定額制動画配信(SVOD)「ネットフリックス」が独占配信を発表していた、又吉直樹氏の芥川賞受賞作品『火花』のドラマ化。その総監督には廣木隆一監督、主人公の徳永役に林遣都、徳永の先輩の神谷役に波岡一喜、先輩芸人と同棲する美女、真樹役には門脇麦というメインキャストも発表されました。
全世界で6000万人の会員数を持つというNetflixは9月から日本でも配信サービスを開始。その目玉企画として「火花」の独占配信コンテンツとして2016年の配信開始を予告していました。
超話題作の『火花』がなぜ映画化、地上波ドラマ化ではなく「Netflix」という定額動画配信会社が、放映権を手にしたのか?についても触れたいと思います。
ドラマ『火花』監督・メインキャスト
総監督:廣木隆一
廣木氏は『余命1ヶ月の花嫁』や『ストロボ・エッジ』又吉氏も尊敬する、西加奈子氏の著書『きいろいゾウ』を原作にした同名映画他、数多くの映画を手掛けています。
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そして全10話を3人の監督『凶悪』で日本アカデミー賞で優秀監督・優秀脚本賞を受賞した白石和彌氏、久万真路氏、芥川賞作家・吉田修一氏の著書『横道世之介』の原作同名映画等の作品を手掛けた沖田修一氏がそれぞれ担当し制作します。
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主人公・徳永を演じるのは、2007年に映画『バッテリー』の主演で俳優デビューし多くの新人賞を受賞、その後も映画やドラマで活躍中の林遣都。
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徳永の先輩であり天才肌の笑いの師でもある神谷役には、『クローズZEROシリーズ』『図書館戦争シリーズ』などに出演で波岡一喜。
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その神谷と同棲する美女・真樹役には『愛の渦』やドラマ『探偵の探偵』や朝の連ドラ『まれ』にも出演した門脇麦。
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以上、主要キャスト3名が発表されています。
ちなみに原作『火花』の著者ゐ太夫の書評はこちら
h-idayu.hateblo.jp
なぜ?ネット動画配信なのか?
現在、239万部の発行部数を誇る『火花』というある種のモンスター作品を映画や地上波ドラマとして放映・放送しなかったのか?
なぜ?Netflixという定額制動画配信サービスなのか?という疑問が湧いてきます。
日本では「Hulu」が先行し、最近では「Amazoプライムビデオ」等が上陸してきましたが「Netflix」も含め、まだまだメジャーなものではありません。
しかし定額制動画配信(SVOD=Subscription Video on Demand)は、アメリカでは既にレンタルDVD市場を凌ぎ、各社世界中に進出しています。
また、NetflixやAmazon制作のオリジナルドラマで「エミー賞」を受賞するなど、その独自コンテンツのクォリティも高く評価されています。
そして例えばNetflixのオリジナルドラマ26話分で、1億ドル(1ドル=120円換算で、約120億円)の莫大な制作費を掛けられる資金力が『火花』の独占放映権獲得の最大の要因であったと思われます。
昨年のNetflixの売上高は55億ドル(約6,600億円)で、これは日本の民放最王手キー局の倍近い数字になる様です。
今後、定額配信(SVOD)のジャンルは、DVDレンタルだけではなく、現在の言わば受身型のテレビ視聴というスタイルそのものを変えてしまうという想定もされています。
ネット配信も単に既存の映画・ドラマコンテンツの配信ではなく、自社製作のオリジナルをオンデマンドで定額で視聴するスタイルが定着して行き世界を席巻するというのが大方の見方の様です。
ただ、日本は依然、受身方のテレビ視聴スタイルでいいという声も相当数あり、ガラパゴス志向が強いので、どこまで普及するのか?
そのガラパゴス志向の強さで、全く違う形でのメディア、コンテンツが生まれるのかもしれません。
話が逸れましたが、2015年11月からクランクインし、2016年2月頃のクランクアップ予定。その後、Netflixで配信開始予定だそうです。
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