上がり2ホールの連続ボギーでスコアを落としたものの、抜群のショットとフィーリングを取り戻しつつあるパッティングで一時5位タイまで順位を上げる好調な滑り出しを魅せた初日の松山英樹。
当面の若きライバル、ジョーダン・スピースが抜け出す展開となり、初日1アンダーの松山も追う展開を見せたいところだ。
現地時間、昼過ぎの遅いスタートになるため、荒れたコース、グリーンをラウンドすることになるが、決勝ラウンドへの足固めとして大事な2日目の模様をダイジェスト映像・動画と共にお伝えします。
先にスタートした初日単独トップのジョーダン・スピースが、2日目も大きくスコアを伸ばす中、決勝ラウンドでスピースを倒すためには、松山も少しでもスコアを伸ばしておきたい展開だ。
現地オーガスタでは、午後から雷雨があるかもしれないとの天気予報も出ており、既に出て来ている風が強くなってきそうなことは懸念材料だ。
1番445YPAR4。松山がオーガスタで一番難しいとしているスタートホール。
ティーショットは292Yの距離を出すも左へ曲げ、危うく林寸前のラフへ。183Yを残したセカンドはグリーンを捉えることは出来ず僅かに右手前の位置。
約8mの3打目はピン側1m以内まで寄せて、これを沈めパーセーブ。
既に風がかなり強くなってきており、遅いスタートの松山の組には不利な条件が出て来た。
2番575YPAR5。
ティーショットはフェアウェイど真ん中へ282Yのほぼ完璧なドライブ。ピンまで残り291Yを残すセカンドショットを、何と2オンさせ、しかもピン側約3.3mに着けるベタピン。
いきなりのイーグルチャンス。ここは是非とも入れておきたい。
このイーグルパットを見事に決め、イーグル奪取!
【松山英樹 2番イーグル映像】
Hideki Matsuyama | 2nd Hole, Round 2 http://t.co/JwaSHVoVdn @TheMastersさんから
— ゐ太夫 (@toratora1860) April 10, 2015
松山2日目の滑り出しは上々で、トータル-3とし、この時点で5位タイまで順位を上げる。
3番350YPAR4。スピースがレコード記録ペースで驚異的なスコアの伸びを魅せているだけに、松山も貪欲に行きたいところ。
ティーショットはフェアウェイサイドバンカーを避け、211Yの飛距離でフェアウェイ左目をキープ。130Yを残したセカンドはグリーンに届かず左手前ピンまで19Y地点へ。
3打目アプローチもショートしていまい、ピンまで約6.7mを残すピンチ。2打目、3打目のミスが響いて、痛恨のボギーを叩く。
イーグルホールの後ボギーを叩いてしまい、トータル-2、この時点で13位タイ。
4番230YPAR3。ボギーを叩いた後だが引きずらない松山のメンタルの強さに期待したいところ。
ティーショットは1オンするもピンまで約10mの距離を残す。2打目のパットはタッチが良くあわやバーディーか?と思わせるも、ここはパーセーブ。
5番455YPAR4。
294Yのティーショットは、フェアウェイ真ん中をキープし、残り167Yの位置。セカンドはグリーンをオーバーしてしまいバンカーへ。
リカバリーのバンカーショットはピン約3mに着け、パーセーブ。
6番180YPAR3。
ティーショットは1オンも下の段ピンまで約15mに着ける。ロングパットとなった2打目はカップを掠めあわやバーディーか?というナイスパット。
返しのパットは沈めパーセーブ。
7番450YPAR4。
309Yのビッグドライブはフェアウェイやや左目をキープし、残り141Y。セカンドは2オン、キャリーでグリーン奥もう少しでバンカーというギリギリの位置に落としスピンと傾斜で、ピンまで約7mの位置へ。
このパットは強めに打ちカップを過ぎ、約1.4mと微妙な距離を残す。その返しのパットを外してしまい、ボギーとしてしまった。
2番イーグル、3番ボギーの後、パーセーブを続けてきたがこのボギーで、トータル-1、この時点で17位タイまで戻してしまった。
8番575YPAR5。この辺りで、巻き返しのチャージを掛け始めたいところだ。
ティーショットはフェアウェイサイドバンカー横へ283Yのドライブ。セカンドはグリーン手前、残り33Yの位置へ。
低く出した3打目のアプローチは、ピンの真上を超え約2.4mに着ける。下りの返しのパットは入らずパーセーブ。
少しずつパッティングのタッチが合わなくなってきており、修正を図りたいところだ。
前半上がりの9番PAR4。
ティーショットを右に大きく曲げてしまい、321Yの飛距離を出すも林の中へ打ち込む。悪いライからの2打目はグリーン奥へ。
3打目でピン約3mまで寄せパーセーブ。
前半出だしは好調なスタートを切ったものの、段々とショットとパットの正確度が落ちてきており、難しいバックナインで少しでもスコアを縮めたいところだ。
後半10番495YPAR4。アーメンコーナーを前にここはバーディーを獲りたいホールだ。
313Yのティーショットはフェアウェイ左をキープし、残り178Y。セカンドショットはしっかりグリーンを捉え、ピンまで約2.7mに着ける。
しかし3打目パットを外し、パーセーブ。
11番505YPAR4。アーメンコーナーの始まりだ。
ここも2オンするものの、短いパットを決められずパーセーブ。
パッティングが明らかに悪くなってきた松山、苦しい展開が続く。
12番155YPAR3。
ティーショットはグリーンを外し、池への傾斜の始まり辺りに止まる。残り8Yのアプローチは見事チップインバーディーとなる。
このバーディーで、トータル-2とし、この時点での14位タイグループに順位を上げてきた。
【松山英樹 12番チップインバーディー映像】
Hideki Matsuyama | 12th Hole, Round 2 http://t.co/UowAVgTddW @TheMastersさんから
— ゐ太夫 (@toratora1860) April 10, 2015
13番511YPAR5。アーメンコーナーラストホールだが、松山は昨日バーディーを獲っている。
ティーショットは大きく右へ曲げてしまい林に入れてしまう。セカンドショットは残り70Yの位置へ。
3打目のアプローチはピン側約2.1mにピタっと止めるショットで、バーディーチャンス。
このパットを沈め連続バーディー。
これでトータル-3、9位タイに順位を上げトップ10までスコアを戻してきた。
14番440YPAR4。いい流れに乗ってどんどんスコアを縮めていきたいところ。
ここも2オンをピン約3.3mに着ける素晴らしいショットを打つものの、バーディーパットを外しパーセーブ。
15番530YPAR5。
ティーショットはフェアウェイど真ん中へ、294Yのドライビングで残り235Yまで持ってくる。
セカンドショットはピンまで約4.2mのグリーンエッジへ運ぶ素晴らしいショット。イーグルチャンス。
イーグルパットは惜しくも外すも4打目で沈めバーディー奪取。
このバーディーでトータル-4とし、7位タイまで順位を上げる。
16番170YPAR3。
ティーショットは1オンするも、上の段には届かず坂を転がりピンまで残り約14mまで戻してしまう。
上り傾斜のロングパットはピン約90cmまで寄せ、微妙な距離を残すもパーセーブ。
17番440YPAR4。昨日はここから2ホール連続ボギーでスコアを崩したので、気を付けたいところだ。
ティーショットを右に曲げてしまい林へ。残り184Yのセカンドはグリーン手前残り41Y地点。
3打目のアプローチは手前のグリーンエッジに落とすも、下り傾斜でピンを過ぎ逆側まで行ってしまう。
約6mのパーパットを外し、2日連続のボギーとしてしまった。
2日連続の17番ボギーで、トータル-3、12位タイに順位を落としてしまった。
ラスト18番465YPAR4。上がりのホールで、もう一度スコアを縮めたい。
ティーショットは288Yの飛距離でフェアウェイ真ん中へ。残り164Yのセカンドショットはグリーン奥へピンまで約14mを残してしまう。
バーディーパットは約2.7mの微妙な距離を残すも、このパーパットを沈めパーセーブ。
マスターズ2日目の松山は1イーグル3バーディ、3ボギーの「70」で回り、通算3アンダー、12位タイでホールアウトした。
【松山英樹 2日目 総合ハイライト映像】
(映像:TBSマスターズ公式HPより)
自身マスターズ初のイーグルで、いいスタートを切ったものの、課題のパットのフィーリングが合わなくなり、
途中、ショットも安定性を欠く局面もあったが、バックナインで3バーディーで悪い流れを変えることが出来るのは松山の強みだ。
本人は今日のプレーに全く納得していないはずで、おそらく今日も日没まで練習場に入り浸るだろう。
ジョーダン・スピースがトータル-14と大差はあるが、スピースを倒したことのある松山にも決勝ラウンドでの爆発的なチャージを期待したい。
(松山英樹 最終日の模様はこちら)
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(マスターズ3日目の模様はこちら)
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