悲願の来季シード権獲得のために実に7連戦目となった石川遼の「クイッケンローンズ・ナショナル2015」初日は、ホールインワン・エースに6連続バーディーにボギーなし「63」首位スタートと素晴らしい1日となりました!
その石川の初日ホールアウト後のコメント、何度見ても素晴らしいホールインワン映像、初日全体ハイライト、順位表をご紹介します。
もう随分前のことに感じるあの「全米オープン」から、何と休養無しの7連戦目を迎えている石川遼。
心身ともに相当な負担が掛っているはずですが「来季シード権」獲得のために、少しでもFedExカップ及び賞金ランキングを上げて、早く安全圏に入りたい一心だと思います。
ただ一時期の連続予選落ちの頃の絶不調は脱したものの、上位フィニッシュは出来ない苦しい展開が続いていました。
前週の「カナディアンオープン」ではMDF(セカンドカット)で最終日に進めず、各ランキング順位も落としてしまい、背水の陣で臨んだ「クイッケンローンズ・ナショナル」
初日の石川はその覚悟を示し「6連続バーディー」に「ホールインワン」とまさに神懸かった素晴らしいゴルフを魅せてくれました。
【クイッケンローンズ 初日リーダーズボード】
順位 | プレーヤー | スコア | 通算 |
---|---|---|---|
1T | 石川遼 | -8 | -8 |
1T | レティーフ・グーセン | -8 | -8 |
3T | ジャスティン・レナード | -7 | -7 |
3T | ケビン・チャペル | -7 | -7 |
3T | アーニー・エルス | -7 | -7 |
6T | スティーブ・ウィートクロフト | -6 | -6 |
6T | ジェフ・オーバートン | -6 | -6 |
6T | マーク・ハバード | -6 | -6 |
6T | アンディ・サリバン | -6 | -6 |
10T | パトリック・ロジャース | -5 | -5 |
【石川遼 初日 ホールアウト後のコメント】
・初日を振り返って?
「(今日は)パッティングでしょうね。ショットの内容も3アンダー、4アンダーで回れていた内容だった。(6連続バーディは)記憶にないので、自己ベストだと思う。最初の二つは2.5メートルと1.5メートルで、それ以外は長いパット。ラインの読みと距離感だけ注意して、読みも全部当たったし、スピード感も合わせて行けた結果だと思います。(まだ)初日だったし、淡々と、という感じでした」
・4番でPGAで2度目のホールインワンを決めたことについて?
「打った瞬間ほとんど完璧だと思った。本来はピンぴったりの距離を打ちたかったが、ちょっと奧目に落ちてしまった。6連続バーディの後のアドレナリンも出ていたかも知れない。傾斜があるのは分かっていて、戻ってきてくれるかなという感じで見てた。そこまでラインを読んでいたわけではないが、入ったのはラッキーでした」
・8アンダーまでスコアを伸ばす絶好調の中、雷雲が近付いたため約1時間40分に及ぶサスペンディッド(中断)となったが?
「最初ガンガン伸ばして8まで行ったので、そこからなかなかメンタル的にも難しい局面だったと思う。8を保ってホールアウトするのは、そこからさらにガンガン行こうという感じではないし、油断できないホールも多かった。最後のパーセーブも含めていいプレーだったと思います」
・最高のスタートを切り2日目を迎えるが?
「試合の中の4分の1が終わったというだけ。明日終わってやっと半分なので、まだまだ早い。4日間終わって、その中で何パーセントできたかな、という感じだと思う。 1日3~4アンダーというのが毎日の目標。明日も60台、3アンダー以上出せるように頑張ります」
(引用:パーゴルフ 質問部分:著者要約)
【2日目 石川遼 ペアリング・組合せ・スタート時間】
石川遼/ジェイソン・コクラック/トロイ・メリット (現地時間)13:28 日本時間 8/1 02:28 OUT 1番スタート
【初日・2日目の分析】
石川本人もコメントしていますが、初日絶好調はパッティングが大きな要因を占めていました。
今季から変更となった大会コースのバージニア州・ロバート・トレント・ジョーンズGC付近は、ここのところ毎日の様に雨が降っており、グリーンが柔らかい状態でした。
おそらく普段のPGAコースより日本のコースのグリーンの柔らかさに近い状態であったことで、微妙な距離や長い距離のパットをことごとく決めていけたのではないかと推察しています。
パッティングが良ければセカンドショットが良くなる。セカンドショットが良ければティーショットも良くなるという好循環にも上手くはまりました。
前半INスタートでフェアウェイ左サイドにバンカーが寄っているホールが多い中で、序盤は左に曲げていたティーショットも14番でバーディーを奪ってからは、ほとんど狙い通り右サイドをキープ。
「飛ばし屋有利」と言われるロバート・トレント・ジョーンズGCで、飛ばしたい気持ちを抑え、バンカーを避けるレイアップ等、コースマネジメントも冷静に出来ていたことも好スコアの大きな要因と言えるでしょう。
ここまで初日良くても、その後ずるずると崩れていくパターンが多く見られましたが、石川のインタビューコメントも淡々と冷静に自己分析をしており「4日間のスコア」の重要性を強調しています。
どんなトッププレーヤーでも初日の様なゴルフが4日間続く訳がなく、2日目以降の石川にはパーセーブを続けていく「我慢のゴルフ」崩れかけた際の「修正能力」が求められます。
これまでの様な「大崩れ」が無く石川本人も言う通り3アンダー以上の安定したスコアが出せれば、今大会のコースとの相性は非常に良さそうですので「PGAツアー初優勝」も視野に入ってくるはずです。
そういう意味合いでも、絶好調スタートを切った後の2日目は今大会の石川を占う大きな「試金石」ともなると言え、2日目の石川のゴルフに注目したいと思っています。
(クイッケンローンズ・ナショナル 中継・放送予定)
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(3日目組合せ・スタート時間 2日目 石川コメント 全体ハイライト)
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(2日目 ついに単独首位で決勝へ!)
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(石川遼 初日速報記事)
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