先週のOPECの「減産見送り」を受けた「円安」進行の動きは119円台にまで進行。円安進行の動きを好感し、日経平均株価も1万7500円台後半まで上昇。為替・株価ともに「7年4ヶ月ぶり」の円安・株高水準に至っている。
12月に入り、欧米では「クリスマス商戦」にも突入し、先日の「想定外」の「中国の利下げ」も相俟って、国内相場は「衆院選」を睨んでの動きという「特殊要因」はあるが「為替は120円台を突破」するか?日経平均株価は「大納会」に向け、どこまで値を上げて今年を終えることが出来るか?に注目が集まる。
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「ゐ太夫のぶろぐ」では「OPEC会合での減産見送り」を好感する
記事を書かせて頂いた。
その理由や経済効果については、下記拙著記事をご参照頂きたい。
【経済】原油価格急落の中OPECで「減産見送り」になった理由?なぜ? 円安日本経済・株価・安部政権には追風?ガソリン値下がり?家計に好影響? - [ゐ]ゐ太夫のぶろぐ
週明けの国内市場は、まさに「OPEC相場」といってもいい
動きを見せている。
為替・株価ともに7年4ヶ月ぶりという水準にまで達した。
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10月末の「日銀の大幅な金融緩和策」で急上昇を見せた相場が、
先月の「7-9月期GDP速報値」の市場予想を大きく下回る低い数値に、
一時的に「調整が入る」動きとなったが、安倍総理の「消費税増税先送り」の
決定に市場はプラスの評価で、株価は反転しだし「中国の利下げ」
「OPEC減産見送り」と相場へのプラス材料が相次ぎ、円安・株高の動きは
加速している。
ここから例年であれば、欧米の「クリスマス商戦」がプラス材料として
加わってくるが、国内相場は「衆院選」を睨んでのいわば「特殊要因」も
加わってくるため、神経質な値動きになる可能性も指摘される。
ただ、現状「与党有利」は確実性を帯びており、14日の開票結果までに
それを折り込んだ動きを見せることが有力だ。
日経平均株価は、ここ数日17,500円の上値を意識した値動きになっていたが、
週明けの今日の前引けで、この「心理的上値」を超えており、
今後は「17,500円」のラインを下値とし、更なる上昇を目指す動きになるか?に
注目が集まる。
急激な円安には「輸入品目」の価格上昇といった家計に直結するマイナス要因もあるが、
輸出関連企業に「円安メリット」が出るには「タイムラグ」が生じるため、
総合的な差し引きの評価は意見が分かれるところだ。
エネルギー依存度の高い我が国に於いては「原油価格の大幅下落」は、
他の円安による材料高を差し引いても、プラスの寄与度は高いというのが、
個人的な持論でもある。
更なる「円安進行」が進むのか?日経平均は年度末までに「2万円」の大台を
目指す動きを見せるのか?
年末12月の国内相場には、世界の投資家の耳目が集まっている。
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