2016F1第4戦「ロシアGP」決勝の模様をご紹介します!
中国GPに続き、またもやスタート直後のターン1~ターン2で、多重クラッシュがあり、一時大混乱となったレースを制したのは、メルセデスのニコ・ロズベルグ!開幕4連勝、昨季から連勝も7に伸ばしています!
そしてマシンの空力面で改良を施してきたマクラーレンホンダはアロンソが6位、バトンが10位に入り今季初のW入賞を果たしました!
【目次】
ロシアGP 決勝
ロシアGP決勝 結果・タイム
P | Driver | Team | Time | Pit |
---|---|---|---|---|
1 | N.ロズベルグ | メルセデス | 1:32:41.997 | 1 |
2 | L.ハミルトン | メルセデス | +25.022 | 1 |
3 | K.ライコネン | フェラーリ | +31.998 | 1 |
4 | V.ボッタス | ウィリアムズ | +50.217 | 1 |
5 | F.マッサ | ウィリアムズ | +1:14.427 | 2 |
6 | F.アロンソ | マクラーレン | + 1Lap | 1 |
7 | K.マグヌッセン | ルノー | + 1Lap | 1 |
8 | R.グロージャン | ハース | + 1Lap | 1 |
9 | S.ペレス | F.インディア | + 1Lap | 2 |
10 | J.バトン | マクラーレン | + 1Lap | 1 |
11 | D.リカルド | レッドブル | + 1Lap | 2 |
12 | C.サインツ | トロロッソ | + 1Lap | 1 |
13 | J.パーマー | ルノー | + 1Lap | 1 |
14 | M.エリクソン | ザウバー | + 1Lap | 2 |
15 | D.クビアト | レッドブル | + 1Lap | 2 |
16 | F.ナッセ | ザウバー | + 1Lap | 1 |
17 | E.グティエレス | ハース | + 1Lap | 2 |
18 | P.ウェーレイン | マノー | + 2Laps | 2 |
- | M.フェルスタッペン | トロロッソ | リタイア | 1 |
- | R.ハリアント | マノー | リタイア | 1 |
- | S.ベッテル | フェラーリ | リタイア | 0 |
- | N.ヒュルケンベルグ | F.インディア | リタイア | 0 |
2016年ロシアGP決勝は、ギアボックス交換で5グリッド降格で7番手スタートのベッテルと、予選Q3でPUトラブルにより走行出来ず10番手スタートのハミルトンの2台に注目が集まりました。
そんな中、前回、中国GPでスタート直後、クビアトの強引な割り込みによりフェラーズ同士で接触、クラッシュとなってしまい激怒したベッテル。
その後、一応の和解を見たものの、今回のロシアGPでは、あろうことかそのクビアトがスタート直後のターン1とターン2で2度もベッテルに追突し、ベッテルはスピンを喫しウォールにクラッシュしストップ。
まさかの0周リタイアとなり、クビアトには10秒ストップのレースペナルティが下され、加えてペナルティポイント3が加算され、累積ポイントで次戦出場停止の処分となりそうです。
そして、ターン1では、後方でも接触があり、Fインディア・ヒュルケンベルグとマノー・ハリアントが1周目にリタイア。
この接触では、ハース・グティエレスにドライブスルーペナルティが下されました。
(映像)スタート直後、クビアトがベッテルに2度も追突!後方は多重クラッシュ!
Race: Vettel crashes out in dramatic Sochi start
(映像:Formula1.com公式HP)
(映像)ロシアGP 決勝ハイライト
Race highlights - Russia 2016
(映像:Formula1.com公式HP)
この大混乱で、レースはセーフティーカーが入り、即座にピットインしタイヤ交換を行ったフェラーリ・ライコネンが、ウィリアムズ・ボッタスをアンダーカットし、3番手に浮上。
10番手スタートとなったハミルトンは、一連の混乱に巻き込まれず、4番手まで浮上。
一方、セーフティーカー導入により、アドバンテージが無くなった同僚ロズベルグは、リスタート後は再び2位以下を突き放し、トップ独走態勢。
ロズベルグはMGU-Kに、トラブルを抱えながらもそのままポールトゥウインで、開幕4連勝を達成。
ハミルトンには水漏れのトラブルが発生するも、最終的にライコネンを交わし、2位でチェッカーフラッグを受け、メルセデスの1-2フィニッシュ。
3番手にベッテルのリタイアによりフェラーリ1台のみとなったライコネンが入り、意地を魅せ、表彰台を死守。
ウィリアムズは、予選まで安定した速さを魅せるも、チームの作戦ミスもあり、ボッタスが4位、マッサが5位で表彰台を逃しました。
そして、スタート直後の混乱を巧く回避しジャンプアップしたマクラーレン・アロンソは、空力アップしたマシンで、6番手フィニッシュ。
同僚バトンも10位に入り、マクラーレンホンダは、今季W入賞で、9ポイントを加算しています。
マクラーレンホンダはここまで、サードドライバーのバンドーンが挙げた1ポイントのみであっただけに、レギュラードライバー2人揃っての入賞は、大きな意味を持ちます。
中国GPから、不安の影を見せ始めたメルセデスのPUの信頼性、そしてフェラーリも開幕からPUにトラブルを抱えており、今後、ホンダPUの信頼性がアップすれば、より上位を狙える可能性が出て来ました。
ロズベルクは、開幕4連勝で100ポイントの大台に乗せる一方、トラブル続きのハミルトンは57ポイントで、4戦目にして43ポイントもの大差が付き、今後のハミルトンとメルセデスの動向が気になります。
また、強引なターンイン、カットインが目立つ最近のレースで、各ドライバーのモラルの問題はもちろん、アロンソの大クラッシュがあったばかりだけに、安全性についても論議を呼びそうです。
(2016F1GP日程・スケジュール レギュレーション改正等記事)
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(F12016シーズン ドライバーズ・コンストラクターズポイント)
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