の辞任
に伴い、新たに就任した
「SMバーの支払い」に充てられていた
という報道が出た。
宮沢大臣の説明では
「地元(広島)の事務所の者が行ったことは、間違いなく。私は行っていない。
私にそういう趣味はなく、行った本人に支払いをさせる」とのこと。
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最初の報道では、これが本人が行ったとなれば野党やマスコミは
「SM大臣」
など名付けて、次元の低いやり取りになることを危惧をした。
本人は行っていないにしろ
「政治活動費」で領収証を切り「政治資金収支報告書」に
「交際費」として計上する事務所の人間の感覚
は理解に苦しむ。
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小渕前大臣の後を受けて就任した大臣に、
こういった次元の低い話が出て、問題化するのは、
先の当ブログでも書いたが、
大臣選定に辺り拙速に過ぎた
のではないか?と考えてしまう。
第二次安部内閣は、戦後最長の発足して1年8ヶ月間閣僚の交代なし
という内閣で、発足の際に
政治の停滞を招いてしまう
ことに関して大きな危惧を抱いている。
野党がこぞって、この問題や前大臣の問題について追及をし、
重要な政策課題について、前に進まない可能性があるからだ。
特に
川内原発再稼働については、待ったなし
の状況であり、
小渕前大臣、宮沢大臣はその所管の経産省の担当大臣だ。
今後まだまだ重要法案山積の中、これまで身内の手綱をしっかり締めてきた
安部総理、菅官房長官を始めとする官邸サイド、政権中枢の
脇が甘くなってきているのでは?とも思えてしまう。
第二次安部内閣の最重要課題は
景気回復であり、
戦後レジームからの脱却
という、
これまで誰も成し得なかった大きなテーマもある。
大事の前の小事ではないが、こういう些末かつ次元の低い話で、
野党に付け入る隙を与えていては、その大事も成せなくなる
可能性もある。
安倍内閣には、今一度手綱を引き締めて、
諸々の政策課題にしっかりと取り組める姿勢を取って
貰いたいと考えている。
(文中 敬称略)