果たして初日午後のテストを取り止めて載せ替えたエンジンはトラブル無く走れるのか?
開幕までテストはあと3日間のみ。特に満足に走れていないバトンにとっても1周でも多くラップを重ねたいところだ。
今、マクラーレンホンダに求められているのはスピードよりもマシンの安定性だ。
これまで続発するトラブルのため抑えた走りを強要されており、チームもドライバーも全開で走れない状態はフラストレーションが溜まる一方だ。
まず、昨日のエンジン載せ替えが間に合うのか?心配されたが、
テスト後半2日目はテスト開始直後にピットアウトするバトンとMP4-30。
快調にラップを重ね、テスト開始から1時間ほどで8周目に入り昨日の1日の周回数7周を超す。
午前はラップタイムこそ1m28.052sとトップのフェリペ・ナスルから3.981秒の差を付つけられ全体で7位だが、44周の周回を記録した。
(バトン&MP4-30ストレート走行映像)
※動画は著作権の関係上削除しました。ご了承ください。
ランチブレイクを終え午後のセッション開始から再びバトンはコースへ。
ラップタイムこそ伸びないものの順調にテスト周回を重ね、午後のセッション開始から2時間経過時点で73周。
これまでのバルセロナテストでのチーム最多周回59周も超える。
その後バトンはラップタイムも縮め1m26.362sを計測。
更にタイムを更新し1m25.590sとトップロズベルグに+2.798sにまで差を縮める。
テスト終了まで残り1時間の時点で95周と100周を超えそうな勢いで、これまでがウソの様な安定した走りを見せる。
ここまでトラブル無しで走り続けたMP4-30だがテスト終了まであと20分となったところで、
マシンがターン7とターン8の間でがストップしてしまい、赤旗中断。
この時点で101周を走っており、このまま2日目のテストを終了した。
【第2回バルセロナテスト 2日目総合タイム】
1 Nico Rosberg Mercedes 1m22.792s
2 Valtteri Bottas Williams 1m23.995s +1.203
3 Felipe Nasr Sauber 1m24.071s +1.279
4 Sebastian Vettel Ferrari 1m25.339s +2.547
5 Jenson Button McLaren 1m25.590s +2.798
6 Pastor Maldonado Lotus 1m26.705s +3.913
7 Max Verstappen Toro Rosso 1m26.766s +3.974
8 Daniil Kvyat Red Bull 1m26.965s +4.173
9 Nico Hulkenberg Force India 1m28.412s +5.620
【テスト2日目周回数】
Vettel - 143
Maldonado - 140
Nasr - 141
Verstappen - 139
Rosberg - 106
Button - 101
Bottas - 90
Kvyat - 84
Hukkenberg - 77
昨日の悲観モードから急転、エンジンを載せ替えた結果これまでの記録を大きく塗り替える101周を走り、タイム的も良くなってきている。
ここまで大きなトラブルの日の担当ドライバーにあたり、割を食う形となっていたバトンも素晴らしい走りを魅せた。
残るテストはあと2日、今日の安定性が残り2日間続くことに期待したい。
(第2回バルセロナテスト3日目 速報記事はこちら)
【速報動画】今年最速タイム計測!第2回F1バルセロナテスト2015 3日目マクラーレンホンダ - [ゐ]ゐ太夫のぶろぐ
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