PGAツアー開幕戦「フライズドットコムオープン」を見事
トップと3打差の3位で終えた「松山英樹」
のホールアウト後のコメント。
3打差3位の松山英樹「チャンスはあった」【米国男子 PGA】|GDO ゴルフダイジェスト・オンライン
4日間を通して初めてコースを吹き抜けた風は、時に強く、時に弱く、方向を変えて選手たちを悩まし、上位のスコアは伸びていかない。
そんな中、松山はショットでチャンスを作り続けた。だが、前半はことごとくバーディパットがカップに嫌われ、折り返した12番で1mを沈めたのが、この日初めてのバーディだった。続く13番で1.5mのバーディパットを外すと、両膝に手をついて悔しがり、16番(パー5)でも1m強のパットはカップの底を叩かない。
それでも、17番でこの日2つ目のバーディを奪うと、最終18番(パー5)は2打目でグリーン奥のカラーまで運んだ。だが、約9mのイーグルトライは、カップ寸前で読みとは逆の右へと切れた。
「仕方ない――」。パッティングが入るかどうかは紙一重。松山は「入っていないけど、そんなに悪いとは思わない。(パットを)外し続けても3アンダー、4アンダーくらいで回れるショットがあればと思う」とぶちかました。
結果的に優勝したベとは3打差だった。「13番から16番で2個くらい取って、最後のイーグルパットが入っていれば優勝のチャンスがあった」というのは事実。だが、スイングイメージを変えた中での初戦と考えれば、3位という成績も上々だ。
「お先、真っ白(真っ暗?)から少しずつ光が見えてきた」というのが松山の率直な感想だ。「コースが変われば、気持ちの持ち方も変わってくる。そこでどういうスイングができるかが楽しみです」と次週のラスベガスへと気持ちを向けた。
終わってみれば、
この4日間をすべてアンダーパーでラウンドした松山英樹。
そして、まだまだ「4本ウェッジ」の実戦お試し期間中でもある。
それでも、スコアをまとめてくる強者だ。
今日の、読めない「強風」も全英オープンのいい練習くらいに
思っていたかもしれない。
個人的なことで恐縮だが「優勝争いに食い込んでくるだろう」という
私の予想も当たってくれて、嬉しい。
次戦以降も「進化し続ける松山英樹」を必ずや魅せてくれるに違いない!
(文中 敬称略)
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