2016年F1第1回バルセロナ合同テストは最終日を迎え、3日目トラブルで満足に走れなかったマクラーレン・ホンダが、今日は冷却系のトラブルで3周のみと、大きな不安を残し、1回目の合同テストを終えることになりました。
最終日の最速タイムは、フェラーリ・ライコネンの1m23.477s。最多周回はルノー・マグヌッセンの153周、チーム合計ではメルセデスが185周を走破しています。
【目次】
第1回バルセロナテスト4日目
午前セッション
3日目をトラブルで満足に走れなかったマクラーレン・ホンダはアロンソが乗った最終日も、冷却系のトラブルで、最初の3周のみで、ピットに引き上げ、対応に追われた。計測ラップは無し。
3日目午前は同じくトラブルで、計測ラップ無しも、午後に速さを魅せたフェラーリ・ライコネンは午前セッションで58周を走行。
ライコネンは、ウルトラソフトタイヤで1m23.477sの最速タイムをマーク。
2番手には、ソフトを履いたルノー・マグヌッセンが、67周を走り、1m25.263sのタイム。
フェルスタッペン、ダニール・クビアトはミディアムで、それぞれ75周、57周を走行し、3番手、4番手タイム。
一方、余りのマシンとPUの安定性、耐久性の高さで、とてつもないロングランが出来てしまい、ドライバーが体を痛めるため、急遽午前・午後交代制を採用したメルセデスは、新型ノーズを装着しテスト。
ハミルトンは、タイムこそ1m26.295sで6番手も、午前だけで99周を走行しており、今季もここまで安定性は群を抜いています。
映像:ピットレーンで余裕を見せるハミルトン
"Guys, guys...I'm coming in"
— Formula 1 (@F1) 2016年2月25日
"See 'ya...!" 😂#F1Testing @LewisHamilton @MercedesAMGF1 https://t.co/wnALwItXuT
映像:早くもクビアトとバトル?のライコネン
Final session of the week is GO!
— Formula 1 (@F1) 2016年2月25日
Kimi Raikkonen was top dog this morning⏱
Will he be quickest again?🏁#F1Testing https://t.co/inCrCJrhSM
午前セッション タイム
Pos | Driver | Team | Time | Lap |
---|---|---|---|---|
1 | Raikkonen | Ferrari | 1'23''477 | 58 |
2 | Magnussen | Renault | 1'25''263 | 67 |
3 | Verstappen | Toro Rosso | 1'25''393 | 75 |
4 | Kvyat | Red Bull | 1'25''900 | 57 |
5 | Nasr | Sauber | 1'26''053 | 50 |
6 | Hamilton | Mercedes | 1'26''295 | 99 |
7 | Celis | Force India | 1'26''875 | 36 |
8 | Wehrlein | Manor | 1'28''266 | 43 |
9 | Massa | Williams | 1'28''684 | 33 |
10 | Gutierrez | Haas | 1'29''088 | 26 |
11 | Alonso | McLaren | No time | 3 |
映像:ロズベルグ走行スローモーション
Ready for more? Day 4 of #F1Testing is less than 30 minutes away... #F1IsBack https://t.co/H3o5CP0NF8
— Formula 1 (@F1) 2016年2月25日
午後セッション
映像:1回目テスト終了!スローモーション
Chequered flag! Week one of 2016 #F1Testing is complete. https://t.co/gn3bX5gwrQ
— Formula 1 (@F1) 2016年2月25日
午後は、ライコネンは余り周回を重ねられず、レッドブル・クビアトが、1m24.293sのタイムと最終日合計96周を走り2番手。
そして、今回のテストで、ピットでも話題になっているフォースインディアは今日も75周を走り1m24.840sのタイムで3番手。
逆にテストでのタイムはある程度いいものの、またもや赤旗中断の原因となったルノーは、信頼性に疑問符がつきます。
トロロッソは当初、不安視されていたよりも、多くの周回数を重ね、2回目のテストまでのデータ蓄積は十分に出来た模様。
それにしてもメルセデスの周回数は、最終日も185周と1台だけ超ハイスピード耐久レースをしているかの様です。
そして、マクラーレン・ホンダ・アロンソは結局、午後も走れず、初日にバトンが「デプロイメントに飛躍的な改善が見られ、別箇所のテストに入れる」とコメントし、2日目はアロンソが「PUが格段の進化を遂げていることに、疑う余地がない」と評価した矢先に、3日目は51周、最終日は3周のみと、大きな不安を抱えることになりました。
昨季の様な致命的なトラブルでないとしても、ただでさえテスト日程が短縮されている中で、この時期にロングランが出来ないことは、かなりの痛手と成りかねません。
次回、2回目の合同テストまで、余り時間も無く、トラブル箇所の解決は急務で、今回のテスト走行でのデータのフィードバック作業と並行して、2回目のテストに向け、4日間を通じてロングランが出来る信頼性の改善と、ラップタイムの短縮等の性能面の向上が求められます。
4日目 総合タイム
Pos | Driver | Team | Time | Lap |
---|---|---|---|---|
1 | Raikkonen | Ferrari | 1'23''477 | 80 |
2 | Kvyat | Red Bull | 1'24''293 | 96 |
3 | Celis | Force India | 1'24''840 | 75 |
4 | Magnussen | Renault | 1'25''263 | 153 |
5 | Verstappen | Toro Rosso | 1'25''393 | 110 |
6 | Nasr | Sauber | 1'26''053 | 121 |
7 | Rosberg | Mercedes | 1'26''187 | 86 |
8 | Hamilton | Mercedes | 1'26''295 | 99 |
9 | Massa | Williams | 1'26''483 | 54 |
10 | Gutierrez | Haas | 1'27''802 | 89 |
11 | Wehrlein | Manor | 1'28''266 | 51 |
12 | Alonso | McLaren | No time | 3 |
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