Number(ナンバー)861号 革命を見逃すな。―大谷翔平と錦織圭 (Sports Graphic Number)
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2014/09/18
- メディア: 雑誌
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このブログでは、初めての書評になる。
私は雑誌も含め、小説、専門書等々、かなりの量の多読であるので、
今後も適宜お勧めの本や雑誌をご紹介出来ればと思っている。
1回目は雑誌の「Number(ナンバー)861号」
元々は「大谷翔平」の特集であったのだろうが、
錦織圭のあの快挙を受けて「緊急特集」を組んだ様だ。
まずは「全米オープン」で準優勝を果たした錦織の特集。
ジュニア時代の師匠である「松岡修三」の特別寄稿があり、
非常に冷静且つ「自分が育てた」的な表現も無く好感が持てる。
錦織がマイケル・チャンと組み今季ここまで急成長した所以
「マラソンマン」「メンタルモンスター」と呼ばれる様になったまでを
丁寧に分かりやすく論評されている。
「総力特集」の大谷翔平に移ると、勿論彼は「二刀流」であるので、
「打者編」「投手編」に分けたユニークな記事、栗山監督や
現役時代、大谷と同じく長身の速球派投手であった「槙原・与田・斉藤和巳」
3氏のインタビュー記事。
そして、普段余りメディアに登場しない「野茂英雄氏」の
インタビュー記事まで、盛り沢山である。
大谷の見た目だけでは分からない、怖ろしいまでの才能の片鱗と
お茶目な部分、そして芯の強さが改めて理解出来た。
3つ目の特集は「田中将大」に代表される、投手の肘の問題。
MLBで大流行?のトミー・ジョン手術の話題まで、
最新のスポーツ医学とスポーツ療法が描かれており、
興味深く読ませて頂いた。
もちろん、他にも「今後のNPBを背負って立つ若手野手達」
「ザックジャパンの壮行試合2試合の観察記」等
盛り沢山の内容だが、あとはお手元に置いて、
お読み頂ければと思う。