ゴルフ世界選手権「WGC-HSBC選手権2015」初日の岩田寛、小平智のプレーの模様、全体ハイライト、順位表、ホールアウト後の松山、岩田、小平のコメントをお伝えします。
足の怪我が心配された松山は、3度の池ポチャで2ホールはパーセーブする素晴らしいゴルフで上位を伺う体勢でしたが、上がりの2ホールで崩れ、通算-1、54位T。病み上がりの岩田は通算-2。スタート直後にトラブルとなった小平は通算+2の70位Tでホールアウトしています。
初日、首位に立ったのは「63」でホールアウトした南アフリカのブランデン・グレース。前年優勝のワトソン、スピース、マキロイ、ファウラーらは、通算-4の16位Tに並んでいます。
WGC-HSBCチャンピオンズ 初日 リーダーズボード
WGC-HSBCチャンピオンズ 初日 全体ハイライト映像
youtu.be
(映像:PGA YouTube公式チャンネル)
WGC-HSBCチャンピオンズ初日は、ブランデン・グレイスが、9バーディー、ノーボギーの通算-9で単独首位!
1打差の2位Tに、キスナー、ボウディッチ、オルセンの3人が並んでいます。
通算-7には、ウィレット、リード、ダスティン・ジョンソンの3人で、リードとダスティンは上位にプレッシャーを掛ける絶好の位置に付けています。
そして、偶然ながら通算-4の16位Tに、神経質男で有名になってしまった新鋭の実力者ダニエル・バーガー、昨季王者ワトソン、スピース、マキロイ、ファウラー、ガルシアと、人気・実力者が揃いました。
日本勢最上位は、42位Tの岩田寛。次いで54位Tに松山英樹、70位Tに小平智と苦しいスタートとなりました。
そして、PGA開幕から絶好調だったケビン・ナは、さすがに疲労の影響か初日は70位T。
前週「CIMBクラシック」では単独2位に入ったアダム・スコットは、75位と低迷しています。
初日の小平智の模様
初日、OUTの一番スタートだった小平は、早い時間は、靄(モヤ)が懸かる視界の悪い中でのプレー。
その靄の影響がスタート直後の2番ホールでアクシデントを起こしました。
小平が打ったティーショットは左に曲がり、ハザード地点へ。ティーグラウンドから前進し、ドロップゾーンから3打目を打つも再び左方向に向かいラフへ。
同伴プレーヤー、キャディが探すも見つからず、ボールが跳ねてハザードに入ったと判断し、ラテラルウォーターハザードのラインから再びドロップ、5打目を打ちました。
しかし、次の地点へ歩いている最中に、右側のフォアキャディから小平のボールが右ラフにあるとアピール。
少なくない人数の人達が、小平の3打目が実は跳ねて左に行っておらず、抜けて右サイドまで飛んでいたことを確認していたが、探しているのは1打目だろうと判断し、申し出ず。
ラフで探していた球が、なぜ右ラフにあるのか?ハザードに入ったのではなかったのか?同組のジェームス・モリソン(イングランド)は「いったい今、どの球をプレーしているんだ!?」と、両手を広げて小平に詰め寄った。
競技委員の説明は“左のハザードに入ったとみんなが同意したのだから、その処置した球をプレーすればいい”というもの。結局、2度ハザードに入れたことになった小平は、このホールを7オン1パットのトリプルボギーとした。
(引用:GDO)
思い込みと勘違いが交錯し過ぎたトラブルとなり、その後小平は、9番バーディー、13番でダボを叩くも16番17番では、連続バーディーで、このトラブルが無ければ・・・という一日になってしまいました。
小平智 スコアカード
小平智 ホールアウト後のコメント
「そんなに悪いゴルフじゃなかったけど、あのホールだけ…」「自分が確認しなかったせい」
「あと何十ホールもあると思ってやったし、キレもしなかった」
「コースはそんなに難しいと感じなかったし、良いスコアを出せる手応えはある」
(引用:GDO)
初日の岩田寛の模様
岩田寛 スコアカード
昨季あと1打でプレーオフに進めず、悔しい3位に終わった雪辱を期すべく臨む岩田寛。
OUTスタートの前半5番でバーディーを獲るも、その後9ホール連続パー。
そして15番ではボギーとし、やはり、扁桃炎の病み上がりで我慢のゴルフが精一杯かと思われたが、16番でバウンスバックバーディー、18番でもバーディーを奪取。
終わってみれば3バーディー、1ボギーの「70」で日本人最高位。まだまだ体調は万全ではないでしょうが、日にち薬で、今大会も爆発の予感も感じさせます。
松山英樹 ホールアウト後のコメント
「ショットもパットも中盤は良くなりつつあったが、終盤みたいなミスは最初の方からしてたので、そこはよく我慢出来たなという感じ。トップとの差は大きいので明日からはミスを少なくしていかないと追いつけない」
(上がり2ホールのボギー、ダボフィニッシュについては)「少しもったいなかった」
(明日以降について)「(首位との)8ストローク差を縮めていければ」
(引用:ゴルフネットワークHP カッコ部分著者編集)
ゐ太夫の論
小平の出だし2番の出来事は本当に勿体ないものとなってしまいました。
本人は同伴競技者に詰め寄られ、競技委員が来てからも「言っていることは分かったけど、自分が言おうと思うことは言えなかった」とのこと。
今後、PGAツアーメンバーを目指す小平としては、語学力の必要性を痛感した出来事だったのではないでしょうか?
岩田は、病み上がりで万全でない中でも淡々と我慢のゴルフを重ねていく姿は素晴らしく、前述した通り日にち薬で、3日目、最終日に爆発の予感を感じます。
松山は「らしくない」3度の池ポチャながら、2度はパーで凌ぐ辺りは、改めて世界ランキング15位のプレーだなと感心する次第。
ただ、本人は足の怪我について「問題ない」としていますが、直前まで3連続バーディーでトップ10に入ってきそうな勢いが突然止まり、最後の上がり2ホールであのプレーを見てしまうと、やはり怪我の影響?と穿った見方をしてしまいます。
初日の日本勢3人は、それぞれ苦しいゴルフ、厳しいゴルフとなりましたが、2日目以降、予選カットもないので、思う存分爆発して上位、優勝争いに加わることを期待しています!
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