1日発表の「法人企業統計」を受け、8日に発表される7-9月期の「GDP改定値」が「上方修正」される公算が高まった。
「設備投資」の持ち直しが主な要因で、民間シンクタンク各社の予想値も「上方修正」されている。
次の期10-12月期のGDP値は「明確な景気回復基調を表す数値」が出る可能性が高まってきた。
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8日発表のGDP改定値の予想は先の「1次速報値の-1.6%」から「-0.5%」まで
上方修正されそうだ。
これは、民間シンクタンク13社の予想平均値だ。
財務省が1日発表した7~9月期の法人企業統計調査で、
企業の設備投資額が前年同期比5.5%増と6四半期連続で増加しており、
これまで「設備投資」には消極的で、依然「内部留保」を増やしていると
されていたが、好調な企業業績が「積極的な設備投資」に廻りだしたことが
確認されだした結果として、捉えられている。
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また、成長率の下押し要因となった「民間在庫」のマイナス寄与度も、
各社予想値では、若干縮小する見通しとなっている。
改定値で先の「-1.5%」から上方修正が確認されれば、
次の期の10-12月期は「明らかな景気回復基調」が見られる可能性が高く、
「消費税増税」による「景気の停滞、回復の遅さ」から好転する
目算が高まってきたといえる。
個人消費の数値でも「夏の天候不順」はかなりの影響があったものと
考えており「年末年始の旅行者数」が過去2番目の規模になる見通しからも、
個人の消費意欲も高まってきていると、見ていい。
アベノミクス政策に関しては、侃々諤々賛成・反対の意見があるが、
「国民が景気回復を実感出来るレベル」まで「あと少し」の段階まで
来ているのではないか?というのが私の見方でもある。
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