最終更新:2016年6月13日 ハイライト動画追加
2016F1第7戦「カナダGP」決勝の模様をご紹介します!2016カナダGPは、前戦モナコで初勝利を挙げ、勢いを着けたハミルトンがポール・トゥ・ウインで2連勝となりました!
フェラーリ・ベッテルはスタート直後に首位に立ち、優位にレースを展開するはずが、ピットの作戦ミスにより悔しい2位。モナコGPでのレッドブル・リカルドと同じ展開となってしまいました。
また、ターボチャージャー導入で期待されたマクラーレンホンダは、バトンが序盤でリタイヤ。アロンソも順位を落とし11位と、またもや期待外れのレースとなりました。
【目次】
モナコG2016P 決勝
カナダGP決勝 結果・タイム
P | Driver | Team | Time | Pit |
---|---|---|---|---|
1 | L.ハミルトン | メルセデス | 1:31:05.296 | 1 |
2 | S.ベッテル | フェラーリ | +5.011 | 2 |
3 | V.ボッタス | ウィリアムズ | +46.422 | 1 |
4 | M.フェルスタッペン | レッドブル | +53.020 | 2 |
5 | N.ロズベルグ | メルセデス | +1:02.093 | 2 |
6 | K.ライコネン | フェラーリ | +1:03.017 | 2 |
7 | D.リカルド | レッドブル | +1:03.634 | 2 |
8 | N.ヒュルケンベルグ | F.インディア | + 1Lap | 2 |
9 | C.サインツ | トロロッソ | + 1Lap | 2 |
10 | S.ペレス | F.インディア | + 1Lap | 2 |
11 | F.アロンソ | マクラーレン | + 1Lap | 1 |
12 | D.クビアト | トロロッソ | + 1Lap | 2 |
13 | E.グティエレス | ハース | + 2Laps | 2 |
14 | R.グロージャン | ハース | + 2Laps | 3 |
15 | M.エリクソン | ザウバー | + 2Laps | 2 |
16 | K.マグヌッセン | ルノー | + 2Laps | 1 |
17 | P.ウェーレイン | マノー | + 2Laps | 2 |
18 | F.ナッセ | ザウバー | + 2Laps | 2 |
19 | R.ハリアント | マノー | + 2Laps | 2 |
- | F.マッサ | ウィリアムズ | DNF | 2 |
- | J.パーマー | ルノー | DNF | 1 |
- | J.バトン | マクラーレン | DNF | 0 |
(動画)ジル・ビルヌーブサーキット バードビューコース解説
カナダGP決勝 詳細
決勝グリッドは3台に降格処分が下されています。
モナコGPで前戦F1モナコGPで起こした事故の責任があるとして、トロロッソ・クビアト、ザウバー・エリクソンに3グリッド降格ペナルティが既に決まっていました。
そして、カナダGP・FP3でマシンをクラッシュさせたルノー・マグヌッセンは、ギアボックス交換で5グリッド降格処分。
これによりクビアトは16番グリッド、そしてエリクソン、マグヌッセンは最後尾21番、22番グリッドでのスタートとなります。
雨の予報もあったカナダGP決勝は、スタート前には止み、マクラーレン・バトンはスーパーソフト、F.インディア・ペレスがソフトを選択した以外、他の20台はウルトラソフトでのスタート。
これまでにも指摘されてきたメルセデス勢のスタートの悪さが今回も出てしまい、その間隙を縫ってトップに立ったのはフェラーリ・ベッテル!
そして、その直後にメルセデスの2台は、またもや互いに接触してしまい、コースアウトしたロズベルグは10番手まで順位を落としてしまいます。
(画像)スタート直後再び同士討ちをしてしまうメルセデス
【順位結果】F1カナダGP決勝 #F1 #f1jp https://t.co/iCHbjVEG3x pic.twitter.com/lLHXk4E4jN
— AUTOSPORT web (@AUTOSPORT_web) 2016年6月12日
ハミルトンはそのまま2番手をキープするも、トップのベッテルはトップ独走態勢。
後方では、8番手上がったアロンソとそれを追うロズベルグのペースが上がらず、トラフィックが発生。
そしてスタートから10周目に、バトンのマシンがエンジンブローを起こし、激しい白煙を上げストップ。
ここでバーチャルセーフティカーが導入され、フェラーリの2台のみがタイヤ交換でピットイン。
(動画)2016カナダGP決勝ハイライト映像
装着義務のあるソフトタイヤではなく、スーパーソフトに履き替えたベッテルは、4番手でコース復帰。
ハミルトンの後ろ、2-3番手を形成していたレッドブル勢を交わし、ハミルトンを猛追します。
差を縮められてきたハミルトンは、24周目にピットイン。ソフトタイヤを装着。1ストップ作戦に出ます。
首位に立ったベッテルは、スーパーソフトタイヤで粘るも、今度は逆にハミルトンに差を縮められだし、27周目にたまらずピットイン。
その後一時は、ハミルトンに5秒差まで迫ったベッテルですが、それ以降は逆に差が広がる展開。
そのままレースは、ハミルトンが2レース続けてトップチェッカーを受け、モナコGPに続く連勝。
2位ベッテル、3位はウィリアムズ・ボッタスが入り、嬉しい今季初表彰台。
4位にはフェルスタッペンが入り、5位に中盤争いから抜け出せなかったロズベルグ。
6位は、ベッテルとの差を指摘されフェラーリから今季限りとの通告を受けていると噂のあるライコネン。
7位には2戦続けて優勝を逃し、カナダでの勝利が期待されたレッドブル・リカルドがパフォーマンスを発揮出来ないままレース終了。
今回は7位までがトップと同一周回フィニッシュ。
ターボチャージャー導入で、特に決勝でのパフォーマンスを期待されたマクラーレンホンダは、アロンソは11位フィニッシュ。
今回、FP1でオイル漏れを起こしていたバトンのマシンは、レース序盤でのエンジンブローでのリタイヤと、ホンダPUの信頼性に再び疑問符がつく状態。
そして、フェラーリのベッテルに対するタイヤ交換作戦は、明らかに失敗に終わっており、モナコGPでのレッドブル・リカルドに続き、みすみすハミルトンに勝利を献上してしまうことになってしまいました。
メルセデスのチーム内の問題、そして作戦ミスとなったフェラーリとベッテルの問題。
レース序盤でペースの遅かったフェルスタッペンに対しリカルドに譲るよう指示があったにも関わらず、それを無視したフェルスタッペンとリカルド、チームの指揮系統の問題等々、今回はレース後に尾を引きそうな出来事の多いレースとなりました。
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