これまで何度もチャレンジし、超えられなかったCSファーストステージの壁、
昨日の初戦を取ったことが大きく、先発、能見、福原、そして3イニングを
投げ切った、オ・スンファンで12回を0封。
見事、2戦で史上初の「引き分け」ファイナル進出を決めた。
ただ、打線はというと、前記事でも書いたが、1番に西岡を入れたことによる
下位打線の並びの弊害が出ている。
【阪神】初のCS初戦勝利 悲願のファーストステージ突破へ 一抹の不安も - [ゐ]ゐ太夫のぶろぐ
昨日は、西岡が全く打てず、今日は2番の上本がバント失敗も含め無安打。
相手先発、大瀬良もかなりいい投球をしていたが、2日間で1得点は、
ファイナルステージが東京ドームで「打撃戦」が大いに予想されることからも、
「打線が繋がらない」ままでは、苦戦が予想される。
今日はベンチも「走る野球」を仕掛けてきたが「エンドラン失敗」
「盗塁死」が出た。
もちろん「走る野球」は「ギャンブル性」があるので、結果アウトになることは、
何ら批判はしないし、走者は出るものの、何も策を打たず「残塁の山」を
築くよりは、余程いいことだと思う。
しかし、長いレギュラーシーズンでやらなかったことを、
突然CSで始めても決まる可能性は低いことは、自明だ。
ファイナルの相手、読売はエース「菅野」が故障で、登板してこない。
十分に勝ち上がれる可能性はある。
長打力では勝てないが、なんとか打線の繋がりを出すこと。
登板する投手は、本塁打警戒をしすぎて、ランナーを出し、
そこで一発いかれないことだ。
ソロ本塁打は致し方ない、と開き直って行くしかない。
「走る野球」が決まる可能性も低いが、言ったからには継続し、
バント、バントの野球はせず、動けるタイミングは積極的に動いて欲しい。
「反省点」は来季に繋げるしかない。
今回、3戦までもつれず、先発を1枚温存出来たことも大きい。
短期決戦は勢いも大事だ。
勢いに乗ったまま、この期間中「待つ」しかなかった読売に対し、
塁上を掻き回していこうではないか。
そして、逆転「日本一」へ。