最終更新:2016年3月20日 決勝記事追加
F1オーストラリアGP2016、注目の新レギュレーションでの予選が行われ、PPは通算50回目となるルイス・ハミルトンが獲得しました!
マクラーレン・ホンダは速さを魅せ、2台ともQ2進出を果たし、予選12位、13位。Q3にもあと0.5秒というところまで進化しており、明日の決勝に期待が持てそうです。
そして新レギュレーションでの予選に関しては、色々課題も散見されました。
Q1開始を待つ各マシン
オーストラリアGP2016 予選タイム
P | Driver | チーム | Time |
---|---|---|---|
1 | L.ハミルトン | メルセデスAMG | 1:23.837 |
2 | N.ロズベルグ | メルセデスAMG | 1:24.197 |
3 | S.ベッテル | フェラーリ | 1:24.675 |
4 | K.ライコネン | フェラーリ | 1:25.033 |
5 | M.フェルスタッペン | トロ・ロッソ | 1:25.434 |
6 | F.マッサ | ウィリアムズ | 1:25.458 |
7 | C.サインツ | トロ・ロッソ | 1:25.582 |
8 | D.リカルド | レッドブル | 1:25.589 |
9 | S.ペレス | フォース・インディア | Q2 |
10 | N.ヒュルケンベルグ | フォース・インディア | Q2 |
11 | V.ボッタス | ウィリアムズ | Q2 |
12 | F.アロンソ | マクラーレン | Q2 |
13 | J.バトン | マクラーレン | Q2 |
14 | J.パーマー | ルノー | Q2 |
15 | K.マグヌッセン | ルノー | Q2 |
16 | M.エリクソン | ザウバー | Q1 |
17 | F.ナスル | ザウバー | Q1 |
18 | D.クビアト | レッドブル | Q1 |
19 | R.グロージャン | ハース | Q1 |
20 | E.グティエレス | ハース | Q1 |
21 | R.ハリアント | マノー | Q1 |
22 | P.ウェーレイン | マノー | Q1 |
新レギュレーションで迎える、注目の予選。
まず、その予選新ルールはどういうものか?ご紹介します!以下、当ブログ記事から抜粋。
2016 F1 予選レギュレーション
従来のQ1~Q3セッションの中で、より細かく時間を区切り、その時点で最下位のドライバーが1人ずつカットされていく方式に変更されます。
Q1
セッション時間は16分。22台が走行し開始から7分後の時点でのタイムシート最下位のドライバーがノックアウト。
これ以降「1分30秒毎」にその時点での最下位がノックアウト。
Q1では計7名がノックアウトとなり、15名がQ2進出。16位から22位までの予選順位が確定。Q2
セッション時間は15分。15台が走行し開始から6分後の時点でのタイムシート最下位のドライバーがノックアウト。
これ以降「1分30秒毎」にその時点での最下位がノックアウト。
Q2では計7名がノックアウトとなり、8名がQ3進出。9位から15位の予選順位が確定。Q3
セッションセッション時間は14分。8台が走行し開始から5分後の時点でのタイムシート最下位のドライバーがノックアウト。
これ以降「1分30秒毎」にその時点での最下位がノックアウト。
最後の1分30秒は残った2名でポールポジションを争い、1位から8位までの予選順位が確定。
予選Q1
Q1セッション開始前には、ピットレーンには各マシンが長い行列を作り、待機。
1回目のノックアウトまで7分しか時間がないため、アウトラップ等を計算すると、一斉にコースインしないと間に合わず、22台が同時にタイムアタックに入りました。
まず、最初の7分でのノックアウトはマノー・ウェーレイン。
その後は90秒ごとに、タイムライン上最下位のドライバー横にカウントダウンが表示され、マノー・ハリアントも脱落。
そして、ハースの2台と、トラブルでコースアウト出来なかったクビアトがノックアウト。
マクラーレン・ホンダのアロンソ、バトンは終盤に好タイムを出し、アロンソが3番手タイム、バトンは7番手タイムで、2台揃ってQ2進出を決めました。
Q1ノックアウト 7名
16番手 マーカス・エリクソン(ザウバー)/17番手 フェリペ・ナッセ(ザウバー)/18番手ダニール・クビアト(レッドブル)/19番手ロマン・グロージャン(ハース)/20番手エステバン・グティエレス(ハース)/21番手リオ・ハリアント(マノー)/22番手パスカル・ウェーレイン(マノー)
予選Q2
Q2の最初のノックアウトは、ルノー・マグヌッセン。その後、同じくルノーのパーマーも脱落。
マクラーレン・ホンダの2台も2度目のアタックに入らず、敗退決定。
フォース・インディアの2台と、ウィリアムズ・ボッタスも脱落する波乱が起きました。
Q2ノックアウト 7名
9番手 セルジオ・ペレス(フォース・インディア)/10番手 ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)/11番手 バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)/12番手フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)/13番手ジェンソン・バトン(マクラーレン)/14番手ジョリオン・パーマー(ルノー)/15番手ケビン・マグヌッセン(ルノー)
予選Q3
50回目のPPを決めたルイス・ハミルトン
Q3は1台ずつ脱落し、最後は一騎打ちで、PPを決める方式。
レッドブル・リカルド→トロロッソ・サインツ→ウィリアムズ・マッサ→トロロッソ・フェルスタッペンの順に脱落。
1番手ハミルトンの間にフェラーリ2台が入り、4番手に遅れを取ったロズベルグが危うくなるも、2番手タイムを出し、フェラーリ2台はタイヤ温存のためピットアウトせず、脱落。
最後はメルセデス同士の争いもなく、残り2、3分を残し、ハミルトンの50回目のPPが決まってしまい、最後はかなり間延びした形になってしまいました。
(映像)オーストラリアGP 予選ダイジェスト映像
Qualifying highlights - Australia 2016(映像)予選後 インタビューゾーンにて(英語)
ゐ太夫の寸評
新ルールでの予選は、せわしなさはあるものの、波乱要因もあり、楽しめる要素もありますが、タイヤ温存のために、アタックしたくても出来ないチームが多数出てしまう事態となりました。
マクラーレン・ホンダも、Q1でかなりの速さを魅せながら、Q2で2度目のアタックを断念せざるを得ず、他チームでも既にマシンを降りているのに、そのドライバーのカウントダウンが続くという、シュールな光景が繰り返されました。
特にPPを決める一番のクライマックスで、フェラーリ2台はアタックせず、バトル無しで、あっさりPPが決まり、時間が余ってしまうという、間延びした何とも虚しいクライマックスでした。
この方式でやっていくのであれば、タイヤルール変更の必要もありそうです。
そしてQ1で事故等の混乱は起きなかったものの、22台が少しでも早くコースインするために、今後ピット内で事故が起きそうな予感もします。
話は変わり、マクラーレン・ホンダは予選でも安定した速さを魅せ、あと0.5秒でQ3進出というところまで来ており、明日の決勝はより期待が持てそうです!
(アロンソ衝撃の大クラッシュ! オーストラリアGP2016 決勝 動画速報はこちら)
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(オーストラリアGP2016 TV放送、概要、タイムスケジュール)
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