ここのところ、ストーブリーグの主役になってしまった感の強いタイガースだが、新井貴浩の自由契約、ほぼ決定的な鳥谷のメジャー移籍、獲得を狙っていた選手の「残留」「他球団移籍」と、チーム編成に、かなりの苦戦を強いられていた。
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以前から「最大の補強は、現有戦力の引き留め」だという持論を
強く持っている私としては、能見残留でほっとしている。
今季9勝13敗と負けが込み、4年ぶりに二桁勝利も逃し来季にも
少し不安の残る能見だが、打線の援護にも恵まれない部分もあったので、
来季は勝ち負け数が逆転するくらいやってくれるものと期待している。
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中日の山本昌投手が来季50歳になるが、契約更改したこと、
元タイガースの下柳氏が05年に37歳で最多勝を獲ったことを
(プロ野球最年長最多勝記録でもあった)
考えると35歳の能見には、まだまだ毎年二桁勝利を重ねてくれる
ものと思っている。
また、これも何度もこのブログでも書いてきたが
「若手実力者OB」が軒並みコーチ就任を拒否する中、
能見には数年後には「兼任コーチ」
引退後即「投手コーチ就任」の約束手形を与えておいて
貰いたいとも考えている。
井川と同い年で、高校当時から「高校左腕三羽ガラス」として、
比較され、プロ入り後は先行して活躍していた井川を尻目に
苦労をしてエースに這い上がってきた投手だけに「指導力」
「投球理論」は高いだろうことが推察されもする。
今季はメッセンジャーに先発一番手の座を奪われ、
来季以降、藤浪も虎視眈々と「エース」の座を狙いにくると思われるが、
「まだまだオレがエースだ」という内に秘めた強い気持ちで、
投げ続けてもらいたい投手だ。
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