最終更新:2016年5月25日
F1GP2016年シーズンのチーム・ドライバーラインナップ、開催日程・カレンダー、レギュレーションの変更点、改正、新ルールをご紹介します!
今季はドイツGPが復活し、アゼルバイジャン・バクーで初のF1開催が決まり、史上最多の21レースで行われます。
予選はノックアウト方式が採用され、Q1からQ3までのセッション内で細かく時間を区切り、その時点で最下位のドライバーはノックアウトされていくというルールの採用が、急遽、前倒して、今季から採用されることになりました。
【目次】
2016 チーム・ドライバーラインナップ
メルセデス AMG W07
44 ルイス・ハミルトン
6 ニコ・ロズベルグ
フェラーリ SF16-H
5 セバスチャン・ベッテル
7 キミ・ライコネン
ウィリアムズ FW38
19 フェリペ・マッサ
77 バルテリ・ボッタス
レッドブル RB12
3 ダニエル・リカルド
26 ダニール・クビアト
33 マックス・フェルスタッペン
※第5戦スペインGPからクビアトはトロロッソへ、フェルスタッペンはレッドブルに移籍。
フォース・インディア VJM09
27 ニコ・ヒュルケンベルグ
11 セルジオ・ペレス
ルノー RS16
20 ケビン・マグヌッセン
30 ジョリオン・パーマー
トロ・ロッソ STR11
55 カルロス・サインツ
33 マックス・フェルスタッペン
26 ダニール・クビアト
※第5戦スペインGPからフェルスタッペンはレッドブルへ、クビアトはトロロッソに移籍。
ザウバー C35
9 マーカス・エリクソン
12 フェリペ・ナッセ
マクラーレン・ホンダ MP4-31
14 フェルナンド・アロンソ
22 ジェンソン・バトン
マノー MRT05
94 パスカル・ウェーレイン
88 リオ・ハリアント
ハース VF-16
8 ロマン・グロージャン
21 エステバン・グティエレス
2016 F1 概要
2016年のF1GPは、史上最多の全21戦で争われます。
昨季は休止となったドイツGPが復活し、新たに、現状の名称は「ヨーロッパGP」としてアゼルバイジャン・バクーで公道レースが加わります。
また、アメリカGPに関しては昨季から資金不足に陥っており、未だ2015年の開催資金が未払いとなっており、開催の可否は未定です。
アメリカGP主催者側は、資金面の問題は解決され、予定通りレース開催が可能となったことを発表しています。
また、予選開催日には、あのテイラー・スウィフトのライブが開催される様です!
Game on. pic.twitter.com/nqaIXc7G2u
— COTA (@circuitamericas) 2016年3月9日
2016 F1 カレンダー 全21戦
No | GP | 日程 | サーキット | 開催地 |
---|---|---|---|---|
開幕戦 | オーストラリアGP | 3/18-3/20/2016 | アルバートパーク | メルボルン |
第2戦 | バーレーンGP | 4/1-4/3/2016 | バーレーン・インターナショナル | サヒール |
第3戦 | 中国GP | 4/15-4/17/2016 | 上海国際サーキット | 上海 |
第4戦 | ロシアGP | 4/29-5/1/2016 | ソチ・オリンピックパーク | ソチ |
第5戦 | スペインGP | 5/13-5/15/2016 | カタロニア | バルセロナ |
第6戦 | モナコGP | 5/26-5/29/2016 | モンテカルロ市街地コース | モナコ |
第7戦 | カナダGP | 6/10-6/12/2016 | サーキット・ジル・ビルヌーブ | モントリオール |
第8戦 | ヨーロッパGP | 6/17-6/19/2016 | バクー・シティ | アゼルバイジャン/バクー |
第9戦 | オーストリアGP | 7/1-7/3/2016 | レッドブル・リンク | シュピールベルク |
第10戦 | イギリスGP | 7/8-7/10/2016 | シルバーストン | シルバーストン |
第11戦 | ハンガリーGP | 7/22-7/24/2016 | ハンガロリンク | ブダペスト |
第12戦 | ドイツGP | 7/29-7/31/2016 | ホッケンハイム | ホッケンハイム |
第13戦 | ベルギーGP | 8/26-8/28/2016 | サーキット・ド・スパ-フランコルシャン | スパ・フランコルシャン |
第14戦 | イタリアGP | 9/4-9/6/2016 | アウトドローモ・ナツィオナーレ・ディ・モンツァ | モンツァ |
第15戦 | シンガポールGP | 9/16-9/18/2016 | マリーナ・ベイ市街地コース | シンガポール |
第16戦 | マレーシアGP | 9/30-10/2/2016 | セパン・インターナショナル | クアラルンプール |
第17戦 | 日本GP | 10/7-10/9/2016 | 鈴鹿サーキット | 三重県鈴鹿市 |
第18戦 | アメリカGP | 10/21-10/23/2016 | サーキット・オブ・ジ・アメリカ | オースティン |
第19戦 | メキシコGP | 10/27-10/30/2016 | エルマノス・ロドリゲス | メキシコシティ |
第20戦 | ブラジルGP | 11/11-11/13/2016 | インテルラゴス | サンパウロ |
最終戦 | アブダビGP | 11/25-11/27/2016 | ヤス・マリーナ | アブダビ |
(開幕戦オーストラリアGP)
h-idayu.hateblo.jp
(第2戦バーレーンGP)
h-idayu.hateblo.jp
(第3戦中国GP)
h-idayu.hateblo.jp
(第4戦ロシアGP)
h-idayu.hateblo.jp
(第5戦スペインGP)
h-idayu.hateblo.jp
(第6戦モナコGP)
h-idayu.hateblo.jp
(第7戦カナダGP)
h-idayu.hateblo.jp
新サーキット バクー公道サーキット 紹介映像
youtu.be
(映像:FORMULA 1 YouTube公式アカウント)
2016年 レギュレーション改正・新ルール
メカニカル・レギュレーション
昨季は、エンジンサプライヤーは供給出来るパワーユニットは1種類のみと規定されていましたが、再度ホモロゲーションを取得した前年型の型落ちエンジンについては供給可能となりました。
今季はトロ・ロッソが昨年型のフェラーリPUを搭載しています。
トークンに関しては、2016年が32トークン、2016年以降は25→20→15トークンの使用が可能。
新規参入のチーム・メーカーは参戦初年度15トークン、2年目32トークンの使用が許可されます。
レース・レギュレーション
予選ノックアウト方式の細分化→再改正
従来のQ1~Q3セッションの中で、より細かく時間を区切り、その時点で最下位のドライバーが1人ずつカットされていく方式に変更されます。
Q1
セッション時間は16分。22台が走行し開始から7分後の時点でのタイムシート最下位のドライバーがノックアウト。これ以降「1分30秒毎」にその時点での最下位がノックアウト。
Q1では計7名がノックアウトとなり、15名がQ2進出。16位から22位までの予選順位が確定。
Q2
セッション時間は15分。15台が走行し開始から6分後の時点でのタイムシート最下位のドライバーがノックアウト。これ以降「1分30秒毎」にその時点での最下位がノックアウト。
Q2では計7名がノックアウトとなり、8名がQ3進出。9位から15位の予選順位が確定。
Q3
セッションセッション時間は14分。8台が走行し開始から5分後の時点でのタイムシート最下位のドライバーがノックアウト。これ以降「1分30秒毎」にその時点での最下位がノックアウト。
最後の1分30秒は残った2名でポールポジションを争い、1位から8位までの予選順位が確定。
予選再改正フォーマット
※新予選フォーマットに対し、折衷改正案も出ていましたが、全チームの反対表明からFIA側が折れる形で、第3戦中国GPから、予選全セッションを昨季と同じフォーマットで開催することが決定しました!
タイヤルール
従来のスーパーソフト、ソフト、ミディアム、ハード、インターミディエイト、ウエットのコンパウンドに加え、よりグリップ力があるとされる「ウルトラソフト」が追加されます。
1レースで、使用出来るタイヤコンパウンドが2種類→3種類に増えます。
1ドライバーが使用できるタイヤ総数は13セットのまま。ただし以下の通り内訳に変更あり。
・2セットはタイヤメーカー側が指定し、そのうち1セットは必ず決勝レース中に使用しなければならない。
・1セットは予選Q3でのみ使える「softest」タイヤ。これは事前に指定された3種類の内最も柔らかいコンパウンドが該当。またQ2以下で敗退したドライバーは前年までの予選Q3用オプションタイヤ同様にこれを決勝に持ち越すことが出来る。
・残る10セットは3種類をチームが自由な配分で選択する。なお各チームがどのタイヤを選択したかはレース2週間前まで機密扱いとなります。
コンパウンドが3種類に増えたため従来の「オプション」「プライム」の区分は廃止。
「レース中2種類の異なるコンパウンドを使用」ルールは継続され、3種類のうち2種類は必ず決勝で履くこと。
無線ルール厳格化
昨年途中から、ピットからドライバーへのアドバイスに関して、規制が懸かっていましたが、今季はこの規制がより厳格化されます。
詳細な内容は筆者も把握していませんが、メルセデスのトト・ウォルフは「新たなレギュレーションの採用で、レース中にドライバーへ情報を伝える際の制限が多くなった。戦略、エンジンモードの展開、タイヤ選択、さらにはピットストップのタイミングに至るまで、多くがドライバーの判断に委ねられることになる。アルゴリズムやエンジニアによる最適化ができず、ミスの可能性が高くなる」としがらも「明らかに前向きな一歩だ。目的は事態を予測不可能で、変化に富んだものにすることで、それが実際に起きようとしている。レース中、ドライバー間で異なる展開になる可能性がある」とレースの内容を予測しづらくするための、良い手段であると評価しています。
ゐ太夫の寸評
予選ルールの変更は、反対意見も相当数あった様ですが、急遽今シーズンからの導入が決まりました。
1台ずつノックアウトしていく方式が、果たしてF1人気の復活に繋がるのか?複雑で分かりにくく、現場で混乱が起きないか?という懸念の声もあります。
タイヤルールに関しては、路面μ(ミュー)の低い公道サーキット等でのピレリタイヤのグリップの悪さに、かなり不満を持つチームが多かったため、新たにウルトラソフトを追加したものと思われます。
従来のスーパーソフトより柔らかいコンパウンドながら、痛みが早過ぎて、使えないという訴えるチームもある様です。
無線ルールの厳格化は、余りにもストラテジー頼りになっていたレースを、以前の様にある程度ドライバーの判断に委ねることで、レースに不確定要素が生まれ、この点はファンに楽しみを与えてくれそうです。
h-idayu.hateblo.jp
h-idayu.hateblo.jp
h-idayu.hateblo.jp
h-idayu.hateblo.jp
(F1GP2016 ドライバー・コンストラクターズポイントランキング)
h-idayu.hateblo.jp
(2016F1プレーシーズン バルセロナ合同テストの模様はこちら)
h-idayu.hateblo.jp
※ゐ太夫のぶろぐは「ブログ村」「ブログランキング」に参加しております。
ご協力のクリックを頂ければ、幸いです。
人気ブログランキングへ