PGAツアーでは「CIMBクラシック」後の世界ランキングが発表され、松山英樹は10位に入り自己最高位の11位を更新。日本人では1994年~98年以来の尾崎将司以来の18年ぶりのトップ10入りとなり、名実共に世界でも指折りの選手の仲間入りを果たしつつあります!
また、石川遼も長期離脱から国内ツアー復帰で徐々に順位を上げていましたが「CIMB」を10位Tで終え、96位に!約2年ぶりにトップ100に返り咲きました!
また、PGAのメインのランキングであるフェデックスカップランキングでは、松山は3位、石川は23位Tに。賞金ランキングでは、松山は3位、石川は21位Tにランクインしています!
ゴルフ世界ランキング2016 Week43 10月23日発表
順位 | 前週 | プレーヤー | 平均Pt | 合計Pt | 試合 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | ジェイソン・デイ | 12.6354 | 518.05 | 41 |
2 | 2 | ダスティン・ジョンソン | 11.0093 | 495.42 | 45 |
3 | 3 | ローリー・マキロイ | 10.7420 | 451.17 | 42 |
4 | 4 | ジョーダン・スピース | 8.8868 | 462.12 | 52 |
5 | 5 | ヘンリック・ステンソン | 8.3891 | 394.29 | 47 |
6 | 6 | アダム・スコット | 6.8522 | 301.50 | 44 |
7 | 7 | パトリック・リード | 5.9747 | 310.69 | 52 |
8 | 8 | バッバ・ワトソン | 5.7900 | 272.13 | 47 |
9 | 9 | ダニー・ウィレット | 5.6755 | 278.10 | 49 |
10 | 13 | 松山英樹 | 5.5047 | 286.25 | 52 |
11 | 10 | リッキー・ファウラー | 5.4114 | 275.98 | 51 |
12 | 11 | ジャスティン・ローズ | 5.1525 | 257.62 | 50 |
13 | 12 | ポール・ケーシー | 5.1413 | 257.07 | 50 |
14 | 14 | セルヒオ・ガルシア | 4.8479 | 223.00 | 46 |
15 | 15 | フィル・ミケルソン | 4.7580 | 209.35 | 44 |
16 | 16 | ブレンダン・グレース | 4.7462 | 246.80 | 52 |
17 | 17 | ジミー・ウォーカー | 4.6972 | 239.56 | 51 |
18 | 18 | アレックス・ノレン | 4.3885 | 175.54 | 40 |
19 | 19 | マット・クーチャー | 4.3611 | 226.78 | 52 |
20 | 20 | ラッセル・ノックス | 4.2349 | 220.21 | 52 |
21 | 35 | ジャスティン・トーマス | 4.1919 | 217.98 | 52 |
22 | 21 | ブラント・スネデカー | 3.9423 | 205.00 | 52 |
23 | 22 | ブルックス・ケプカ | 3.9246 | 196.23 | 50 |
24 | 23 | ルイ・ウーストヘイゼン | 3.9118 | 191.68 | 49 |
25 | 24 | J.B.ホームズ | 3.8682 | 189.54 | 49 |
59 | 58 | 池田勇太 | 2.3593 | 122.68 | 52 |
71 | 71 | 谷原秀人 | 2.0217 | 103.10 | 51 |
96 | 102 | 石川遼 | 1.5169 | 75.84 | 50 |
241 | 234 | 岩田寛 | 0.7318 | 38.05 | 52 |
惜しくも2週連続優勝は逃したものの、松山英樹は「日本オープン」で32pt「CIMBクラシック」で30ptを獲得し、平均ポイントは「5.5047」
昨季プレーオフの激闘を制しPGA2勝目を挙げた後の世界ランク11位の自己ベストを塗り替え、ついに世界のトップ10人の仲間入りを果たす10位にランクインしました。
そして、松山の世界ランクトップ10は、日本人選手では、あのジャンボ尾崎・尾崎将司氏以来18年ぶりという快挙。
加えて、日本人選手の世界ランキング上位は、1987年の中嶋常幸の4位が最高位で、尾崎将司が96年、97年に5位、87年に青木功が記録して以来、4人目のトップ10入りとなります。
当時は、現在の世界ランキングの計算方法と異なる点があったため、国内ビッグ3がランクイン出来たものの、今の国内ツアーの配点では、かなり難しくなっており、松山のトップ10の価値は非常に高いものと言えます。
松山の上には、ジェイソン・デイ、ダスティン・ジョンソン、マキロイ、スピース、バッバ・ワトソン、アダム・スコットといった錚々たるビッグネームが名を連ねており、松山の下にもファウラー、ローズ、ガルシア、ミケルソン等がおり、今回のトップ10入りの凄さを改めて感じさせるメンバーです。
9位のダニー・ウィレットとは、0.1708の僅差で、8位のバッバ・ワトソンとは、0.2853の差。
次戦は世界ランキングポイントの配点の高い世界選手権「WGC-HSBCチャンピオンズ」だけに、更に順位上昇の可能性もあります!
また、椎間板症でPGAツアーを長期離脱していた石川遼は、それ以前からの成績低迷による100位圏外から、約2年ぶりのトップ100返り咲きとなる96位。
松山に次ぐ日本勢2番手は、59位の池田勇太、3番手は71位の谷原秀人がおり、早く松山に次ぐ2番手までジャンプアップしたいところです!
PGA FedExカップランキング2017 TOP25 10月24日
順位 | 前週 | プレーヤー | 試合数 | ポイント | 優勝 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 8T | ジャスティン・トーマス | 2 | 575 | 1 |
2 | 1 | ブレンダン・スティール | 2 | 533 | 1 |
3T | 2 | パットン・キザイア | 1 | 300 | - |
3T | - | 松山英樹 | 1 | 300 | - |
5 | 15T | デレク・ファサワー | 2 | 214 | - |
6 | 3T | スコット・ピアシー | 2 | 196 | - |
7 | 3T | ポール・ケーシー | 2 | 173 | - |
8 | - | アニルバン・ラヒリ | 1 | 163 | - |
9 | 22T | キーガン・ブラッドリー | 2 | 138 | - |
10T | 3T | マイケル・キム | 1 | 134 | - |
10T | 3T | ジョンソン・ワグナー | 1 | 134 | - |
12 | 7 | ケビン・ナ | 2 | 117 | - |
13 | - | マーク・リーシュマン | 1 | 110 | - |
14 | - | T.Wアスウェーゲン | 2 | 88 | - |
15 | - | ジェームズ・ハーン | 2 | 80 | - |
16 | 26T | エミリアーノ・グリロ | 2 | 76 | - |
17T | 8T | コディー・グリブル | 1 | 75 | - |
17T | 8T | クリス・カーク | 1 | 75 | - |
17T | 8T | マーティン・レアード | 1 | 75 | - |
17T | 8T | フィル・ミケルソン | 1 | 75 | - |
21 | 66T | アーロン・バデリー | 2 | 66 | - |
22 | 15T | ハロルド・バーナーⅢ | 2 | 66 | - |
23T | - | ラファ・カブレラ・ベロ | 1 | 62 | - |
23T | - | 石川遼 | 1 | 62 | - |
23T | - | キム・シウー | 1 | 62 | - |
23T | - | ラッセル・ノックス | 1 | 62 | - |
23T | - | アダム・スコット | 1 | 62 | - |
2017PGAツアー2戦目「CIMBクラシック2016」を終えたFedExカップランキングでは、単独2位のポイント200ptを加算した松山が3位T。
石川遼は、10位Tの配分されたポイント、62ptが加算され、23位Tに入っています。
石川は、公傷制度が認められての出場だけに、20試合で399ptのノルマが課されており、今回の62ptで、残り19試合で337ptを稼げば、FedExポイントによる今季残り試合の出場が認められます!
PGA 獲得賞金ランキング TOP25 10月24日
順位 | 前週 | プレーヤー | 試合数 | 賞金額($) | 優勝 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 8T | ジャスティン・トーマス | 2 | 1,422,000 | 1 |
2 | 1 | ブレンダン・スティール | 2 | 1,133,900 | 1 |
3 | - | 松山英樹 | 1 | 756,000 | - |
4 | 2 | パットン・キザイア | 1 | 648,000 | - |
5 | 15T | デレク・ファサワー | 2 | 502,000 | - |
6 | 3T | スコット・ピアシー | 2 | 438,000 | - |
7 | - | アニルバン・ラヒリ | 1 | 406,000 | - |
8 | 3T | ポール・ケーシー | 2 | 360,800 | - |
9 | 22T | キーガン・ブラッドリー | 2 | 312,000 | - |
10T | 3T | マイケル・キム | 1 | 288,000 | - |
10T | 3T | ジョンソン・ワグナー | 1 | 288,000 | - |
12 | - | マーク・リーシュマン | 1 | 280,000 | - |
13 | 7 | ケビン・ナ | 2 | 247,550 | - |
14 | - | T.W.アスウェーゲン | 2 | 225,750 | - |
15 | - | ジェームズ・ハーン | 2 | 203,000 | - |
16 | 66T | アーロン・バデリー | 2 | 162,300 | - |
17T | 8T | コディー・グリブル | 1 | 162,000 | - |
17T | 8T | クリス・カーク | 1 | 162,000 | - |
17T | 8T | マーティン・レアード | 1 | 162,000 | - |
17T | 8T | フィル・ミケルソン | 1 | 162,000 | - |
21T | - | ラファ・カブレラ・ベロ | 1 | $150,000 | - |
21T | - | 石川遼 | 1 | $150,000 | - |
21T | - | キム・シウー | 1 | $150,000 | - |
21T | - | ラッセル・ノックス | 1 | $150,000 | - |
21T | - | アダム・スコット | 1 | $150,000 | - |
松山は「CIMBクラシック」の単独2位賞金、756,000ドル・約7,825万円(1ドル=103.5円換算)を獲得し、賞金ランク3位。
石川は10位Tの賞金155,000ドル・約1,553万円が加算され、21位Tとなりました。
ゐ太夫の寸評
松山はもちろん、石川もFedExカップ、賞金ランク共にトップ25にランクイン。
今後はリハビリ期間中に行ったスイング改造の効果をPGAツアーのコースにフィットさせ、早く、今季出場権を確定させてしまいたいところです。
優勝してしまえば、文句無く出場権確定となり、来季シード権も獲得出来るため、筆者の実感としては、ここ数年で一番良い状態にある石川がPGAツアー初優勝を決められる可能性が高まってきていると見ています。
松山に関しては、世界ランクトップ10を守っていくことは非常に難しいことではありますが、メジャー制覇を本気で狙ううえでは、トップ10圏内に居続けることは、重要であり、目安でもあります。
「年間3勝出来る人が初めてメジャーを勝てると」いう言葉もあり「CIMBクラシック」では惜しかったとはいえ、早くレギュラー優勝を挙げ、もう1勝したくらいでメジャー初戦の「マスターズ」に臨みたいところです。
まずは、トップ選手が集う「WGC-HSBCチャンピオンズ」で、どの様なゴルフを魅せてくれるか?
大注目の大会となりそうです!
(松山英樹「WGC-HSBCチャンピオンズ2016」TV放送予定・ネット配信・結果速報・賞金・組合せ・ペアリング・概要)
www.idayu.jp
(松山は単独2位!石川は10位T!「CIMBクラシック2016」最終日)
www.idayu.jp
www.idayu.jp
(松山英樹 今後の出場予定・スケジュール)
www.idayu.jp
(PGA 2017 新シーズン ツアースケジュール・日程)
www.idayu.jp
(石川遼 今後の出場予定・スケジュール)
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