時々刻々と変わる天候、2週連続の台風、そして19号通過の後は冠雪。
御嶽山噴火の行方不明者の捜索は、困難を極めている。
(※後日、今年の捜索中止が決定した)
劣悪といっても過言ではない中、捜索活動をされている自衛隊、警察、
消防、その他関係者の方々には、頭が下がる思いだ。
山頂付近の元々の足場の悪さ、相次ぐ高山病に加え、積雪、寒さと、
増していく捜索の環境の悪さに、捜索されている方々の健康悪化や
二次災害が出ないか、非常に心配もしている。
「噴火当初」から一部で報道されていたが「登山者」全員を把握出来ず、
「行方不明者の情報提供」を求める捜索機関からの呼び掛けもあった。
麓に停まっていた車から「行方不明者の人数」を割り出そうともしていた。
登山をする人達は、急増しているものの「登山届け」の「提出は任意」のため、
全部を把握出来ないのだ。(一部山岳地域は義務あり)
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「登山届け」を提出せず「気軽な気持ち」で登山し、遭難をするケースが
後を絶たない。
「登山届け」には、事前にパーティーの人数、登山者の連絡先、
登山ルート等を記入する欄があり、登山口のポストへ投函する。
(インターネットでも届け出可能)
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これにより、万が一「遭難」をした場合でも、登山ルートから「遭難場所」を
特定しやすく、救助が早まる可能性が高くなる。
遭難者が一体何人いるのか?分からないという事態も起こりにくい。
登山届けを「義務付ける」動きもあるようだが、まず登山をする方々は、
「遭難、災害に巻き込まれる可能性はゼロではない。絶対に大丈夫はない」
ということを、強く意識して頂き「登山届け」は必ず提出すること、
事前の調べは念入りにされることを、強く意識付けしてもらいたい。
山は美しいが、時に登山者に牙を向け、大自然の怖ろしさを
まざまざと見せ付けてくるということを、忘れてはならない。